pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

志の輔らくご in PARCO2023@PARCO劇場Q列センター

2023-01-28 22:10:50 | 志の輔らくご

久しぶりの志の輔らくご正月PARCO。

新作「まさか」は、師匠の言葉へのこだわりで大笑い。2席目の狂言落語では狂言とのコラボで楽しませてもらいました。茂山千三郎門下の鈴木実さんとのコラボ。やっぱりうまいなあ師匠✨予定を大幅に超える3時間、たっぷり聴かせていただきました。

ロビーにはヤマザキマリさんによる師匠の肖像画。

この肖像画作成には、間に山下達郎さんが入っているそうです。人脈もさすが✨✨

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージカル『キングアーサー』@新国立中劇場1階キングシート6列センター

2023-01-24 21:34:07 | 観劇/コンサート

日本版台本・演出:オ・ルピナ
翻訳・訳詞:高橋亜子
音楽監督:竹内聡
振付:KAORIalive
美術:二村周作

キャスト

アーサー:浦井健治
メレアガン:加藤和樹 
ランスロット:太田基裕
グィネヴィア:小南満佑子
ガウェイン:小林亮太
ケイ:東山光明
マーリン:石川禅
モルガン:安蘭けい

あらすじ

その昔、英国の偉大なる王、ユーサー王がこの世を去り、王を失った英国にはサクソン族が侵入し危機が迫っていた。魔術師マーリンは混沌としたした時代に終止符を打つことができる新の王を王座に就かせるべく動き出す。

自らが王の血筋であることを知らずに育ったアーサー。騎士決闘場に義兄ケイの従者として赴いたアーサーはマーリンによって導かれ、伝説の剣エクスカリバーを抜くことになる。真の王として、平和と幸せを夢見て立ち上がるアーサー。

一方で、次なる王に就く野望を抱いていた最強の騎士メレアガンは、目の前でアーサーに剣を抜かれたことで、王の座を奪われ、さらには、婚約者であるグィネヴィアの心までも奪われてしまう。希望とプライド、人生の光を奪われたメレアガンは邪魔者アーサーを地獄へ突き落し、再び自らの人生を取り戻すことを心に誓う。さらには、異父姉モルガンと若き騎士ランスロットの登場でアーサーは新たな運命と立ち向かうことになる。


アーサー王、魔法の剣エクスカリバーといえば、ずーっと昔に見たディズニーの「王様の剣」を思い出します。登場人物の名前も少し違いますが、主人公を導く魔法使いの名前は同じマーリン。石川禅さんがこの物語を上手にひっぱっていました。先日のチェーザレ同様、ベテランの安定感は半端なし。

しかしながら、この作品では若手もすごく良かったです。歌声もダンスも厚みがあり、殺陣もハラハラするほどのド迫力。新国立中劇場の舞台狭しと剣を舞うように振る姿が本当に美しく迫力満点。かっこいい!

魔法の剣エクスカリバーを引き抜いた者が王になれるということを信じ、修行を重ね最強の騎士となったメレアガン加藤和樹さんのソロ、すごい高音のシャウトに度肝を抜かれました

NHKのはやウタでキングアーサーメドレーを聴いたばかりでしたが、生で聴くとまた迫力半端なく、鳥肌たちました。しかし、あんなに頑張って抜こうとして抜けなかったエクスカリバーを、マーリンの思惑かかってるとはいえ騎士でもなく、ただお兄ちゃんについてきただけの浦井くんアーサーがあっさり抜くの見たら腹たちますよねまあ、だからって八つ当たりみたいによその国を荒すのはだめだけど。

その上、自分のものにしようとしていたお姫様までアーサーにもって行かれちゃうんだから、自分は神に愛されない奴とひねくれるのもしょうがないかも。そのひねくれ方がビジュアルにどんどん加算されていくのもすごい。メレアガンこわい

でもさ、自分を救ってくれた上に王妃の座まで約束されてたのに美男ランスロットに傾くグィネヴィアだめじゃないですか。いくらなんだってね〜

実はアーサーの姉であるモルガン安蘭けいさん、怖いです。。復讐に燃え、アーサーを破滅させようとあれこれ企むんだけど、最後は。。やっぱり誠実さは勝利するということですかね。愛した妻に裏切られ、悲しみのどん底にあっても許しを忘れない大きな心の王に成長していくアーサーそのさまを歌声で表す浦井くんもすごい。貫禄さえ感じました。

湖の騎士ランスロットの美しさに女性はみんなメロメロってことでしたが、私はアーサーにぴったりついているガウェインが素敵たったなあ玉木宏さんにどことなく似た面差しのガウェイン、小林亮太さんは舞台版鬼滅の刃で主役の竈門炭治郎だったとか。ちょっと観たかったかもこの方の剣さばき、本当に美しかったです

ダンスもコーラスもかっこよく、ストーリーもわかりやすく、久しぶりにもう一度観たい!と思える作品でした。今回キングシート特典で、プリンシパルキャストのポストカードセットもいたたきました。得した気分

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェーザレ〜破壊の創造者@明治座1階14列下手

2023-01-21 21:35:12 | 観劇/コンサート

 

 

原作:惣領冬実
『チェーザレ 破壊の創造者』 (講談社「モーニング」連載)
原作監修:原基晶

脚本:荻田浩一
演出:小山ゆうな
音楽:島健

中川晃教(チェーザレ・ボルジア)
橘 ケンチ[EXILE](ミゲル・ダ・コレッラ)

山崎大輝(アンジェロ・ダ・カノッサ)
風間由次郎(ジョヴァンニ・デ・メディチ)
近藤頌利[劇団Patch](ドラギニャッツォ)
木戸邑弥(ロベルト)

藤岡正明(ダンテ・アリギエーリ)

今拓哉(ロレンツォ・デ・メディチ)
丘山晴己(ラファエーレ・リア-リオ)
横山だいすけ(ハインリッヒ7世)

岡幸二郎(ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ)

別所哲也(ロドリーゴ・ボルジア)

山沖勇輝(アンリ)
武岡淳一(ランディーノ教授)

石井雅登/植木達也/大久保祝臣/小原悠輝/後藤光葵/高山裕生/
中島大介/溝口雄大/矢木俊也/山川大智/渡部又吁/
安里唯/小野田真子/篠崎未伶雅/平川はる香/横関咲栄(五十音順)

あらすじ

1475年、ローマ。ボルジア家の領袖ロドリーゴは、結婚を許されないヴァチカンの枢機卿という身分でありながら、一人の男児を授かる。その子の名はチェーザレ・ボルジア。「罪の子」と呼ばれながら煌めく才智と美貌を備え、政争渦巻くヨーロッパの統一を夢見て歴史にその名を残した男の誕生であった。
1491年、16歳になったチェーザレは、ピサのサピエンツァ大学に在籍していた。学内ではメディチ家のジョヴァンニが率いるフィオレンティーナ団、好戦的なフランス団、そして、チェーザレ率いるスペイン団など、学生達が出身地毎に牽制し合っている。それは、実際にイタリア半島で覇権を争う諸国の王侯貴族達を見るようでもあった。
その頃、ヴァチカンでは教皇インノケンティウス8世崩御の時が迫り、次期教皇選を睨んだ派閥争いが繰り広げられていた。キリスト教の最高位である教皇の座を巡り、激しく争うロドリーゴと宿敵ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ。チェーザレは、父を教皇の座に着かせるため、そして、その先にある自らの理想を実現するために頭脳戦に身を投じていく。まずは選挙の鍵を握るピサの大司教ラファエーレ・リアーリオを籠絡すること。さらには、選挙権を持つ枢機卿の座を約束されているジョヴァンニの票を得るため、メディチ家との絆を深めることを画策するのだった。
それぞれの思惑が交錯する中、果たしてチェーザレは知と力の戦いに打ち勝つことはできるのか。


2020年春、無茶苦茶いい席がとれて喜んだのも束の間、コロナで中止に、なったチェーザレ。お目当ての宮尾俊太郎様は今回ご出演ではなかったのが超残念ではありますが、浜町の駅に降り、ハタハタとはためくキャストののぼりを見るとテンションあがりました

今日はおけぴとセディナの貸し切り公演とのことで、もしや友人も?と思ってLINEしたらビンゴ!エスカレーターの上り口で待っていたら、大事な先輩にもお会いできてびっくりするやら嬉しいやらでした。

惣領冬実先生の原作は読んだことがなく、今回は世界史の予習もなし。なのでストーリーを追うことはあきらめて、アッキーはもちろんのこと、久しぶりの今拓哉さん、岡幸二郎さん、藤岡くん、別所さんの歌声を堪能することを目的に。

いや、本当に美しかったですベテラン陣のレクイエム4重唱だけでもチケット代の元とれた気がします。

チェーザレ、中川くんは小柄ながら立ち姿もすっとして美しく、庶子として生を受けたという出自などものともしない凛とした貴族の御曹司。チェーザレとはカエサル(Caesar)のスペイン語読みとのことです。なんと期待のこもった命名。その歌声の心地よいことずーっと聴いていたいほどでした。

「破壊の創造者」というサブタイトルを感じさせるのはもうちょっと先の物語のようです。ちゃんと原作関連マンガを読んできた友人によれば、これはチェーザレの青春時代のひとコマを切り取った作品のようだとのこと。なるほど。続編あるかしら

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョン王「リラックスパフォーマンス公演」@シアターコクーン1階E列センター

2023-01-17 23:36:51 | シェイクスピア

作 ウィリアム・シェイクスピア

演出 吉田鋼太郎

小栗旬/吉原光夫/吉田鋼太郎/中村京蔵/玉置玲央/白石隼也/高橋努/植本純米/廣田高志/坪内守/水口テツ/間宮啓行/塚本幸男

あらすじ

イングランド王ジョンの下へ、先王リチャード1世の私生児だと名乗る口の達者な男が現れる。ジョンの母エリナー皇太后はその私生児“フィリップ・ザ・バスタード”を親族と認め従えることを決める。
そこへフランス王フィリップ2世からの使者がやってくる。ジョンは、正当な王位継承者である幼きアーサーに代わってイングランド王となっていたが、王位をアーサーに譲り、領地を引き渡すように要求しにきたのだ。それを拒んだジョン王は、私生児を従えてフランスと戦うために挙兵する。
まんまと王族の仲間入りをした私生児は、権力者たちの愚かなふるまいを鼻で笑いながらも、戦争へと巻き込まれていく。
アーサーの存在が疎ましいジョン王は、腹心の臣下であるヒューバートに、恐ろしく非情な命を下す。
この決断が、ジョン王と私生児の運命を大きく狂わせるのだった。
権力者の思惑に振り回され、世界は混迷を極めていく……


この回は新しい試みで、リラックス・パフォーマンスと銘打って4歳以上の子供たちや視覚・聴覚障害などで劇場空間での観劇に不安のある方や観劇が初めての方にも安心して楽しめる公演となっており、上演中の出入りや音をたてることなどもOKとなっていました。公演前には通常にはない様々な案内パンフが配られ、ホリプロの職員と手話通訳の方が舞台上でこの作品の概要や公演の趣旨などの簡単な説明がありました。聴覚障害のある方には字幕を表示したタブレットの貸与などもあったようです。この説明で、この時代のイングランドは日本で言うと鎌倉時代と聞き、どこまでも「鎌倉殿」だなあと思ったりして

私は直前まで松岡和子先生のちくま書房版「ジョン王」を読んでいましたが、やはり役者の体を通った台詞はすごい。ずずーんと入ってくる感じです。

既にあちこちで書かれているように、舞台後方の開けっ放しの搬入口(?)から、赤いパーカーの小栗旬登場!直前にトラックが横切ったので、そこから降りてくるのかと思っちゃいました

現代の若者が渋谷の街からジョン王の時代へすうっと入って違和感のない不思議。歌うジョン王と歌舞伎テイストの皇太后。ジョン王吉原さんの歌声にうっとり。これから次第に情けなさ全開になっていくとは思えない品の良さ、立ち居振る舞い

去年観た「冬のライオン」で、ジョン王がヘンリー二世の三人の息子の一人で、長兄がリチャード獅子心王、次兄がジェフリーでヘンリーも愛人がフランス王の娘というようなことがなんとなく頭に入っていたのでわかりやすかったのですが、そうでなかったらこのごちゃごちゃした人間模様がよくわからなかったかも。。この時代の王家って、いろんな国と結婚で関係を作っているのでまじわかりにくいです。フランス皇太子とラブラブになるブランシュはスペイン王の血を引いているし、ジョン王の側近にオーストリアの侯爵もいるしで、人物相関図をガン見しないとごちゃごちゃになりそう

さいたまの「ジョン王勉強会」で松岡先生が、この作品の面白さは「言葉、言葉、言葉の応酬です!」とおっしゃっていたのがよーくわかりました。とにかく長台詞多い!そんな中でも二幕最後の私生児フィリップ(後にリチャード)の「狂った世界!狂った王たち!狂った妥協!・・・」のモノローグは聴きごたえありました。小栗くんすごい!私利私欲でころころと態度や方針を変える王たちへの怒りや自分自身の中にあるものの気づきなどを爆発させる姿にどどーんと魂持っていかれました。口先だけでなく、全身で語る小栗旬、すごい!貫禄つきましたねえ。。立ち姿も惚れ惚れします。

そして周りを固める蜷川作品常連の廣田さん、間宮さん、坪内さん、鈴木アッキーほんとに外れなき安定感。 

また、刺客としてアーサーを狙いながらも深い情をみせるヒューバート、高橋務さんに鎌倉殿の13人の殺し屋「善児」を感じました

フランス皇太子ルイの白石さん、素敵でした長台詞がちょっと苦しそうでしたが、品のある王子。これからが楽しみです一目ぼれのお相手が月川くんだったらなあ。。

横田さんの不調で急遽吉原光男さんの御出演になったせいなのか、ところどころで歌が。吉原さんだけでなく小栗くんも坪内さんも、白石くんも純米さんも玉置玲央さんも。・・・でも、ちょっとなあ。。吉原さんの最初のだけでよかったような。。。私見です。

客席には盲導犬(聴導犬かも?)もいました。おとなしくて、大勢の人たちの中でも静かに行動していました。えらいなあ。思わず撫でてあげたくなるのをこらえました。また、後ろの席にいたお子さんが「帰りたい」と言ってましたが、今回はそんなささやきもあって大丈夫なリラックスパフォーマンス公演なんだと思えば不思議と気になりませんでした。むしろ、あの子、ボタボタ落ちてくる肉塊や人間、怖くなかったのか心配しちゃいました。

カーテンコールでは、素に戻りにこやかにお辞儀をするキャストの中で、ひとりフィリップ・バスタードなままの小栗旬。。やがて・・という、ちょっと衝撃的な終わり方で、心がざわつきました。吉田鋼太郎さん、ウクライナを意識した演出だったと感じます。兵士の銃口がまっすぐ私に向けられているようで、鳥肌が立ちました

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナショナルシアターライブ「レオポルトシュタット」@シネリーブル池袋

2023-01-12 15:04:59 | 観劇/コンサート

感動しました!やっぱり日本人が演じるのとはひと味違うリアリティNTLバンザイ!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桂米團治独演会@銀座ブロッサム1階9列上手

2023-01-08 21:50:50 | 落語・講談

毎年恒例のお正月独演会、今年も行ってまいりました。お正月らしい演目。筋金入りの鉄道マニアのしん吉さんの「みどりの窓口」は、リアルに時刻表どおりのダイヤで話が進んで行きます。これ、結構すこい!

そして何と言っても米團治さんの小倉船!長唄に歌舞伎の所作、賑やかな鳴り物満載なのにSFちっく。ほんとすごい。こんなのなかなか聴けませんて。大満足の1席でした。

新年初笑い。今年は笑って過ごせる1年でありますように。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショウ・マスト・ゴーオン配信を観る

2023-01-06 22:33:52 | 観劇/コンサート

【作・演出】三谷幸喜
【出演】
三谷幸喜 尾上松也 ウエンツ瑛士 新納慎也 小澤雄太 今井朋彦 小林隆 藤本隆宏
シルビア・グラブ 峯村リエ 秋元才加 井上小百合 中島亜梨沙 大野泰広 荻野清子 浅野和之


「萬マクベス」を上演する、ある劇団の舞台裏で起きる本番中のアクシデントの連発に、スタッフたちが右往左往する物語。

 

この舞台、思わぬ良席がとれていて、ものすご~く楽しみにしていたのですが、小林隆さん、シルビア・グラブさん、浅野和之さん、鈴木京香さんと、次から次へと体調不良の方が出て、まさか鎌倉殿の呪いかと勘ぐりつつも、三谷さんご自身が次から次へと代役をされて乗り切ってくださっていたので、私のチケットもきっと大丈夫と思っていた矢先。。。その日ばかりは都合がつかないとかで、まさかの公演中止。がーん

エリザベートに続いてまさかの中止って、そりゃないでしょうよ〜

。。。ってことで、泣く泣くeプラスのStreamingチケット購入。

面白かったです。正直。松也さんも浅野和之さんも期待どおりのぶっとび加減。鈴木京香さんの代役を三谷さんがどうやってと思いましたが、あの演出家はもともと男性の役だったとかで、多少のぎこちなさはあるものの、大きな違和感なし。次から次から巻き起こるトラブルに爆笑。役者さんもみんな楽しんでる様子が伝わってきました。

でもね〜でもね〜

やっぱり生でみたかった〜いつまで続くのコロナあ。。

な〜んて泣いてたら、ジョン王も私のチケットの公演日、中止。。立ち直れません

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする