昨年の梅雨明けも間近の頃、兎にも角にも小編1000回を超えた。
で、それを記念してと言えば聊か大袈裟だけれど、これまで何度もトライしては挫折したルーヴル美術館への<小さな旅>を思いついた、ものの、決められない悪癖で愚図ぐずと。
漸(ようよ)う<出発>したのは “ 大暑 ” (7/21)過ぎ、しかも、いざ駆け足を始めたものの酷暑もあってふらふらと、道草に加えて寄り道に回り道、一年で一番寒い頃とされる “ 大寒 ” (1/21)近くになって漸くゴールも視野に。
約半年間、何やかやの45回の旅も、過ぎてみればあっけなかったような気もしないでもない。
幾ら絵に興味のない方でも芸術の都パリを訪ねられた折には、盛期ルネッサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の傑作を、多くのギャラリーの頭越しにしても覗かれたことがあるのでは、と旅の初めに書いた。
その絵画史上最も名の知られた肖像画、ここルーヴルでの正式名称は聊か長く「フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像」、通称「ラ・ジョコンド」。
ドノン翼は “ 展示室6 ‐ 国家の間 ”、ガラス箱の中から<ミステリアス>な微笑みを投げかけているが、その前は彼女に魅入られた人で引きも切らず・・・。
ルネッサンス・文芸復興の花開くフィレンツェの<サンタ・マリア・ノヴェッラ教会>で産声を上げ、終生、父なる画家と離れることなく、ともにフランスに渡ったとされるこの女性、改めて紹介することもないと思う。
と、いうことで今号で芸術の都パリ、その美術の殿堂ルーヴルとひとまずお別れ。
これまでのアクセスに感謝し、はて、ペトロ とカタリナ の小さな旅は何処へ・・・?「乞うご期待!」 と、聊か陳腐な台詞で旅のメモ帳を旅行鞄に仕舞うとしますか。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1091
※ 「駆け足ルーヴル(23) ‐ 続・ドラクロワ」へは、<コチラ>からも入れます。