ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

雨上がりの街 ‐ 道草ルーヴル(4)

2015年11月25日 |  ∟フランスの美術館

 小雨の午後も遅くなってのこと。
 然(さ)したる予定もなく暇を持て余したペトロ にカタリナ、珍しく 「散歩なら付き合ってもいいよ」と言う。
 で、シャルル・ドゴール広場、通称<エトワール広場>まで、やって来たお上りさんふたり。

 凱旋門への地下道が見つからず、少しうろついたものの屋上に上がるための切符売場に着いた。
 屋上階に登らない人は無料らしいこの門、エレベータで最上階へ運ばれ、そこからは階段を登る。

     

 ここで案内書の受け売り、1806年にナポレオンの提案で着工、36年に完成した高さ49.54m、幅44.82mの門、壁面にはナポレオンの戦いや義勇軍の出陣を描いた彫刻で飾られている。

 屋上階はその3分の1ほどが補修工事中、昼過ぎからの小雨も折よく上がった。
 西空から差す光が雲を染め、シャンゼリゼ通りなどの幾何学的に庇が揃った建物が薄桜色に変わる様は、一枚の泰西名画を見る思い。

     

 西を見れば副都心、ビジネス街ラ・デファンスの高層ビル群(左)、ブローニューの森から遠くなだらかな稜線が続き、北東に目をやれば遠くに午前に訪ねたモンマルトルの丘に白亜のサクレ・クール寺院(中二枚)が。
 南に視線を移せば、画面左手にナポレオンの棺も置かれるアンヴァリッドの黄金色に輝くドーム、エッフェル塔の鉄のレース(右)が望めた。

 ところでエトワール広場、なんと12本の大きな通りがロータリーで繋がってるんだって。
 それにしても、「高いとこって好いなあ」「・・・??」。  (この稿、続きます。)
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1059

 ※ 「道草ルーヴル(3) ‐ 高いとこはお嫌い?」へは、<コチラ>からも入れます。


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