ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

もう初夏?

2016年04月20日 | 

 今日(4/20)は、二十四節気のひとつ “ 穀雨 ”。
 暦の本によれば、“ 穀物を育成する暖かい雨が降る頃とされ、草木も芽吹きから葉を育てる時季に差し掛かる ” とある。

 狭いベランダだが、カタリナ が慈しんで育てていた花。
 逝った冬に、可哀想にもその殆どを駄目にしてしまったけれど、その後、残った僅かな鉢に水を遣ってきた。
 親は無くとも子は育つ、とは言い得たもの、春の訪れとともに綺麗な花を咲かせてくれた。

    

 ところで今日は、週初(4/18)のイレウスもどきで、ブログを書くのが少ししんどい。
 で、大切に草花を育てている方にはレベルが違い過ぎて詰まんないだろうけれど、その花を見て頂いてお仕舞い。

    

 今日は全国的に皐月晴れの知らせ、早い所では田植えも始まったよう。
 穀雨が終わる頃には、面白くもちょっぴり悲しい<ちゃんちゃかちゃんの歌>の “ 八十八夜 ” (5/1)、そして、それが過ぐれば短い春も終わり “ 立夏 ” (5/5)だ。

 ここ数日、落ち込み気味のペトロ、また、次回から元気に投稿するつもり、ご覧下されば嬉しい。
 明日(4/21)は西の方からまた雨、熊本地方にも強く降るようだが、元気を出して頑張りましょう。
 Peter & Cat、herine’s Travel. Tour No.1122

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ぽんこつ

2015年07月10日 | 

 若い頃、小部だが<社内誌の編集>に携わっていたことは何年か前に書いた。
 その一環として、社員を対象に講演会を企画、講師に女医で俳人でもある H さんを招いた。

 何分古い話で、その講演の内容は殆ど憶えていない。
 が、おぼろげな記憶を辿ると、医師としてよりも俳人としての話が中心で、スペインに旅行された折に詠まれた句を何作か披露された。

 その中のひとつに、

  泰山木ドン・キホーテの国に咲く

 が、あった。
 初夏のスペイン、カタルーニャ地方などでは終(つい)どドン・キホーテの像を見かけたことがないので、多分、ラ・マンチャ地方、それもマドリードで詠まれたのではと勝手に思っているのだが。

 先だっての<ミュンヘン行>でも、美術館が建ち並ぶ辺りは緑豊かな公園、芝生では日向ぼっこを楽しむ人が多いと書いた。
 国民性の違いなのか、芝生でうら若き女性、それもひとりふたりじゃなく。が上半身ビキニの水着で日向ぼっこをしているのに遭遇?目の保養じゃなかった驚かされた。

 H さんも、恐らく半世紀以上も前のこと、そんな明るく大らかな景色を眺めてびっくりされたのでは。
 勝手序に、この句にはそんな思いも込められているのかも、と解釈しているのだが、どうなんだろうか。

 とまれこの「泰山木」、梅雨の晴れ間に自転車を転がしていたら、少し高いところから届く甘い香りに驚いて見上げると、大振りの真っ白な花弁が初夏の青い空に何とも似合ってい、爪先立ち、腕を伸ばしてレンズを向けた。

 ところで、腕を伸ばすと言えば、ぽんこつ酔狂、お粗末にも右腕の肘から手首に掛けて痛めてしまった。
 PCを打つのも聊か辛く、実を言えば本稿も専ら左手の指一本?で打っている。

 で、予め準備していた “ ドナウの旅 ” をアップ為(し)終えれば、暫くお休みを貰おうと思っていたのだが、内服薬と外用薬とラジオ体操で、ビールのコップが持てるほどに?も回復、それで、短く!投稿した次第。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1001

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花の界は、春?

2015年01月23日 | 

 週の初めの日(1/19)のお昼前、“ 寒の内 ” とは思えないほど穏やかで、日差しが心地よかった。
 で、この間に用を済まそうと阪神西宮まで出たのだが、その序に大阪食文化の華? ” 粉もん ” が食べたくなって、駅中のお好み焼き店、鶴橋風月を覗いた。
 この店、ようやくランチタイムが禁煙になり、入るのに抵抗感がなくなった。

 キムチと豚肉の炒め物「キムチポッカ」を頼み、それを肴にビールを飲み乍らお好み焼きが焼き上がるのを待ったが、席から見渡せる範囲には、流石に昼日中からコップを傾ける爺さんは見当たらないよう。
 普通こういうのって、不謹慎って言うんだろうなアと思い乍らも、なあに誰に迷惑かける訳じゃ、と開き直り。 

    

 ところで、昼間からビールを頼んでも、店員さんもそこは商売、内心は別にして「いや」は言わないよなア、なんて下らんこと考えていたら、大昔のことを思い出した。

 母親がため息交じりにしょっちゅう言ってた、曰く、「はいと言わないんだから」。
 よかれと意見してくれてるのに、いつも返事は、「いいや」と「でも」ばかり。

 そんなことをぼんやり思い出し乍らビールを飲んでいたら、何年か前に投稿した<通過儀礼>を思い出し、3歳の頃のR君と似たもの同士だよなアと、今になって申し訳なくも恥ずかしくもなった。

   

 ビールと炭水化物でお腹もくちくなって、ぶらぶらと散歩がてら帰る道すがら覗く花屋さんの店先、「早咲きの桜」や「菜の花」「チューリップ」などに模様替え? 花の界は、春爛漫かな・・・?

 写真は、プリムラのなかの一種「ポリアンサ」。
 花の本によれば、プリムラ(Primula)は、“ primo = 一番目の ” が語源だそう。
 早春、他に先駆けて咲くことかららしく、その花言葉は、愛は饒舌じゃなかった、“ 無言の愛 ” だって!
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.924

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さっさ、と

2014年07月04日 | 

 以前に書いたアシタニ虫のこと。
 何かにつけ気持ちが乗らないとき、明日やったらいいやん、何にも今せんでもええやんと耳元で囁いてくれる。

 横着でずぼらなペトロ、直ぐに、そやな!と折り合いをつけ、楽なこと、楽しいことに気持ちを向かわせる。
 賢明な皆さんは、こんな便利な虫は飼っておられないと思うけれど、この虫、一旦心の片隅に湧いたら生半可な気持ちでは消えてくれないから厄介。

 A1 A2 A3

 ところで食後の片付け、自分が食べ散らかした物ながらうんざりすることしばしば。
 取り分け、お酒やビールを聞こし召し、いい気分の時はなおさら。
 食洗機に入れたらいいようなもンやがそれすら億劫、それに、箱に入れている内に終わる程の嵩なのも何となく癪だ。

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 そんなとき、アシタニ虫の弟分のアトデ虫が囁く反対側で、誘惑から守ってくれるのがクレナイ虫。
 いくら待っても誰もやってくれませんよ!と囁き、さっさとやっちまいましょうね!とお尻を叩いてくれる。

 独居老人に不審のことあらば、家のそこらじゅうがTVに晒されるようなご時世。
 お腹に業突くものを抱え、何時なんどきそれが蠢きだすか判らない身としては、誰もやってくれへん!てなことぶつくさ言いながら、不測の事態に備えカタリナ のエプロン、それが丈が合わずにつんつるてん。に、袖を通すのである。

 C1 2

 前号でこのまま梅雨明け?と書いた途端に、らしさを超えて暴れ梅雨の様相。
 ところで、知恵もなくまたかの<紫陽花繚乱>、出し遅れの証文みたくにならないうちに投稿しておかなきゃ。
 お仕舞の写真、八つ手みたいな葉っぱに横向きに咲いたストックみたくの、「柏葉紫陽花」って知ってました?
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.830

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to do List、その後 ‐ 想い出のカタリナ

2014年05月19日 | 

 昨年の夏の初め頃のこと、カタリナ から一枚の紙を渡され、なんだろう、まさか恋文? なんて七夕様を前に浮かれた気持ちで受け取ると、“ ミニ薔薇の植え替え ” と書かれていたこと、<届いた to do list>(07/02/)で投稿したが、覚えて頂いているだろうか?

 その後、七夕様の日、お休み(脚注:ガラシア病院への見舞のこと)を貰って、夙川教会の主日(日曜礼拝)ミサに出かける前にミニ薔薇の植え替えをしたこと、<約束>(07/09)で書いた。

 A1_2 A2

 その夏はせっせと水を遣り育てていたのだが、秋が足早に行く頃、喪失感に何もかもが嫌になり、また寒くなって億劫にもなり、他の鉢も含め見捨てた訳じゃないが、見て見ぬ振りをして過ごしてきた。
 ベランダに洗濯物を干すにつけ取り込むにつけ、これらの鉢、どう始末しようか? なんてことばかり考えていたように思う。

 そんな折、<春は届く>(03/16)に、椿の様子を尋ねるコメントを頂いた。
 正直にその時の気持ちを返したが、あかんよなあ、一生懸命でなくともせめて普通程度の世話はしなきゃあ、と悔やんだ。

 B1 B2  

 待ち焦がれた春が来て、多くは枯らしたものの椿が淡い桃色の花を付け、花筏が、洋蘭が咲き、春蘭がのこのこと花茎(かけい)を伸ばし可憐な花を咲かせた。
 そしてミニ薔薇、夏の足音とともにシルクのような花弁を開いてくれた。

 今、聊か大袈裟で陳腐だが、親はなくとも・・・、むしろ、親貧しくして孝子・・・、の心持ちで花に感謝、カタリナの、「ねっ、ちゃんと応えてくれるでしょ」の声に励まされ、せっせと水を遣っている。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.810

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椿と春蘭

2013年03月27日 | 

 彼岸も過ぎた月曜の夜のこと。
 帰宅するやいなや、N さんが稽古にお持ち下さったという椿、嬉しそうに見せる。

 片付けを終えて、おもむろにパソコンを立ち上げさかんに何やらを調べている様子。
 暫くして、「ねっ、この椿じゃない?」と画面をこちらに向ける。
 「う~ん、少し紅が多いのでは」「そうかな? じゃ、これは」と見せたのが、 絵姿という名らしき椿だった。

 A_esugata B_ogura

 大輪の椿 絵姿?と、小倉遊亀さんの「盛られた花」(部分)

 翌朝、件の椿、開き始めたばかりと思っていたのだが、大輪の艶やかな姿に変貌していた。
 この椿を見て、日本画家小倉遊亀さんの絵を思い出した。

 丁度二年ほど前だろうか、画伯の<没後10年の回顧展>を、兵庫県立美術館に訪ねたことがあった。
 静物画で椿を主題に描かれた絵が多く、それらは画家の意図なのかどうかは分からないが平板に見えた、と当時は思ったのだが、今、絵姿という名の椿を前に、それらの絵が鮮やかに脳裏に浮かんで、改めて画伯の筆力を感じ入った。

 E_syunran F_syunran_2

 春蘭、全体に控えめ、一寸に満たないほどの花弁がいっぱしの表情をみせる

 同じく N さんからという「春蘭」、洋蘭の華やかさはないが、葉陰にそっと小さく咲く素朴さが好ましい。
 下手な写真だが、椿とともに愉しんで頂ければ嬉しい。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.592

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満開!

2013年03月16日 | 

 先だって、待ちきれずにアップした<沈丁花>。
 金曜、土曜と暖かい陽射しに恵まれて満開になった。

 W_jintyouge R_jintyouge 

  少し育ちが遅かった白、ようやく・・・       ♪ 赤は、今、まさに満開!

 で、「暇だね」と嗤われつつも、「ここまで追跡したんだから、気持ち分らなくもないよ」の声に励まされ投稿した。
 Peter & Catherine’s Travel. Optional Tour

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照り葉

2012年11月05日 | 

 裏磐梯で秋に染まってきた。

 照り葉に気圧されるようにシャッターを押したが、そのままパソコンの中に仕舞っておくのは少し悔しい。
 で、巧くもない写真だが、素材の素晴らしさを少しでも楽しんで頂けたらと思い投稿した。

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 弥六沼に黄葉が影を写す
 
紅葉に日輪、優しい陽をそそぐ

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  この色は緋
 
この色は朱と黄 

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 そして、緋と朱と黄のグラデーション
 ♪ ハンモックに揺られながら秋色に染まる

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  浅葱(あさぎ)色の芝生にちりばめた紅葉
 
燃えるような満天星躑躅(どうだんつつじ)

 今年の紅葉は綺麗と評判、関西ももう直ぐ美しく粧うことだろう。
 夜来の雨に洗われ秋の優しい陽射しに葉が緋や朱や黄に光る様を、一足先に感じとって貰えたならば嬉しい。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.535

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紫陽花繚乱?

2012年06月23日 | 

 紀伊半島に上陸した台風4号は、あっという間に列島を駆け抜けて東北沖へ。
 続く、台風5号、低気圧に変わったものの梅雨前線の影響で、西日本の各地に大雨の被害をもたらした。

 21日の天声人語氏、“ ハイドランジア = 水の器の属名を持つ花にも、さすがに限度があるらしい。しこたま雨に打たれた道端のアジサイが、やれやれといった顔で残りの風に揺れていた ” と書いていた。

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 そのアジサイ、学名でハイドランゲア・Hydrangea というらしい。
 ギリシア語の hydro = 水 と angeion = 容器 に由来するらしく名付けて妙とも思うが、少し風情が損なわれるような気がしないでもない。
 ちなみに、英語では Hydrangea と綴り、ハイドレインジア と発音するらしいが、はて?

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 ここはやはり、紫陽花 とするのがこの花に似つかわしいと思うのだが。
 ところで、一般に花びらに見えるものは、花の最も外側にあって蕾みのときは内部を包み保護する萼(がく)らしく、カタリナ ならずとも「そうなんだ」と驚く。

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 カタリナがお茶のお仲間の皆さんから嬉しくも、日を置かず種類や色の違う紫陽花を頂いた。
 「そんな、大袈裟な」と嗤われつつも名付けて “ 紫陽花繚乱 ” 、鬱陶しい梅雨のひと時、皆さんのお慰めになるや否や??
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.481

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大谷美術館の庭

2012年01月20日 | 

 カタリナ が、奈良の初釜の折、ミサの帰り道に<大谷記念美術館>に寄ったことは書いた。

 この美術館、正式には「西宮市大谷記念美術館」といい、西宮市が運営管理している。
 市に在住するシニアならば入館料が無料と言う大変嬉しい美術館でもある。

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  美術館への道、垣根です       正面玄関

 以前にも書いたが、昭和電極(現エスイーシー)元社長の大谷竹次郎氏が土地・建物、美術作品を寄贈されたコレクションを広く一般に公開するため、1972年・昭和47に西宮市が開設した。

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  建物に一歩入ると、まずこの景色が目に飛び込んできます

 和風邸宅の良さをそのままに、エントランス・ロビーから流れる小さな滝を楽しむことができる。                                                                                                  

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  大きなガラス窓の向こう「石と水と松」、屏風絵のようです

 私宅跡ということもあって美術館としては少し狭いけれども、水と緑の美しい庭園を持っている。

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  石を穿った枡形からあふれた水が池に向かって流れ落ちています

 今開催されているのは、「新春によせて」と称し、近代の日本画・油彩画を約60点を展示。
 出品目録によれば10点ほど寄託作品があるが、展示作品の大部は自前の所蔵作品で、地方の小さな美術館として質は高い。

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  いたるところに蝋梅が         蹲のある庭です          ♪ 水琴窟の庭です

 開催中の「新春によせて展」のことは何れ別の機会にアップするとして、今回は庭を紹介したい。

 と、言っても、造園に格別の知識もなく、むしろ、「ど」が付く素人なのだが、ここにはなんと言ってもエントランス・ロビーからか眺める「水と石」「松と梅」、そして、もうひとつが、「蝋梅と万両」が主役だと勝手に思っている。

 下手な写真だが、少しでも寄贈者大谷さんの好みを感じて頂ければ幸い。
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.427

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