太平洋のまだ大道芸やっています

大道芸パフォーマーの太平洋です。お仕事の依頼などはjug5taiheiyou@yahoo.co.jp

アヴィニョン演劇祭11日目(2016)、その2

2016-07-25 19:00:42 | パフォーマンス
7月17日(日)、アヴィニョン演劇祭11日目、その2。

夜のパフォーマンス中に、ちょっとしたハプニング発生。
何故か街灯が付きません。
薄暗いし盛り上がりに欠けるのは何故だろうなどと考えていたら、パフォーマンス場所を挟むように立っている街灯が両方とも点いていませんでした。
ちょうど暗くなる時間帯(夜9時頃)に始めていたので、これは一大事。
すぐに持ってきていた照明を点けて、最後までやりきりましたが。
困ったのは後のパフォーマー。
一応、他の場所は点灯しており、道を歩くくらいならば不自由がない程度に明るくはあるのですが。
パフォーマンスをするためには、目立たなすぎます。
とりあえず直後はモモ。
迷いなく、自分の照明を貸します。
照明がスポットライトのようになり、逆に薄暗いこたとが良い雰囲気になります。
その後のダンスチームも使いましたが、途中で照明のバッテリーが切れました。
しかし、3人組で盛り上げ役とダンサーが分かれている効能と、お客さんは集まった後なので、最後までやりきっていました。
時間は11時。
本来ならこの日は、日曜日なので12時過ぎまでやれる日ですが。
照明がなくては、場所が暗くては歯が立ちません。
チャレンジしようとして諦める者。
場所を変える者。
自分的には3回とも良い日でしたが、広場全体としては、ちょっぴり悲しい感じで終わっていきました。
























アヴィニョン演劇祭11日目(2016)、その1

2016-07-25 18:33:59 | パフォーマンス
20日(水)の朝9時にアヴィニョンを去り、同日にシャルルドゴール空港よりカタール航空、カタール(ドーハ)経由で日本へ出発。
そして21日(木)の夜11時頃、成田空港に飛行機が着陸。
入国ゲートを出たのは12時頃。千葉駅行きの深夜バスにギリギリ間に合い、22日(金)の午前2時過ぎに自宅着。
金曜日の午前、というか木曜日の深夜に帰国してから、丸3日、そろそろ4日経とうとしていますが、時差ボケが酷いです。
土日は現場で色々な人に心配をされつつも、無事にパフォーマンスしましたが。
基本的には最低限のエネルギー消費で生きています。
そして、このようにブログの記事をまともに書くのも久しぶり。
時系列的には、フランスでの記事が後3日分残っています。
そこで遡って、そこから書いていきます。

7月17日(日)
アヴィニョン演劇祭11日目
この日、一番印象深かったのは、トニーに1年ぶりに出会ったこと。
彼は昨年はチームで劇場公演をやっていた、その合間に広場にやって来ていたので、時折話していました。
全身入れ墨。筋肉ムキムキの見た目はイカツイ彼ですが、イメージ的には「さわやか好青年」という感じです。
ちなみにTシャツを着ると上手い具合に入れ墨が隠れます。
基本的には上裸なので(笑)ある時Tシャツを着て現れたら、一瞬誰か分かりませんでした。
結局、この日しか出会えなかったので、写真を撮ってもらって良かったです。
写真では分かりづらいですが、ハイビスカスのような花の付いたカワイイ帽子を被っています。そんな彼がいアイスクリームを食べている姿は、隠し撮りしたかったです。
彼は、ハンドルがないタイプのセグウェイに乗って倒立したりクロコダイルしながら、グルグル回ります。

そんなこの日の日中の気温は34度。
アヴィニョンらしくなってきました。

自分のパフォーマンスも、今年のフランス用に改変して、それが馴染んできた感じがします。
子供に皿回しをやってもらう流れ。
拍手の欲しいところで、それをもらうための間の作り方。
サイズの小さい扱いづらい綱渡り台。
日本とは違う所が多く苦慮した日もありましたが。それらの答えが体に入ってきました。
この日も、暑いうちから頑張ったのでパフォーマンスは3回できて、3回とも良い内容でした。

次の日がフランスでパフォーマンスをする最後の日と決めてあり、そしてその日は辛めの月曜日ですから、この日に納得できるようなパフォーマンスができて良かったです。




























アヴィニョン演劇祭10日目(2016)、その4

2016-07-17 20:45:44 | パフォーマンス
16日(土)
アヴィニョン演劇祭10日目
3回目のパフォーマンスです。
その前に食べた、白身魚フライ乗せ、餡かけ焼きそば。美味しかったです。

夜のパフォーマンスにも慣れてきました。
夜は、お客さんのテンションが上がって盛り上がります。
しかし当然、ジャグリングはやり辛く、ミスが重なればお客さんは帰りやすい、良い面と悪い面の両方ある時間帯です。

しかしながら、この回は絶好調。
360度お客さんに囲まれて、歓声と拍手を頂くのは本当に芸人冥利に尽きます。

さて、この3回目。
先ほど警察に止められたのにやっているのは何故でしょうか?

順を追って話しますと。

まず前述の通り、警察から今日はフィニッシュだと言われました。口論はありましたが、パフォーマー達も警察には勝てず。ダンサー達のリーダー的存在、キモが私の肩を叩き「すまないが今日は終わりだ」と言いました。
そして警察も帰り、道具を片付け始める私。
するとまたキモがやってきて言います。
「さて、10分待とう。10分後に再開だ。安心しろ。警察が来ても俺らがいるから」。
フラン人の思考回路って、本当に素敵です。
まあ、でも私は彼らを信用しています。
なんかあっても助けてくれるだろうと思うので、再度準備。
ただ外国で何かあると怖いので、10分ではなく15分待ってのリスタート。
ちなみにその待っている間に「もう大丈夫だ。行け」「いや、もうちょっと待とうよ」なんて会話を2回ほど交わしましたが(笑)

そしてけっきょく、その後、私も他のパフォーマーも普通にやれました。

警察もフランス人。
一度注意したら、自分の仕事は終わったと、あまり関与しないのかもしれません(笑)




















アヴィニョン演劇祭10日目(2016)、その3

2016-07-17 14:04:06 | パフォーマンス
16日(土)、続き
9時くらいに3回目。
と思ったら、警察がやって来ました。
そうしたらなんと、音楽がうるさいとクレームが入ったから、今日はもうこの場所での大道芸は終わらせろとのこと。
危機を察知して駆けつけるフラン人のダンサー達。
当然のように警察と口論。
早口のフランス語で何を言っているかは分かりませんが、たぶん、コイツだけは日本から来ているやつだから、ショーをやらせてやれよ。音は小さくする。みたいな感じだったと思います。
今までも警察から音量で注意を受けていたことはありますが(私ではなく、ダンサー達が)。
止めろというのは初。
しかし口論しても「フィニッシュ」は覆らず。
落ち込み、うなだれるパフォーマー達。


アヴィニョン演劇祭10日目(2016)、その2

2016-07-17 13:51:45 | パフォーマンス
Frederic came here,and saw my spectacle.
I was happy to meet him.
I could do a good show.

我が家主、ピエールの親友にして、一緒にラベンダー畑に連れて行ってくれたフレデリックが、大道芸を観に来てくれました。
スベっている時でなくて、良いショーができている時で本当に良かったです。

合間に食べたのは砕いたマーブルチョコの乗ったクッキー。外はサクサク、中はしっとりの美味しいクッキーでした。