汀亭 遠音近音でランチ

2015-03-19 00:00:30 | 市民A
福山の鞆の浦といえば古の時代から天然の港だった。瀬戸内海を行き来する船が悪天候で避難したり、商業港としても有名だ。幕末には坂本竜馬のいろは丸が幕府の船と衝突し、この沖合で沈没して、補償交渉が行われている。

そして、観光地鞆の浦を代表する宿が「遠音近音」。これを「をちこち」と読む。ことばの意味は、遠くの音と近くの音が混じり合って聞こえるという単純な意味もあるが、さらに今の音と過去の音、太古の音などが混じり合う場所という意味だそうだ。中世日本では、このあたりは海賊の跋扈する地だった。海賊に殺された人々の叫びも聞こえたりする。

ホテル代は一室5~7万円とハイグレードで、全室のベランダに露天風呂が付いている。

ところが、その高級旅館に泊まらずにランチを食べに行くという安上がりな事態になった。


とはいえ一人1枚超ではある。

そしてそこにあったのは、・・・

幻の高級日本酒である『獺祭』。

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はっきりした味で自己主張が強い。今まで飲んだどの日本酒とも違う味だ。

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さらに、魚介類の刺身のツマがワサビの葉。ワサビの味がするからと勧められるがままに味わうが、こちらは予想ほどは辛くない。窓からは対岸の島が望める。画像の一角には小さな船が写っているが、龍馬の「いろは丸」と自称している。もちろんニセモノであり、引き揚げたわけじゃない。


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