外国人が選ぶ名所ナンバー1

2017-06-18 00:00:59 | たび
外国人が選ぶ日本の名所ナンバー1を3年連続で獲得しているのが、京都の伏見稲荷だそうだ。(TripAdvisor Gallery)

ちなみに、2位が広島の平和記念資料館、3位が厳島神社、4位が東大寺、5位が京都のサムライ剣舞シアター、6位が新宿御苑、7位が奈良公園、8位が金閣寺、9位がアキバフクロウ、10位が清水寺。以下、箱根彫刻の森美術館、高野山奥之院、禅林寺永観堂、三十三間堂、栗林公園、白谷雲水峡、成田山新勝寺、浅草と続く。

別に、外国人の趣味を調べるためではないが、伏見稲荷に行ったことがないことを思い出し、速攻で攻めることにした。JRの駅前だし。

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それに、自分はかねがね日本人だと思っていたのだが、最近、日本人の考え方がどんどん妙な方向に変わっていて、いつの間に平均的な日本人ではなくなったように感じていたので外国人風情を感じてみようかと思っていたのだが、思った通り、伏見稲荷は東京の築地場外と同じように外国人街になっていた。

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この赤を統一カラーとしたのが受けるのだろう。過密都市伏見という感じだ。千本鳥居が有名だが、鳥居のトンネルに入ったら最後、歩き続けるよりない。自動車専用道路のように、行と帰が別のトンネルの場所もあるし、同じ鳥居の中をすれ違う場合もあるし、自撮りする人が非常に多いので、中は大渋滞だ。写すと言っても腕を伸ばさないとトンネルの先が展望できない。

ここに来なくても、東京赤坂の日枝神社にも同様のロケーションがあって、深夜でも通り抜けできることを知らないのだろうか。

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そして、この神社を特異な雰囲気にしているのが、「狐」だ。犬のようにも見えるが日本の犬はもっと太いのが多い。

しかし6割方は中華圏の方々が、この鳥居を果てしなく歩いて丘を登るのだが、何を祈るのだろうか。果たして概念的な事象について祈る文化があるのだろうか。

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参考のため、絵馬ならぬ絵狐を拝見すると、漢字、英語、ハングル、その他見たことのない言語が溢れていて、ほとんど意味不明だ。ただ、見慣れぬコトバ、一つ一つの単語の意味はなんとかわかっても、単語の羅列を組み合わせても、祈りの内容はほぼわからない。人間の寿命なんてわずか数十年なのに、それぞれがまったく異なる夢を追い続けて生きていることだけが、なんとなく感じられ、背中が、すーっと寒くなる。狐さまって・・・