Summer | |
Windham Hill Records | |
Windham Hill Records |
これは、さっき久しぶりに出てきたアルバム。う~ん、懐かしいです。
ジョージ・ウィンストン及びウィンダム・ヒル・レーベルといえば、流行ったのは80年代から90年代ってところだったか。オーナーのウィリアム・アッカーマンをはじめ、何人か著名なアーティストがいたけど、やっぱりこのジョージ・ウィンストンが一番人気で、特に『オータム』が中でも有名なアルバムだった。
ぼくにとっても、当時聴く音楽がクラシック一辺倒という状態が次第に自分の中で苦しくなってきて、かといってほかにどんな音楽を聴いたらいいか分からないという時期に、このジョージ・ウィンストンは最初に耳に入ってきた音楽だった。
で、当時代表的なアルバムをいろいろ聴いてみた中で、この『SUMMER』は、オータムほど耳に残る曲がない分、逆に構えることなくスッと入って浸ることができたCDだったと思う。
でも、それがいつの間にか思い出すことが少なくなってしまい、今やウィンダム・ヒル・レーベル自体が、中古屋で見つけたとしても(実際、かなりよく見かけるけど)ほぼいつも最安値、みたいな状態。ぼく自身もいつも素通りしてしまっていた。なので、実はさっきこうしてCDの山の中から発見された時も、よっぽど他のCDを聴こうかと思ったんだけど、でもちょっと待てよと気が向いて聴いてみると、ずいぶん遠ざかっていたせいもあってか、素晴らしく美しく感じる。
いやあ、この昔のゆったりした生活のリズムを思い起こさせるような、しっかりとゆるぎないテンポ感。いつもその正反対に焦っているばかりみたいな自分には、何だかむしろズシリと響いたりもします。
これからは、もう少し頻繁に帰ってくるようにしたいなあ。
George Winston, Summer - Loreta and Desiree's Bouquet - Part 1