BENJAMIN KOPPEL(as) EYTHOR GUNNARSSON(p) HOMMY ANDERSSON(b) ALEX RIEL(ds)
これは、10年以上前にジャケ買いで入手して、その後もジャケットが良いのでしまい込むのがもったいなくて、そのおかげでたまに出てきては聴き返していたCD。
そして、聴く度に演奏のほうも少しずつ耳に入ってきて、今ではかなり沁みてきた感じ。正直刺激があるようなタイプの演奏じゃなくて、かなり保守的といってもいいのかも知れないけど、でもかなり好演奏なのではないかと。
最初に聴いた当時は、せいぜい ALEX RIEL の名前を見知っていたかどうかというくらいの時期で、ジャケットもレトロ感があるしリールはベテランのほうなので全体に古めのCDなのかと思っていたけど、でも気づけば2005年の録音だし、フロントの BENJAMIN KOPPEL はぐっと若い世代だったらしく、自分が入手したのもまだ発売されて数年経ったくらいだったという計算に。
当然ながら黒さなど微塵もなく、いかにも北の方のヨーロッパの保守的なジャズの雰囲気が良く出ているし、中でも冒頭からフロントの BENJAMIN KOPPEL のサックスがすごくフレーズの流れが自然で表現も豊かに感じて、つい普通に聴き入ってしまう。
それと、やっぱりこのジャケット・デザイン。
気づけばこれ、「Nordin Design」というシリーズの3番目の番らしく、先ほどレーベルのHPで調べてみたら、1と2のジャケットも良い。ただ、これまで見た覚えがないということは、ややレアなCDなのか、単に気づかなかっただけか(この『レイキャビック・レコーディング』はすごくよく見るんだけど)。
でも、これは演奏の内容抜きでも、ちょっと欲しい気がするなあ。
↓(1曲目と2曲目です)
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Tufted Duck In The Atlantic