On a bench ブログ

ようこそ、当ブログへ。ジローと申します。
 毎日毎日、たくさんのCDやLPを聴いて過ごしております。

聴いたCD クリス・ミン・ドーキー:リッスン・アップ

2024年02月08日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 今日は、クリス・ミン・ドーキーの「リッスン・アップ」というCDを聴く。

 ジャンルとしては、一応はジャズで、経歴を読んでもひと言目に「ジャズ・ベーシスト」と書かれているのだが(兄弟のニルス・ミン・ドーキーも著名なジャズ・ピアニスト)、実際は狭い意味でのジャズの人ではなくて、ジャズをベースにしつつも様々なジャンルのミュージシャンと共演し、自分の音楽にもそられの要素を取り入れるというような、ある種ポップス的と言っていいような印象。

 このアルバムでも、日頃の人脈の広さを活用してジョン・スコフィールドやケニー・ギャレットなど豪華なゲストを迎えつつ、多彩なミュージシャンのキラーチューン的な曲ばかりを集めて演奏している感じ。

 しかし、それらの曲が選曲も演奏もイチイチかっこよくて、特にぼくが日頃聴いていないジャンルの曲が多いために、一層かっこよく感じてしまう面もあると思うのだが、聴くたびに「えっ、この人は何なんだ?」と驚きつつ興味を抱いてしまう。

 しかしそれでいて、その後いつのまにか忘れてしまい、気づくと数年が経ってしまっているのはなぜなんだろう・・・、なんてことをさっき思ったわけですが(笑)。

 でもまあ、こんなことを恐らくもう10年以上は繰り返しているので、いつのまにかはっきりと親近感を覚えるようになってきた感じです。

The Dapper King

Rain

Rocks

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聴いたCD Ed Bennett : Portland Calling

2023年08月10日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Ed Bennett (b) Paul Mazzio (tp,flh) Tim Willcox (ts,ss) Dan Gaynor (p) Tim Rap (ds)

 今日は、以前からちょっと好きな、アメリカの地方もののジャズを聴いてみる。

 このエド・ベネットは、アメリカ西海岸はオレゴン州ポートランドで1990年代から活躍するベーシストで、この「SAPHU」レーベルのオーナーでもあるということ。

 個人的には、以前最初に出会った『bleus for Hamp』という盤が気に入って、それ以来こうして他の盤を見つけたらチェックするようにしています。

 

聴いたCD Ed Bennett : Blues For Hamp - On a bench ブログ

BluesForHampEDBENNETTSAPHUKentGlenn(p) EdBennett(b) DickBerk(ds)今日は、ちょっと渋い感じのジャズを聴いてみる。ベース・リーダーのピアノ・トリオ盤で、そのEdBennett...

goo blog

 

 で、今回はトランペットとサックス入りのクインテットになるのだが、さすがベテランといった安定感の中で、この人の音は何と言うか、演奏もしっかりとしているのはもちろん、フレンドリーで陰が無く、楽し気な雰囲気があるのが好きな理由。

 基本的には非常にオーソドックスな演奏で、黒さが全くないところなんかはウェストコースト的な遺風を感じることができるのかもしれない。

 ニューヨークとかの尖ったジャズもいいけど、こういう小ぢんまりしながらも地に足をつけたジャズが聴けるのが地方ジャズのいいところなんじゃないかなあ、なんてことを思ったりしながら聴いております。

Portland Calling (feat. Paul Mazzio, Tim Willcox, Dan Gaynor & Tim Rap)

Blues by Southeast (feat. Paul Mazzio, Tim Willcox, Dan Gaynor & Tim Rap)

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聴いたCD ザ・ウェス・モンゴメリー・トリオ

2023年04月23日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Wes Montgomery (g) Mel Rhyne (org) Paul Parker (ds)

 ウェス・モンゴメリーの未聴盤を聴く。

 ウェス・モンゴメリーは、このところYouTubeなどでちょこちょこ聴くことはあったけど、こうしてアルバムをしっかり聴くことは久しぶりかも。

 でもって、実はこれ彼のデビュー作だったようで、しかも名前はよく聞くがこれまでなかなか出会えなかったメルヴィン・ラインがオルガン演奏というのがちょっと珍しい。というか、この二人はインディアナポリスでの同郷だったということで、このコンビはある意味必然だったのか。

 しかし、そのメルヴィン・ラインのオルガンがゴテゴテしてなくて、柔らかい音が非常にギターと良く合ってすごくいい感じ(こういうオルガンだったら、普段からもっと聴けるんだけど)。

 で、たぶん足のペダルがベース的な低音の役目をしていて、手でのいわゆるオルガン演奏との二役的なプレーをしているから、最初ベースがいないと気づくまでに何分もかかってしまった。

 そして演奏している曲目も、デビュー盤だからか有名曲が多くて、それがいちいち良いメロディーばかりなのも非常に良い。

 デビュー盤なら、普通はもっと意気込みや緊張感が演奏に出たりしまいがちなところを、最初からこれだけ聴き手をリラックスさせるような演奏ができる点が、やっぱり才能ということなのかなあ。

'Round Midnight

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聴いたCD Charlie Byrd : Guitar Artistry of Charlie Byrd

2023年02月22日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Charlie Byrd (g)  Keter Betts (b)  Buddy Deppenschmidt (ds)

 去年あたりから何気にちょこちょこ聴いているチャーリー・バード。今回は、1960年録音(リバーサイド)のギター・トリオ盤。

 かつては、そのボサノヴァ調がちょっと苦手だったチャーリー・バードだけど、今ではそれも徐々に慣れてきた感じ(といいつつ、今回もジャズの有名曲中心の演奏なんだけど)。

 で、そのスタンダード曲は明るい曲調の曲が多いのだが、しかし演奏は、はっきり言ってかなり重々しいほうというか。とにかく、ベース、ブラシ中心のドラムスを含めて、臨場感のある生音がダイレクトに耳に響いてきて、一音一音が重みを持っているかのような存在感を感じる。

 しかし、そんな決して明るくはなく、浮ついたところも全くないいぶし銀ともいえるような音が明るいスタンダードを演奏しているギャップが、例えて言うと苦くて濃いコーヒーと甘いお菓子の取り合わせのように混ざり合って、かなり独特な雰囲気を醸し出しているように聴こえる。

 気づけば、パソコンであれこれしながら、かれこれ一週間くらいボーッと聴いてしまっていた。

Taking A Chance On Love

 

Nuages

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聴いたCD CHARLIE BYRD : BLUEBYRD

2022年10月19日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Charlie Byrd (g) Joe Byrd (b,vo) Wayne Phillips(ds)

 久しぶりにチャーリー・バードを聴く。

 実は、チャーリー・バードはジャズを聴き始めの頃、ほとんど最初に出会ったギタリストのうちの一人だったのだが、顔立ち(だけですが)から何となくちょっと古くて保守的な感じのジャズを予想していたところ、聴こえてきたものがボサノヴァ調の曲ばかりだったのがちょっと違和感があって、すぐに遠ざかってしまっていた。

 どうもぼくにはジャズに限らず生真面目に物事を考えてしまう面があって、正統派から外れたようなものは取りあえず敬遠してしまうクセがある。

 ただ、そうは言いつつ、その後もそんなボッサぽい盤もたまにちょろちょろと聴いてはいたのだが(有名な「ジャズ・サンバ」とかを含めて)、今回この盤をたまたま見つけて聴いてみると、これまでで一番ジャズっぽいジャズが聴こえてきたのでちょっとビックリ。

 最初、ちょっとギターの音が固めかなあとも思ったのだが、それも聴くにつれて馴染んできて、いつの間にかついついリピート(ていうか、全体で35分くらいしかないので、けっこうあっという間に1回終わってしまう)。

 それでいて、曲目はエリントンからガーシュウィン、ブラジルのショーロがあったり自作曲があったり、弟(?)のヴォーカル入りの曲だとかけっこうバラエティに富んでいるので、そういう意味でもじっくり聴く実感が来る前に終わってしまう、というか。

 全体的にはきっとボッサ寄りの盤が多い中では、この盤ってどちらかというと例外的な盤に数えらえるんだろうかね。

Charlie Byrd Trio - Soft Lights and Sweet Music

Nice Work If You Can Get It

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聴いたCD Joshua Breakstone : A Jamais

2022年06月28日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Joshua Breakstone (g)  Louis Petrucciani (b)  Joel Allouche (ds)

 これは、ここ1週間近く、外出時用ポータブルプレーヤーを占領してしまっていたCD。

 日頃ギターのジャズが好きでよく聴いている中で、時々地味なベテランのギタリストの演奏が、特に何かをしているわけではなく、いつも通りのすごくシンプルなプレーをしているだけなのに、それが全く非の打ちどころがなく、あまりにも易々と完璧な演奏をしているように思えて、もしかしてギターってすごく簡単な楽器なのかな、なんて思ってしまうことがある。

 まさに、この盤もそんな演奏で、演奏自体は正攻法というかはっきり言って地味というか、派手なところは一切ないのだが、しかし一方ではこれ以上何も工夫する余地がないと思うほどの完成度で、気づけばついつい何度も繰り返し聴いてしまっていた。

 この Joshua Breakstone はニュージャージー出身、ニューヨークで長年活躍し、Barry Harris の秘蔵っ子と呼ばれた時期もあったのだとか。

 バップ系のギタリストっていう表現がけっこう出てくるけど、すごくメロディアスで旋律が一切破綻しない感じで、実際はかなり速弾きの曲もあるのだが、ただボーッと気持ちよく聴いている限りでは、心拍数もほぼ一定でいつまでも弾き続けられるんじゃないか、みたいな余裕にも思えてしまう。

 ネットを検索していると、かなり頻繁に来日しているようで、 コロナ前は各地でいろいろとライヴを行っていたもよう。リーダー作も10枚以上ある中で、この盤はフランスに渡っての録音だったらしく、リズム隊の2人もフランス人。ベースの Louis Petrucciani という人物は、あの有名なピアニストの兄弟なのだそうです。

 また、作曲のセンスも良くて、例えば下の曲なんて、本当にこの人のオリジナルなのかなと疑ってしまうほどのいいメロディー。何だか、ずっと前から知っているような気がしてきて仕方ないんだけど。

Taken For Granted

B's Way

A Jamais

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聴いたCD ロン・カーター:ピッコロ

2022年05月29日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)
 

 Ron Carter (piccolo bass) Kenny Barron (p) Buster Williams (b) Ben Riley (ds)

 我がジャズ黎明期における最初の愛聴盤のひとつ、ロン・カーターの「ピッコロ」を久しぶりに聴く。
 
 もっぱらクラシックのピアノ音楽で育ってきた自分が、ジャズという未知の音楽を聴いていくということは、ある意味ではそれまでよく知らなかった、もしくは苦手だと思っていた楽器に少しずつ慣れていくという行程でもあったと思うわけだけど、そういう意味では、このベースは最も早く耳に馴染んできた楽器だった(もともと低音の楽器が好きで、クラシックでもチェロが好きだったりしたせいもあるかもしれないが)。
 
 で、なぜ最初にロン・カーターだったかと言うと、当時ロン・カーターは例えばバッハの「無伴奏チェロ組曲」をベースで弾いたりと、何枚かクラシック系の録音を残していて、以前から顔と名前を知っていたから。
 
 で、当時何枚か彼の盤を聴いた中でも、この2枚組(最初に聴いたのはLPだった・・・ん?、LPやぼくが持っているCD(VDJ-25033/4)には「ブルーモンク」も入っているのに、上のCDの曲目には見当たらず。もしかして再発売の際に1枚にまとめるために、削られたんだろうか)は留保なしに「カッコいい!」と強烈に思えた録音で、以後彼の盤を中心に、しばらくベースのプレーヤーの盤をあさり始めるという、全くジャズの王道から外れた道を歩むことになったのでした(笑)。
 
 とはいえ、当時はまだジャズの常識も何も分からなかったので、この盤が耳に入ってきたのも、まだ苦手だったサックスなんかの管楽器が入っていなかったことが大前提だったと思うし、当然何の考えもなくただ聴いているだけだったので、例えば「ピッコロ」というアルバム・タイトルも、いつのまにか「そんな曲がどこかにあったっけ?」と思っていたほど(実際はロン・カーターはここでは「ピッコロ・ベース」という、小型のベースを演奏していて、メンバーにはもうひとり普通のベースを弾いている人も参加している)。

 曲は、一見ぼんやりしたテーマの曲が多いんだけど、ライブであることもあってどの曲も演奏時間が長く、メンバーのものすごい一体感のうちに盛り上がっていく様子は、今聴いても圧巻です。
 
Ron Carter - Saguaro
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聴いたCD David Doruzka : Hidden Paths

2022年05月02日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 David Doruzka (g)  Massimo Biolcati (b)  Kendrick Scott (ds)

 これは、ここ数日よく聴いたCD。

 チェコ生まれのギタリスト、David Doruzka のギター・トリオ作品で、発売は2004年。彼のデビュー作だったようです。

 で、この David Doruzka 、個人的には以前 FSNT レーベルをよく拾っていた頃に、下の「wandering song」というCDで初めて知った人で、その盤がオルガン入りでカッコよく、また聴きやすくもあってすごく印象に残っていた(てっきり、当時このブログに感想を書いたと思っていたんだけど、今探したら見つからない。勘違いだったのかな)。

 で、今回はそれより前のデビュー盤で、編成もシンプルなギター・トリオということで、どんな演奏になるかと期待して聴き始めたんだけど、しかし最初は力感のない単音中心のエレキギターが、あまりメリハリなくどこまでもうねうねと続いていくような感じで(という風に思えて)、実はちょっと苦戦。「wandering song」が聴きやすかった記憶があるせいもあって、やや困惑してしまった。

 しかし、後から考えるとそれは自分がこのCDの世界にまだしっかり入っていなかった、というだけのことだったようで、事実3回目くらいから少しずつ覚醒。

 そうすると、いつものパターンというか、これまで捉えどころがなく難解そうに思えていた演奏も、いつの間にかメロディアスでニュアンスにも富む演奏へと印象も一変。そして、こういう秘めやかな音楽のほうが、馴染んでしまえば耽溺しやすいということも道理なわけで、ここ数日かなり堪能しておりました(しかし、相変わらず自分の理解力の遅さに凹んでしまいますが)。

 たしかに地味は地味だと思うし、コンテンポラリーでもあるので取っつきにくい面はあるとは思うけど(体感温度的にも、ジャケット写真のごとく決して高くはない)、しかし一旦この世界に入ってしまうと、内面のスピリットも熱いものもはっきり感じられるし、十分没入して聴くことができる盤のように思えます。

 デビュー盤というものは、恐らく誰にとっても、自分の個性を十分に発揮しようとするのはもちろんとして、その上でまずはドカンと花火を打ち上げて多くの衆目を引こうとするか、妥協せずに自分の目指すものを打ち出すような方向を取るかに分かれるんじゃないかと思うけど、これはかなり後者のほうを目指したのではないか、なんてことも思った盤でした。

Lightness

Hope

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聴いたCD Jarek Smietana Trio : Cooperation

2022年03月16日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Jarek Smietana(g)  Andrzej Cudzich(b)  Felix Simtaine(ds)

 これは、ここ数日よく聴いたCD。

 ポーランドのヴェテラン・ギタリスト、Jarek Smietana(発音はジャレック・シミエタナでいいのか?)による、ギタートリオの演奏になります。

 (・・・と書き始めたものの、例えばこの人もポーランドではかなり昔から活躍していた人らしく(すでに故人ー2013年没)、複数のバンドを率いた経験があったり国際的にも活躍して、CDもそれなりに出てくるんだけど、当方はこれまで名前すら聞いたこと無し。日頃こんなジャズ・プレーヤーに出くわす度に、このくらいの「そこそこ有名なプレーヤー」って、世界中で一体どのくらいいるんだろうと時々途方に暮れてしまう。本当に、後から後から、自分の知らないプレーヤーが無数に現れてキリがないんだけど)

 それはともかく・・・、しかしこれはかなりの良盤ではないかと。

 演奏としては至ってシンプルで、比較的軽いトーンのエレギでもって昔のスタンダードを(モンクが3曲入っているのが目を引く)、ジャケット裏の写真で見る限りみんな同年輩の口髭&あごひげの恰幅の良いおじさん3人でふつうに演奏しているだけなんだけど、しかし冒頭の数音を聴き始めるだけで、もう尋常でなく熟練した達人(3人とも)たちのオーラが全開というか。

 曲は、モンクのほかにはムーディーなヴォーカル曲もけっこうあるのだが(例えば「Without a song」や「The nearness of you」とか)、当然曲を知っている前提でかなり渋く&自由にアレンジされてしまうので、そこらへんの教養があまりない自分にとっては、これがなかなかキツかったりする(YouTubeでいちいち原曲を勉強したりする)。

 でも、原曲を意識しなくっても3人の密度の濃いインタープレイがどれもスゴいので、聴いていていつまでも飽きない感じ。そして、原曲を勉強して知る前と後では演奏の印象もやっぱり違ってきたりするし(当たり前すぎること書いてスミマセン(笑))

 それと、この盤の録音、ギターが主役のトリオのはずなのに、そのギターの音が今一つ弱めで、曲によってはベースとギターが逆に目立っていたりするのも、ベース好きの自分にとっては面白いです(ベースの人、速いパッセージとか難なく弾いていて、すごくテクニックある)。

Without a Song

Epistrophy

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聴いたCD Milt Jackson & Wes Montgomery : Bags Meets Wes

2021年07月22日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Milt Jackson(vib)  Wes Montgomery(g)  Wynton Kelly(p)  Sam Jones(b)  Philly Joe Jones(ds) 

 う~ん、このブログ、普段できるだけ同じアーティストの投稿が続かないようにしてるんだけど、今回だけはそういう訳にもいかなかった。

 今週も他にいろいろ聴いてはいたんだけど、やっぱり結局こればっかり繰り返し聴くことになって、ほかのはどうしても消化不良になってしまったので。

 で、実は2,3日前、ちょっとウェス・モンゴメリーとジミー・スミスの『ダイナミック・デュオ』も久しぶりに聴き直してもいたんだけど(どちらもジャケットの感じが似ていますね)、やはりこれまであまり聴いたことがなかったミルト・ジャクソンのヴィブラフォンが、今回はすごく新鮮だった。

 で、そのミルト・ジャクソンといえば、一般的にはMJQというイメージが強いと思うけど、自分も昔から近いうちに聴こう聴こうと思いながら、気づけば完全に10年以上経ってしまっていた。それが、結局MJQでなくてこういう形で聴くことになってしまったか、なんていうささやかな感慨があったりするんだけど、でもMJQって、スタンダードばかりやっているようなイメージがあったので、自分の中でどこか敬遠するような気持ちがあったもかもしれない。

 だけど、この盤のうきうきするような軽さみたいなものは、ホントに良いなあ。ヴィブラフォンって、両手で和音出したりして(特にマレット4本持ちだったり)音を外すまいと神経質っぽい感じが伝わってくるとちょっと聴いていて疲れたりする時があるんだけど、この盤は全体としても非常にリラックスして、しかも爽やかな雰囲気もあってとても良い。

 そして、各ソロも余計なことせずにいい意味ですごくシンプル(ピアノ・ソロですら単音中心)だし、今回、聴きながらそのソロの受け渡しもがすごく自然でいいなあと、感じてしまった。

 特に「ブルー・ローズ(Blue Roz)」なんて曲、まず当然ながらテーマがあって、Milt Jacksonソロ →  Wes Montgomeryソロ →  Wynton Kellyソロ →もう一度テーマで終わり、以上。みたいな究極の潔さみたいな演奏なんだけど、それぞれのソロの受け渡しがブルースの淡々とした曲調の中で一層自然で、何と言うかすごく仲のいいご近所さんがにこやかに回覧板を渡すみたいというか、ちょっとほのぼのとしてしまいました。

 この2人は以前から友人だったようで、相性という点でもきっと良くて、それがこの録音の雰囲気に出たんじゃないかとも思ってしまうんだけど、この組み合わせの録音はこの1回きりで、他にないんだとか。

 あと、この60年代の録音の雰囲気というのも、すごく魅力的に感じます。

Milt Jackson & Wes Montgomery Quintet - S.K.J.

Delilah - Milt Jackson and Wes Montgomery

Milt Jackson, Wes Montgomery - Blue Roz

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聴いたCD ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオVol.2

2021年07月18日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Wynton Kelly (p)  Wes Montgomery (g)  Paul Chambers (b)  Jimmy Cobb (ds)

 今日は、最近ファンになりつつあるウェス・モンゴメリーの盤を聴く。

 というか、この盤は1965年の録音だけど、こうしてブログに書くことはまだ少ないながらも最近はこういう60年代くらいのジャズを聴くことが自然に多くなってきた。これはきっと良い変化ではないかと、自分ながら喜んでいるところです。

 で、このウェス・モンゴメリー、やっぱり演奏に陰みたいなものが無くて、聴いていて楽しい気分にさせてくれるところが一番好きなところかなあ。自分のいつものクセで、特にこの盤を聴こうと狙って聴くことはあまりなくて、この盤もたまたま先日出会っただけということではあるんだけど、しかしこれまで聴いた中でも、これはかなりスゴい熱演なのではないかと。

(というか、実際にすごい有名盤らしいし。ただ、発売については単に「vol.1」の続編ということなのではなくて、ダブっている演奏があったりいろいろややこしい経緯があるらしく、また複数のライブの寄せ集めなので、今まで左チャンネルから聴こえてきたギターの音が、突然右の耳のそばから聴こえてきてこそばゆくなったりする

 それと、この人って最初は単音で弾いておいて、その後フレーズの初めではなく途中からあのオクターヴ奏法になるのが基本パターンなのかと感じるんだけど、そういう理解でいいんでしょうかね。

 あと、この盤は当然ながらウィントン・ケリーとの共演盤なので、ウィントン・ケリーのソロも多めなのが個人的には有り難いというか、ウィントン・ケリーって参加盤だともうけっこう聴いていると思うんだけど、でもいつもちょっと地味という印象があって、いまだにはっきりと個性が掴めたとは言い難い。

 こういう盤をいろいろ聴きながら、こちらも少しずつ馴染んでいけたらと思っているところです。

No Blues (Live At The Half Note, 1965)

Wynton Kelly Trio (Wes Montgomery)_ Impressions

 

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聴いたCD John Hart:Scenes From a Song

2021年06月02日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 John Hart (g)  Bill Moring (b)  Tim Horner (ds)

 これは、ここ数日よく聴いたアルバム。

 以前、『Exit from Brooklyn』というアルバムが気に入って名前を覚えていた ニューヨークを中心に活躍するというギタリスト、John Hart の作品になります。

 ちなみに、この『Scenes From a Song』はライナーノートによると2000年録音。そして、『Exit from Brooklyn』のほうは2016年発売だったはず。ジャケットに写る John Hart の髪の色が黒から白へと変化しているのが年月を感じさせるけど、しかし気づくと、何とベースとドラムスの名前が同じ! よっぽどうまくいっているトリオなんでしょうね。

 で、話はいきなりどうでもいい方向に行っちゃうんだけど、ここ近年、ぼくはジャズの分野ではギター関連のCDを聴くことが多くて、当ブログでもしばしばギターのジャズが好きだと言っているんだけど、そのクセそのギターという楽器には全然無頓着で、つい最近まで今聴こえている音がアコースティックかエレキかすらどうでもよくて、ロクに調べたこともなかった。

 ところが、それが1カ月くらい前だったか、たまたまネットを見ていてジャズ・ギターが好きな人のブログに行き着いて、「アコギ」だの「フルアコ」だの「ソリッド」だのという言葉がたくさん出てくる内に、「あれっ、フルアコってアコースティック・ギターのことじゃなかったの? なんで?」みたいな疑問が湧いてきて、それでもってようやく、その辺の種類の違いが分かってしまいました。いやあ、そういうことでしたか。

 (ちなみに、フルアコースティック(フルアコ)というのは、アコースティック・ギターのようにギターの内部が空洞になっている(ので、「箱もの」とも呼ばれる)エレキ・ギターという意味で、セミアコは内部の半分ほどが空洞になっているギター、ソリッドボディは内部に空洞がないギター、ということになるそうです)。

 で、そんなギターにも当然ながら有名メーカーというのがあり、エレキギターでの2大メーカーがかの「ギブソン」と「フェンダー」。そしてギブソンといえばもしかしてあの、いつもお茶の水駅から坂を下って靖国通りに出たところにあるデカい看板のあのメーカーじゃないのか、ということにも気が付いて、ていうか、そもそもあの坂って日本のギターの聖地みたいなところを何十年もただ興味もなく歩いていたんだなあ自分は、なんてことにもついに思い至ったのでありました、スミマセン(ついこの前までは、エレキギターって、ただ板に弦を張っているだけだしどれでも同じじゃん、なんて思っていた)。

 ・・・ということで、やっとこのCDに話を戻そうと思うんだけど、気づけばこのギタリスト、John Hart 氏も、このジャケットに写るギターのロゴはぼやけているがはっきりとギブソン派で、それも他のサイトの情報によると、恐らく使っている機種が「ES-175」という、数々のジャズ・ギタリスト御用達のフルアコの名器、ということらしい。

 (他の盤では、はっきりと自分の前にギターを立てて写っている盤も多いので、きっと楽器に愛着を持っているタイプではないかとも思うんだけど)

 そして気づけば、まさにこの音って、以前からよく「いいなあ」って思いながら、聴いていて気持ちよくなっていた音に他ならないんですよね、たしかに。

 ただ、この John Hart については、ネットで検索してみると出てくるフレーズが「正統派」とか「渋い」とか「堅実」とかいう、あまり誉め言葉っぽくない言葉ばかりで、たしかにはっきりと際立った特徴があるわけではなくて、音楽自体も地味といえば地味・・・ではあると思うんだけど、しかしそれで普通に聴いていて不満に思うことも全然ないし、特にこれまで聴いた2枚がたまたまギター・トリオというシンプル極まりない構成なわけだけど、それで別に他の楽器があったらなんてことも全く思わないわけで、このままですでに必要にして十分ということなのではないでしょうか。

 そして、それだからこそこのトリオも15年以上継続してきているのではないか、なんてことを思った次第です。それと、自分の個人的な気質として、このくらいの演奏の温度がちょうど合う気もするんだけど。

↓(ちょっと探したけど、YouTubeで同じ面子の演奏がなかなか見つからなかった。この動画も違う面子だけど、でもギターの音色はCDそのままです)

John Hart Trio - "All the Things You Are"

↓(こちらはGary Bersaceのオルガン入りトリオ。2020年発売の新しめの音源みたいです。んっ、ギターの種類が変わっている?)

Act Three

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聴いたCD Trio:Michael Pavone

2021年04月14日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Michael Pavone (g) Mario Pavone (b) Marcello Pellitteri (ds)

 これは、先週くらいに外出時に聴き始めて、それで徐々に気に入ってきた盤。

 (今では)ベテランのベーシスト Mario Pavone については、もともと サックス奏者 Thomas Chapin の盤などを聴くうちに馴染んできた人で、気づくとリーダー作も多いのでこれまでにも何枚か拾っているんだけど、これもそんな中で見つけた中の一つだった。

 ただ、それが Michael Pavone という、同じ苗字の青年のリーダー作だとなると、もしや2世ミュージシャンということなのかという(正直、そういうパターンは普段あまり好きではない)思いが頭をもたげて、それで何度かスルーしていたんだけど、ある時かなり安売りになっていた1枚を見つけて、それでゲット。

 で、聴いてみたところ、すごくまっとうなエレギによるギタートリオで(ちょっとパット・メセニーにも似た感触)、音色なども派手さみたいなものはないんだけど、これがなかなか巧妙な演奏で飽きさせないで聴かせる。というか、すでに幼い頃から本物の音楽に囲まれた環境下で育ち父親ほかに鍛えられたのかレコーディングに当たってもやはり十分なサポートがあったのか、若気の至りみたいなキズも一切なく、何だか中堅みたいな雰囲気も漂ってくるような感じで、すごく良い。

 というわけで、結果的にかなりこの盤が気に入ってしまったので、これは2世などと先入観を持ってしまって失礼しましたと思い、この後(録音は2001年)どんな活躍をしているんだろうとさっきからずいぶんネットで探してみたんだけど・・・、しかしこれが、なかなかサイドメン的な参加盤すら見つからないので、どうしてなのかとちょっと困惑してしまった。

 一応は、録音を離れるとちょこちょこは名前が見つかるのでミュージシャンとして活動はしていると思うのだが、それもやはり父親関連の舞台であったりとかで、本格的な活動には程遠い。探しているうちにこの盤のレビューもいくつか見つかって、それを読んだ限りはどれもいい感じだったので、それがその後ここまでパッタリと録音が途絶えてしまういうのが、あまりに落差ありすぎてどうもよく分からない、というのが今のところの正直な心境。

(ただ、基本的に中古盤ばかり漁っている当ブログでは、「見つけた!」と思った10~20年前の新人が、調べてみると今ではもう消えている、というのは残念ながらたまにあるパターン)。

 う~ん、もしかしたら音楽が本業なのではなくて、ギターは週末だけという可能性もあるとは思うんだけど、情報が少なすぎてよく分からんです。

 あと、多少話が逸れるけど、ドラムスの Marcello Pellitteri という、これも父の Mario と同じくらいにみえるベテランの人の演奏が、全体的にバランスよくやや手数多めなタイプの人だと思うのだが、この盤ではドラムスのソロもけっこうあるんだけど、それがうまく言えないんだけど個人的にすごく感触がよく感じて、実はこの盤はむしろ最初、この人のドラムスに惹かれたのだった。

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聴いたCD Florian Fleischer Quintett : Verzücken

2021年03月11日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 Florian Fleischer (g) Jens Böckamp (s) Etienne Nillesen (ds) Oliver Lutz (b) Philipp Rüttgers (p)

 これは、ここ数日よく聴いたCD。

 例によっての、ディスクユニオンでの安物拾いの盤だけど、しかしこれはかなりのヒット。今のところ、個人的な好みももちろん大きいと思うけど、年に何枚かくらいに入る「見つけ物」じゃないか、という感じすらしております。

 で、リーダーはドイツの若手ギタリスト、Florian Fleischer という人で、これが彼のデビュー作だったらしく、録音は2010年。

 編成は自身のギターにサックスとピアノを加えてのクインテットということなんだけど、音としてはどちらかというと繊細でややマイルドな基調。一番目立つ楽器もギターよりもむしろサックスで、そのサックスの種類は書いていないけど、多分ソプラノかテナーの軽い管を持ち替えていると思う。

 そして、自身のギターもけっこうスペイシーなので全体的に力感や迫力が足りないようにも見えるんだけど、そこにピリッと刺激を与える役割ということか、ドラムスが曲によってはけっこうバシャバシャとした音を出していて、それがかなり目立っていたりしております。

 しかし、この盤の良さは何といっても曲の良さで、特に全9曲のうち前半の5曲分の「Berlin」と題した組曲が、1曲ごとに曲調が変わって場面展開的な要素がある中で非常に物憂げで幻想的な響きが随所にあって、これがかなり素晴らしい。

(そう思って改めてジャケットを見ると、このデザインも非常によく考えられているというか。このどこか非現実的で幻想的な雰囲気が、かなり堪りません)。

 そして、その作曲は全部 Florian Fleischer 本人だということらしく、正直ギター演奏のほうはこの盤に限ればあまり自分が目立っていないんだけど、メロディーもきれいな曲が多くて快活な曲には小気味よさもけっこうあるしで、この盤の魅力は一にも二にも作曲センスなんじゃないか、と今のところは思っております。

 う~ん、しかしネットで検索してもなぜかあまり情報出てこないし、下の Youtube の再生回数もすっごく少ないのがちょっと悲しい。個人的にはもうちょっと評価されてもいいように思うんだけど。

Berlin - Verzücken

Berlin - Begreifen

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聴いたCD Wolfgang Muthspiel : Loaded Like New

2021年01月21日 | ジャズ(弦:Guitar,bass 等)

 

 
 Wolfgang Muthspiel (el-g, ac-g, g-syn) Tony Scherr (el-g,ac-b)  Kenny Wollesen (ds)  Don Alias (per)
 
 これは、ここ数日よく聴いた盤。なぜか最近多い、数年前に一度聴いていた盤の聴き直し、というパターンです。
 
 で、この Wolfgang Muthspiel 、ジャズのコンテンポラリー系のギタリストの中ではかなり活躍している人で、CDもよく見かけるんだけど、個人的にはこれまで過去3,4枚聴いた限り、どうもなかなかピンとこなくて、いつまでも近づけないという感じの人だった。
 
 それが、今回たまたまこの盤がCDの山から出てきたので、これをきっかけにもう一度聴いてみるかと思ったわけだけど、やはり再聴のせいもあってか、かなり耳に入ってきてくれたという感じ。
 
 解説によると、この人はオーストリア出身。90年頃からパット・メセニーとジョン・スコフィールドの後押しもあってデビューしたという経緯があるそうなのだが、一度アメリカから数年間オーストリアに帰国しており、この度再度アメリカに来て作ったアルバムということで、「新品」ではなく「新品同様」という意味の「Loaded Like New」というアルバムタイトルになったらしい。
 
 で、今回改めて聴いてみた感想としては、すごく理知的で器用な人だなあ、というか。とにかく、1曲目からギターアンプの響きが聴こえてきて、そこにエレキギターの響きが加わって一人で二役こなしているような感じだし、しかもこのアルバムにはドラムスのほかにパーカッション奏者が参加していて全体を通してけっこうラテンの雰囲気もある一方、曲によってはそれが全く姿を消して、すごくスペーシーな曲があったりすごくアグレッシブな曲があったり、そして今度はアコースティックな曲が来たりと、演奏している曲調の幅がすごく広い感じ。
 
 それはある意味、この時点での彼の音楽の「ショーケース」みたいな意味合いだったのかもしれないけど、ただ、1枚のCDとしての統一感として、1本太い幹みたいなものがあったほうが聴き手としてもっと乗れたのじゃないかと思ったのも事実。
 
 でも、そうではあるんだけど、それが悪いという訳でもなくて、1曲1曲を独立して聴くとどの曲もすごく聴かせるし、めちゃくちゃカッコいい曲(「 Sheets Of Sound」とか)もあるしで、また全体を通して聴いても決して流れが悪いというわけでもない。
 
 というか、もしかしてこれまでこちらの聴き方が間違っていたのかと今ちょっと思い始めているんだけど、今回あたらめてこの盤を聴いてみた印象として、この人は基本的に演奏に白熱や大きな感動を求めるというタイプでなくて、何と言うか、もう少しクリアな頭で大脳皮質を使いながら(本能的な部分だけで聴くのではなく、という意味です(笑))、あまり心拍数を上げずに聴くタイプの音楽をやる人かもしれない、という気が何となくしてきたところ。
 
 そうなってくると、もうこれからのこちらの気構え自体が違ってくるわけだけど、しかしそういう意味では、この後この人がECMからも何枚かアルバムを出しているのもたしかに納得がいくし(実は、これまで見かけてもちょっと手をこまねいていた)、取りあえず自分としては、次の盤を聴くにあたってそういう聴き方がいいのかも、なんて思い始めているところです。 

- Sheets Of Sound

Wolfgang Muthspiel - All My Loving

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