Port Said Street by Francis Coletta & Jonas Tauber (2011-01-18) | |
Origin Records |
Francis Coletta(g) Jonas Tauber(cello)
どうも、ジローです。只今、2018年ロシアのワールドカップ開催中で、毎日夜帰ってきてテレビをつけると自然といつのまにか見てしまっているので(最初は興味がないつもりだった)、ほかにほとんど何もできなくなってしまいました。
しかしホントに今回のロシアって、日本の夜更かし人間にとっては最高(最悪かも)の時間帯で、しかもグループリーグでは次から次に1試合ずつ始まってしまうのがうまくできているというか、いやもう、12時からの試合を見始めてしまうとキツいです。
・・・で、それはそれとして、音楽は通勤時やサッカーの合間にやっぱり聴いているわけで、感想はたまってはいるのですが、いかんせんこうしてブログで書く時間がない(泣)。
そんな中で、上のCDは、ここ2,3日繰り返し聴いた盤。実はこれ、机の周りの雑然さがあまりにひどいのでサッカーのハーフタイムにちょっと片付けていた時に偶然発掘されたCDのひとつで、ジャケットを見て数年前に買ったことは思い出したけど、しかし聴いた記憶が全くない。
となると、これは一度聴いてみるしかないかと思いたって聴いてみたら、すごく良かったという、個人的にわりとよくあるパターンです(笑)。
で、編成はギターとチェロのデュオで、ギターのFrancis Colettaはフランス、チェロの Jonas Tauberはスイスの出身。どちらも例によって全然知らない人で、もうおじさんといっていい歳のように見えるし、あまりメジャーでもない人かもしれないけど、しかしそんな2人の全く奇を衒わないシンプルなデュオ演奏が、かなり聴かせてくれます。
曲は、Colettaの自作と、有名曲(Body and Soul,Caravan,Nica's Dream,How Insensitive)が半分ずつといったところで、その点 Coletta のほうが主役っぽく見えなくもないけど、しかし聴いている限りは、本当に2人の親密で対等なデュオという感じで、いつのまにか聴き入っていて全然飽きがこない。
気づけば、ギターとチェロのデュオってほかに聴いた記憶がないんだけど、ベースと違ってチェロという楽器が一段音域が高いせいか、ギターの音色とのバランスがすごく自然に感じるし、相性がいいとも感じる。そのチェロは基本指引きが多いけど、たまに弓弾きになってギターがバッキングに回ったり(でも、どちらかがバッキングしている時も「主ー従」みたいな関係には一切感じない)。
聴いているとけっこうメロウなメロディーもあるんだけど、それも全然イヤみなどないし、本当にすごく上質なアコースティックな演奏というか、かなり素晴らしいアルバムだと思いました。