中国で一番有名な日本人

5月4日(金・祭) 中国で一番有名な日本人!

 私の一日の日課は、夜寝る前の読書。布団に入りながら、本を読んでいると自然と心が落ち着いて眠りに入れます。

 たまに推理小説などはストーリーの展開に引きずられてしまって、夜更かししてしまうこともあることはありますが(笑い)。

ということで、今日は予約本を取りに小寺池図書館に。GWでみなさん、外に出ておられるのか、意外にすいていて驚きました。

 最近、読んだ本で面白かったのは加藤嘉一「われ、日本海の橋とならん」。著者は、日本の高校を卒業後、北京大学を単身留学。中国中央電子台(CCTV)、香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)でコメンテーターも務める1984年生まれの若者です。

 「中国で一番有名な日本人」がキャッチフレーズですが、体制の異なる中国社会から見る日本観も必見です。単一思考ではない、複合的な眼の重要性に気づかされます。

 それともうひとつおもしろかったのは、真山仁の「マグマ」。地熱発電ビジネスをテーマに原発依存の政・官の利害を絡めた小説ですが、福島原発以前に書かれた点でも著者の先見性が光ります。

 そういえば、前作の「ベイジン」でも北京オリンピック開催をひかえ原発立地にひた走る中国指導部と日本企業との駆け引きをスリリングに描いていましたね。

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