障がい者のコミュニケーション支援

12月19日(土) 中途失聴・難聴者支援の講演会!

 今日は午前中、高槻筆記通訳グループ「エール」主催による講演会に参加。

 「エール」は、15年前に成人祭に出席する耳の聞こえない一人の青年の要望から生まれ、聴覚障がい者への要約筆記を行っているボランティアグループです。

 聴覚障害者へのコミュニケーション支援というと、すぐに「手話」を思い浮かべますが、中途失聴をはじめとして聴覚障がい者の8割は手話を理解できず、要約筆記等のコミュニケーション手段が必要となります。

 講演会では、7年前に病気で中途失障となり、その後、箕面難聴者サークル「木かげ」を立ち上げ、現在、NPO大阪府中途失聴・難聴者協会理事もしておられる橘高惠子さんが「難聴になって、それから今!聞こえなくでも当たり前でいたい!」と題して講演。

 その後、高槻在住の失聴当事者でもある荻野さん、本郷さんも交えてパネルディスカッションが行われました。

 特に当事者からは、手話通訳派遣同様に、要約筆記派遣の制度化が強く訴えられました。

  高槻には、手話を使える当事者団体(聴力障害者協会)はありますが、中途失聴・難聴者を組織した団体がなく、こうした人たちの要望が十分に伝わっていないことも支援サービス制度の遅れになっているのかもしれません。

 箕面市では、署名活動等を行い5年前に要約筆記奉仕員派遣が制度化され、耳の不自由な方の筆記通訳を示す耳マークも設置箇所が400を超えているそうです。

  午後から、自閉症の人のバリアフリーを考える親の会「はぐくみ」主催の自閉症スペクトラムについての講演会に参加。

  よこはま発達クリニック児童精神科医の吉田友子さんから、自閉症の子どもたちの特性を理解した支援のあり方について貴重なお話を聞かせていただきました。

 日々、新たな発見の連続。ご案内いただいたみなさん、ありがとうございました。

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