単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

残像

2023-06-12 | 犬との暮らし

 

超ダルーーーーーーーーーい! 何なんだ、このゆるゆるに弛んだ覇気のなさは。

振り切ろうと八日ぶりに走ってみたけど、右足の痛みは相変わらずで走り切れない。

筋肉を壊したのはボクだけど、もういい加減にせえや!とキンニ君に当たり散らす。

 


 

あれ? この香りは何だっけ・・・目を移した先に、しろつめ草の群生が広がっていた。

久しぶりにテンション爆上がりで川原に下りてみた。

ホッとする景色だね、チビを連れてこれたら・・・・・いかんいかん、これだものなあ。

 


 

意識して触れないようにしているけど、もう無理だよ。むしろ正対したほうがいいよね。

クッキーの時にはチャチャがいて、チャチャの時にはチビがいてくれて、チビの時には・・・

今まで三十年間、犬たちと一緒に暮らしてきたんだぜ。調子が落ちるのは当たり前さ。

毎日の暮らしのあちこちに、ボクの視界のあちこちに、今もチビの姿が見えるよ。

 


 

思い出の写真の中で、この一枚がとても好きだ。

いつもやんちゃなチビが、固まったように相方を凝視している姿に笑ってまうわ!

相方の素性は明かさない、ムスメに怒られるかもしんないからね。

チビとの暮らしを楽しい気持ちだけで思い出せるよう、早くそうなるよう心がけるよ。

この写真なら大丈夫。時々チラ見しながら、ほっこりした気持ちを取り戻そう。


チビに寄り添う

2023-05-14 | 犬との暮らし

 

言葉を選びながら書こう・・・

そうでないと気持ちがどんどん落ち込むからね。

 


 

盛岡から帰ってきた頃から、チビのおじいちゃん化現象が顕著に現れるようになった。

プラス数年の年齢不詳のところはあるけれど、自然の成り行きと言われれば、そうだ。

ただ、クッキーやチャチャのように、静かに歳を重ねるのかなと思いきや・・・

 


 

足腰が相当弱くなっているのに、しょっちゅう意味なく動き回る。例のあれです。

獣医さんの助言もあり、ボクんち来てから初めてケージ暮らしの憂き目を経験している。

今まで嫌々応じてくれた目の洗浄や目薬を鬼の形相で拒まれると、ボクも辛いよ。

 


 

チビを一人にしておけないので、どうしても家にいる時間が多くなる。

ならばと、その時間を利用し、いつかやらねばと思っていた作業に取り掛かる。

ミシン掛けしているのは、三代目んちから持ってきた厚手の大きなシーツです。

 


 

チビに振り回されながら二日掛けて仕上げたのは、間口一間半分のカーテン。

35年間吊るされたままのオーダーメイドのカーテンが、いよいよお釈迦になった。

縦も横も汎用品にはない長さだし、再びオーダーメイドじゃあ、懐がもたない。

いいのが見つかるまでは、これで・・・、いや、ずーーーっとこのままでしょうね。

 


 

今はツーリングに出かけようとも、チビのことが気がかりで楽しめない。

カミさんの休日と調整しながら、当分はゆるゆる走ることにしましょうか。

出来ることなら、チビを入れたリュックを背負い、チビと一緒に走りたいんですけどね。


チビの食い意地

2023-04-21 | 犬との暮らし

 

道の正面に鳥海山を見ながら、獣医さんを目指して走行中。

一昨日は午前9時頃と午後7時頃、そして昨日も午後7時頃、チビが発作を起こした。

急にドタッっと倒れ、もがくような動きをしながら、口からは粘度の高い泡を吹いた。

 


 

発作は一分間ほどで治まり、二三分間安静にしていると、ケロッとしたチビに戻る。

「脳機能の老化に起因する、特に高齢犬には時々見ることのある症状ですよ」

いま程度の発作なら大事には至らなそう・・・と理解した。

 


 

とは言え、発作が起きているチビを見るのはつらいよ。

完治は無理でも、投薬で発作を抑えることができるのであればと尋ねた。

「直接作用する薬はあるけど、今はステロイド剤の服用でもう少し様子を見ましょう」

 


 

ついでに先天的に異常がみられる左の鼻腔をレントゲン検査で診ていただいた。

完全に塞がっていると思っていたのが、そうでもなさそうなのにはひと安心した・・・けどだ。

「ちょっと別のものが見つかりました」と先生が指さす画像には、クリップが映っていた。

「何でも口にするほうですかあ?」・・・て、ボクは恥ずかしいよ、チビ。

 


 

まあ、大事に至らなくてよかったよ。

チビもボクも、自然の成り行きは受け入れるしかないもんね。

ただ、クリップのことはボクの責任だけど、おまえの食い意地は卑し過ぎるんだよ。


チビの花見

2023-04-10 | 犬との暮らし

 

夕方、いつもより少し早めの時刻、チビを赤川堤へ連れ出した。

もちろん、チビは満開の桜並木のことなんて眼中になし。

 


 

くっきりすっきりの霊峰月山を背景にパチリ・・・、遠く月山を眺めるでもなし。

 


 

チビは、こういう広い場所はあんまり好きじゃないみたいだね。

チビの視界も良好というわけでもないし、尚更かな。

 


 

シェルティのクッキー姉さんは、ここでよくフリスビーを追いかけていたんだぜ。

オレは狆(チン)だぜ、お座敷犬なんだ。牧羊犬じゃねえよ・・・・

拗ねたのかい、チビよ。

 


 

そこの匂いじゃないよ、おまえの頭の上だよ。

ボクに分からないけど、桜の香りがしてこないかい。

 


 

桜並木の表情が、ボクが走った朝の時間帯とはまるで違うね。

なんか、とても優しい表情をしている・・・、穏やかな日の光のせいかな。

 


 

月山もそんな優しい表情をしている。

ボクが走っている時にも、そういう姿を見せてほしいよねえ。

ワタシはあなたの心を映す鏡です。もっと楽しく走りなさいよ・・・って言うかあ。


ヌーーーーーート

2023-03-16 | 犬との暮らし

 

早朝の空気にはまだ肌寒さを覚えますが、夕方の日差しは暖かくなってきたね。

チビが内川堤を散歩するのも久しぶりだね。

 


 

チビよ、今、日本中が物凄い騒ぎになっていること知ってるよね。

超満員のスタジアムが、「ヌーーーーーーーーーーーーート!!」の大合唱なんだよ。

 


 

でも、みんな、覚えているかなあ。

2019年のスタジアムは、「リーーーーーーーーーーーチ!!」で大盛り上がりだったのを。

ちょっと心配になってきたよ。

 


 

ん? それで?

サッカー、野球で盛り上がって、いよいよ今秋のラグビー・ワールドカップと続くんだ。

オオタニ君やロウキ君、岩手のわらし二人のアイドル級の人気に勝てるかなあ。

 


 

番狂わせが起こらないのがラグビーだからね、ギリギリの戦いになるよ。

ヌートバーも熱い男だけど、ボクはリーチ・マイケルのひたむきな激しさが好きなんだ。

あん時に盛り上げてくれた「にわかファン」の人たち、またついてきてくれるのかなあ。

頑張ってほしいよねえ・・・

 


 

もういいから。

腹減った、帰るべ。


チビのデザート

2022-12-18 | 犬との暮らし

 

朝食を終えたチビのその後の毎日のルーチンは、先天性の障害のある左目の洗浄と目薬。

今処置を終えたチビが「次はお前のルーチンだぜ」と言いたげにボクを凝視する。

 


 

まずボクが100グラムのプレーン・ヨーグルトを90グラムほど食べる。

量ったことはないけど、チビのために10グラムほど残すんだ。

きっかけは、ヨーグルトを食べている間のチビの執拗な催促に耐えられなかったこと。

 


 

ボクが器を台に載せると同時に、物凄い勢いで器に頭ごと突っ込んで舐めまわす。

そう、この器はボクのご飯茶碗なんだ。

カミさんは顔をしかめて見ているけど、今んとこボクの体調に変化はないよ。

 


 

今日はましなほうだけど、上手に残してやらないとチビの顔面はヨーグルトだらけになる。

おまえ、鼻がねーからな。デザートが済んだ後、チビの顔を拭くのも毎日のルーチン。

めんこいなあ、チビ。


寝落ち

2022-11-25 | 犬との暮らし

 

寝たな・・・

 


 

おれ、全然、寝てねーし。

 


 

意地を張るんじゃねえよ。

 


 

ほら、すぐ落ちた。

 


 

ぬくもりが暖かくて、一緒にボーーーーッとしていたいんだけど・・・

風呂掃除しないといけないんだよ。


優しい飼い主さん

2022-08-06 | 犬との暮らし

 

朝の散歩中、あの柴犬と三週間ぶりに再会したチビ。

今回も前回同様、チビは遠くからロック・オンされていた。

少しづつ距離が詰まってきて、チビもようやく彼女に気が付いた。

 


 

チビが先制攻撃をしているかのようだけど、実は、彼女が先に仕掛けてきたんだよ。

彼女はチビに興味があるくせに、真逆の態度をとるんだよね。

チビは超単細胞だから、もう彼女と遊びたくて仕様がないんだ。

 


 

しばらく二人の様子を見ていたけど、なかなか彼女の警戒が解けないんだよね。

飼い主同志はお互い苦笑しながら、「ほら、バイバイして・・・」と二人を離す。

ほら、チビ見てごらん。彼女はチビのこと好きなんだよ。

動かない彼女に飼い主さん困っているよ・・・、きっと優しい飼い主さんなんだね。


朝飯前にやることあるだろ

2022-06-18 | 犬との暮らし

 

早朝の散歩で、モズと遭遇した。

もっと近くでまじまじと鑑賞したいけど、それには専用の双眼鏡が必要なんでしょう。

でも、それが、なかなかねえ・・・・

 


 

遭遇した場所は市の保育園の裏庭。

内川沿いのこの辺りでは、色々な野鳥との出会いがあります。

 


 

ボクの野鳥観察に付き合ってもらうために連れてきたわけじゃないよ、チビ。

ここで降ろすから、さっさと朝のお勤めをしてしまいな。

 


 

さっさとしろと言うけどさあ・・・・

窮屈な籠につっこまれて連れてこられたんじゃあ、心の準備ができないよ。

第一、ここはどのあたりだい? 匂いはなんとなく記憶にあるけどさ。

 


 

もっと近くに馴染みのあるいい場所があるんじゃない・・・、あの公園辺りとかさあ。

そこだったら、辺りの様子はまだ記憶に残っているけど。

それに、ごめん。今はちょっと動きたくない気分なのよ。

 


 

クッキー姉さんも、チビも一緒に暮らしたチャチャ姉さんも、こんな時期はあったよ。

長く生きてりゃあ、あちこち具合悪くもなるよ。ボクもさあ・・・自然の成り行きだもん。

チビにその気がないんじゃあ、仕様がないな。帰って朝ご飯食べようぜ。

どうせ、もう気持ちはそっちのほうに行ってんだろ。