単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

冬の使者

2018-10-29 | 暮らし・ジョギング

 

夏の甲子園で注目を浴びた公立の農業高校。ここにも、山形県立庄内農業高校がある。

そこに学ぶ花売り娘たちが、今年も玄関チャイムを鳴らした。

どこの親父もムスメには弱いもんだ。6株一袋のパンジー三百円を二袋購入した。

 


 

植え替えは奥サンのつもりでいたけど、「たまにやったら。」の空気を察し、一念発起。

植え方を検索、ホームセンターで土を買い、腫れ物に触るように移植した。

情が移る。愛しいなあ・・。

 


 

秋から冬へ季節が移る。冷たくなった雨。チビも散歩していて感じるだろ。

北国の冬の使者といえば、白鳥。

ボクんちの冬の使者は、庄農の花売り娘・・・ってとこです。


肩すかし

2018-10-18 | ちょこっと旅・温泉

 

午前11時の田沢湖。

私的湖ランキングのトップは、文句なしの十三湖。次は、十和田湖。以下、みな同じ。

ここが目的地じゃないけど、この時季の素通りは失礼でしょう。

 


 

 

気合で7時に家を出た。

仙岩峠、網張、八幡平、そして、高松の池の界隈・・・、どこにしよう。どこまで行こうか。

 


 

玉川ダムに隣接するパーキング。ここまで来れば先に進むしかない。

選択肢は二つ。鹿角から西へ秋田・・・か、アスピーテラインで東へ八幡平山頂か。

 


 

玉川ダムの写真はもういいでしょう。

今、ダムサイト近くの湖水には見られない玉川の色が、背水の奥に残っていた。 

毒とか害とか色々見方はありますが、心にやさしい自然の色。

 


 

あちこちに目を移し、何度も首をかしげながら走った。

少し早かったっていうこと? それとも、ちと遅かった?

植生に不明のボクには分からない。

 


 

ここまで上っても、期待していた「赤」がない。彩りがない。

晩秋のセピア・・というよりも、ボクの目には、まだまだこれからのグリーンに映る。

 


 

少々、肩すかしを食らったような気持ちのまま、八幡平頂上まで来た。

少し寒い。後方の秀麗な山は・・・、たぶん、森吉山。

 


 

人を寄せ付けない凄味が山の魅力のひとつだとすれば、山に憑りつかれなくてよかった。

ここに来ると少なからず思う。「ここに人間が立ち入っていいの・・?」

ケンキョ、ケンキョですよ。 

 


 

息をのむ美しさ・・ですが、そのあといつも小象の頭に見えてくるんですよね。

ボクはこの反対側、盛岡の大田辺りから望む岩手山が好きなんですが・・・。

でもそれは昔の話。あの辺りは方向感覚をなくしてしまうほどの激変ぶり。

 


 

上の方からでも確認できた。湯治場の湯けむりにしては激しいなあ・・と。

環境に優しい自然エネルギーとは言うけど、優しさの微塵も感じないド迫力!!

ケンキョ、ケンキョ。自然の前ではケンキョが一番。

 


 

まだ入ったことのない湯は・・と思いつつ、結局里まで下りてきた。

七時雨山ですね。14年前、田代平高原まで足を伸ばした時、初めて知ったお山。

オサムちゃん。七時雨山にも登ってみたいんだよ。ここも勘定に入れておいて欲しいなあ。

 


 

今年は残念だった、姫神山。

小学校の遠足で登る山って言ってたけど・・、玉山の子かあ? すごいぜ!

 


 

盛岡市街には入らず、滝沢から国道46号に出た。もう午後三時を大きく回っている。

身体の冷え込みが湯田温泉を選択させた。仙岩峠は今回お預け。

 


 

「細井先輩を呼んで、みんなで泊まろうぜ。先輩の顔で安くなるんじゃね・・」

何度も話には出たんだけどなあ・・・、結局、実現できなかった。

 


 

もっと強烈にくると思ったのに、ここでも肩すかし。

冷え切った身体を足先から湯に沈めていく時のあのピリピリ感、期待したほどじゃなかった。

 


 

気持ちよかったあ。地元の人たちの時間帯だったし、いい時間を過ごした。

屋根の時計を見上げたら午後5時を回っていた。いい夕暮れです。

 


 

湯田のおっ月さん見上げるのは、いつ以来かなあ・・・。

ちょっとした時間、思考停止のような無自覚のような時間が過ぎた。

さあ、あと三時間半。

  


 

走行距離530キロ、14時間。

徐々に気持ちが高揚し、来てよかったあ!とピークがきて・・、寒い、暗い、もうたくさん。

数日経つと、走行中のこの気持ちの変化が妙に可笑しくなって、また走るんです。

でも、今シーズンのロングは、これで・・・かな。


高値

2018-10-17 | ちょこっと旅・温泉

 

ボクんちから一番近い日本海、加茂港。10キロ、20分ほでですかね。

一見、漁港っぽいし、漁港ですけど、所管は、国土交通省系列らしいです。

このバイク、ドライ何とかで、エンジン掛けてからでないとオイル量の確認ができない。

メカ音痴で理由分かりませんが、確認後、エンジン温まったついでに、チョイ散歩。

 


 

北の湯野浜温泉、南の由良海水浴場に挟まれた地味~な港が、クラゲで化けた。

ウィークディでも、こんだけの人ひと。以前を知るものとしては、いまだに信じられない。

 


 

GPS等の発達で、灯台の多くは過去の遺物になったと聞いていますが、ここも、多分、そう。

外観はお化粧直ししているかな。ランドマークとしては、クラゲを凌いでいると思うなあ。

 


 

海岸道路を南に行く。振り返れば、灯台と加茂水族館。

外観が白っていうのは、思いの外、目立ちますねえ。

薄っすらと鳥海山の稜線が見えるような・・。よくあるベタな構図です。

 


 

クロダイ狙いの釣り人の姿が、あちこちに見えます。

菜食主義者じゃないし魚食うの好きですが、ちょっとしたことで遊びで釣るの、やめました。

漁で生計を立てるひとだけでいいんじゃないですか、殺生は・・的な。

 


 

肉眼でははっきり見えて、それで撮ったんですが・・、わかりませんねえ。

県境付近に浮かぶ粟島ですけど。映らないのは、カメラのせいか腕のせいか。

 


 

オイルOK。給油も万全。そろそろ秋を追っかけないと冬が来る。

それにしても、ガソリンの高値が腹立たしい。これでも最安値ですよ、この辺では。


不自然

2018-10-14 | 暮らし・ジョギング

 

午前中はよく晴れた。

すぐそばの国道を何台ものオートバイが群れを成して通り過ぎて行った。 

往く秋を惜しむ気持ちはボクもそうだけど、今日もボクが走った。

 


 

過ぎ去る秋は来年また訪れるけど、ボクの筋力はいよいよ待ったなし。

やめたら、おしまい。冬眠したら、今度こそ春は走れないと思う。

そういう歳になってきた。

 


 

自然にはあらがえないけど、「もう少し、頑張ろう・・」と思うのも自然だよねえ。

ならば、せめて楽しみながら頑張る方法はないか。苦行を快楽と思えば・・。

出来るわけねーな、このボクに。 それは不自然なことだ。


悪OBのボヤキ

2018-10-04 | ちょこっと旅・温泉

  

刈和野辺りを目途にと来てみたら、国道341号には「この先、通行止め」の看板。

看板から先は狭くてカーブの多い山道。今年の大雨で被災したのかもしれません。

迂回路で走るこの道は初めてですが、とっても爽やかで気持ちがいい。

 


 

後方の低い山並みは、今越えてきた出羽丘陵。

平成の大合併でこの辺りも秋田市だという看板もありましたが、旧雄和町ですね。

 


 

道路沿いにあった投句箱と湧き水との組み合わせ。

説明文によれば、雄和町は子規に師事した石井露月の出身地で俳句の町。

湧き水は出羽丘陵高尾山からの湧き水で、そこに露月の句碑もあるんだそうです。

 


 

雄物川に架かる新波橋。

地図を見れば一目瞭然ですが、この辺りの雄物川は激しく蛇行している。

 


 

刈和野といえば、ぎばちゃんこと柳葉敏郎さん 。

ご自宅のある刈和野は橋を渡って20分ほど。この方向ですかねえ。

他人事ながら、相当の決心だったんでしょうね。のどかなところですからねえ、ここらは。

 


 

雄物川を渡って・・と思ったけど、面倒になり、渡らずにそのまま南下。

ふと思い出した温泉「ユアシス」でひとっ風呂。ここ二十年は来ていない。

 


 

雰囲気が殺風景で味気ないと感じて、一度来たきりだったけど・・。

意外といい。受付の女性の爽やかさで、ボクの悪しき先入観は全くもって失せた。

泉質だって日本海側に多く見られる食塩泉で、循環だろうが塩素消毒だろうが、いい。

 


 

玄関前のベンチで湯冷まし休憩。

鳥の鳴き声、おばさんの世間話、稲刈り機械、たまに通る車の音が、聞こえる音の全てです。

の~んびりしていて、いいなあ。思いの外、ハマってしまった感じ。

 


 

国道7号で庄内に入り、遊佐町の食堂「ちどり」の中華そばで遅めの昼食。

なに?! 岩手大学が1部残留・・・、硬式野球の話か。

 


 

野球はなんとかなったようだけど、、あっちの方はどんな調子なんでしょうか。

学業が忙しいとか、勉強優先とかで、週何日も練習できないという噂ですが・・。

ならば、お願いです。せめて、トンペイだけには、勝って下さいネ。

 


 

刈和野までは行けなかったけど、距離的にも気持ち的にも優しいコースでした。

雄和ふるさと温泉ユアシス、訪ねる回数は増えてくると思います。


カウンターの端っこ

2018-10-03 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

♪♪ 雲よ 風よ 空よ  お前たちは 知ってるかい・・・

朝、チビと外に出る。天気を伺うでもなく、遠くの空を仰ぐ。

気持ちだけが、どこか遠くへいっちゃっているんでしょうかねえ。

 


 

先週の金曜日の夜のこと。

20時57分、ボクのガラ携が鳴って・・・、オサムだあ。

「Okaさん、オレ、今、カウンターの端っこでひとりで飲んでんですよ~~」

その後も、21時24分、21時34分・・・、オサムだあ。

 


 

「姫神」が流れてしまって、オサムが気にかけてる事・・・分かってるよ。

大将とジュンちゃんからは気合を入れられた。

まだ、つながっている縁があった。感謝です。

 


 

この連休に予定していた「姫神」だったけど、続けざまの台風の影響で微妙だったかもね。

ところで、オサム。カウンタの端っこって、どっちよ?

一見さんの入り口側かい。それとも常連さん、定席の奥の端っこかい?