やはり、今世界の不協和音を正常に戻すことが出来そうなトップの会談は、重要だし、その成果を期待する・・・。
わざわざ習主席がアメリカを訪れたということは、あの習氏だから様々な思惑はあるだろう。
またバイデン氏も、アメリカの威信にかけても、中国を格下にした会談としたいだろう。
しかし、両首脳の世界に向けた和気あいあいの共同声明が果たして出るかどうかは、報道もあまり期待していないようだ・・・。
さすがにウクライナ侵攻、ガザ地区交戦を筆頭とする世界の紛争がここまで混乱している状況では、バイデン氏も習氏も違う立場からの応酬となり、報道からは、まとまるものはごくわずかと言う・・・。
じゃあ何のために米中のトップがわざわざ手を取り合う距離にまで歩み寄り、首脳会談を行うのか・・・!?
バイデン氏は、互いの心中を明かすことなくうやむやなうちに終わる首脳会議を見越して、さらに習氏をアメリカに呼びつけた(!?)のは、あくまでも大統領選挙を背中に背負った、老体にムチ打った戦略・・・。
ただ、単にバイデン氏が御身のための国民へのアピールを目的として習氏を呼んだなら、おそらく習氏は、簡単にはアメリカになど来ないだろう・・・。
習氏がアメリカにわざわざ来たのは、中米間の経済、和平交渉でもなく、ましてやバイデン氏の大統領選挙の後押しでもない、おそらく中国国内の不穏な事情ゆえの、これも習氏の御身のための訪米だと感じる・・・。
単にバイデン氏の次期大統領選挙の布石、そして習氏の国内の不安情勢のためのアピールと捕らえれば、普段寄り付かない二人が磁石のようにひきつけ合う理由が分かる・・・。
しかし世界は、ウクライナ、ガザの不条理な戦闘で混乱している。
今、米中首脳に求められるのは、まさにこの世界秩序の崩壊の阻止。
報道からは、互いの歩み寄りはない、主張を繰り返す成果のない首脳会談に終わるとの予想がされている。
果たしてそれでいいのか・・・!?
やはりその結果は、世界にとって注目する大事な首脳会談だ・・・。