<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

こがねいろは祝福の色

2017年03月23日 11時39分30秒 | Weblog

鰹菜(かつおな)の菜の花がすんすん伸びてそよ風に吹かれている。いい気持ちそうだ。菜の花ってどれも黄色だけど、それ、どうしてなのかなあ? 大根の花は白なのに。黄色は黄金の色。地上をこがねいろに染め上げたら、その分、地上が豊かになるってみんなして考えたんだろうか。こがねいろは祝福の色。こがねいろは眩(まばゆ)いいろ。さぶろうの家の裏手はちょっと段がついている。他所さまの畑の境目になっている。そこの土手沿いに菜の花が盛りだ。ずらりみっしり夥しく生えて、豊かな黄金に映えている。これは鰹菜ではない。なんだか知らない。そうだったんだ、みんながさぶろうを祝福していたんだ。この世に生まれてきたことを祝ってくれていたんだ。これをさっきの「どうしてなのかなあ?」の答えにしよう。ほんとうは大好きな虫さんたちを喜ばせるための精一杯の工夫だったんだろうけど。横取りだ。さぶろうはちゃっかりしてらあ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 刺々しい世の中を歩くときの... | トップ | 童話「もぐらのもっくん」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事