入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「冬」(34)

2023年02月13日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 まだ2月の中旬だというのに、先週末に降った雪の融け方がやたらに早い。隣家の屋根はいつの間にか黒い瓦が見えるようになったし、巻き尺で計った30センチ近かった小屋の屋根の雪も2,3センチほどの深さになってしまった。この辺りでは、雪が降った翌日は冷え込みが激しいとよく言ったものだが、そうとも思えず、この雪の融ける速さはまさに春の雪、「老人の元気」のような呆気なさである。やはり温暖化が確実に進んでいる証だろう。(2月12日記)

 そうは言っても、山や人通りの少ない道にはまだ雪が相当残っているから散歩はまだ控えるしかない。先週は天気以外にも理由があって確か1度もやっておらず、そうなると大分散歩に出ない日が続いてしまうことになる。
 これだけ何日も歩かないでいると、特に坂道ではそうだが、次の時にはきつさを感ずる。何もしなければ、筋肉の劣化はそのくらい進むということだろうが、逆に毎日歩いていればそれが筋肉のせいか、はたまた慣れなのか分からないが、少し大袈裟に言わせてもらえば普通の自転車と電動自転車くらいの差を感じる。
 近々に上に行くとなれば、法華道のわずか3,4時間の登行でも、少し歩いておいた方が気持ちの上でも余裕ができるはずだが、さてどうなるか。
 
 もし上でも雨なら、雪は大分締まり、新雪などと比べたらスノーシューズは沈まずかなり歩きやすいはずだ。特に山椒小屋跡からの樹林帯では傾斜は落ちても、深雪に足を取られながらヨタヨタ歩くのは、できたら御免こうむりたいところだ。
 今回も目的の半分以上が牧守として行くのだから、できるだけ安気に行きたいという、恥ずかしくも切ない思いがあり、それは年々強くなる。年末に登った時は正月用の料理の材料もあり、久しぶりに荷物が重かった。今回はそんな必要がないから、荷物は極端なまでに抑えるつもりでいる。
 一応羽毛服をザックに入れ、あの時は防風用の上衣を着ずに済んだが、今回はそれも必要になるだろう。そういえば、年末に登った時は意外にも水分が欲しくなり、いつものことながらそんな物は用意してなかったが、今回はレモンティーでも持っていくことにする。

 珍しくきょうは予定を入れておいたが、降水確率90%の予報のために中止した。明日の農協での打ち合わせも別の理由で延期になった。となると、週の後半にそれらの予定が押してくる可能性がある。それに、実は来週には雪の法華道を歩くよりか大変な予定が入っている。どうなるか。つい先ほど、その件で電話があったばかりだ。
 こうやって、勝手気ままに炬燵の虜囚を決めてはいても、外界とは細い糸でかろうじて繋がっているらしく、まだまだ先のことだと高をくくっていた難題などもどんどんと近付いてくる。

 本日はこの辺で。



 


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