仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

より公正で友愛に満ちた世界の構築のために

2016年07月04日 | 日記
バングラデシュの飲食店襲撃テロ事件、実行犯について、「裕福な家庭の出身で、教育水準が高かった」という。もうずいぶん前から、「裕福な家庭=善良な市民」「弁護士=正義の人」「科学者=善人」といった環境や職業によって性善説で人を判断する見方は崩壊しているのではないか。

日本赤軍やオーム出家者等など、プライドが高い分、間違った方向会進むと対処しがたい要素をもっている。そんなことを思いながら朝刊(産経)を見ていると、この度、犠牲となったイタリアのご遺族のコメントが載っていました。

〝バングラデシュの首都ダッカの飲食店襲撃テロで、最多の9人の国民が犠牲となったイタリアでも、遺族らが悲しみに打ちひしがれている。イタリアのメディアによると、犠牲者には妊婦や幼い娘を持つ母親も含まれていた。
 イタリア紙テンポ(電子版)などによると、中部ラツィオ州出身のシモーネ・モンティさん(33)は昨年からダッカの繊維会社で働いていた。出産を控え、近く実家に戻る予定で航空券も予約済みだったという。
 帰郷を心待ちにしていた家族は「私たちの苦難と彼女の死が、より公正で友愛に満ちた世界の構築のために役立つことを願う」と語った。〟


「私たちの苦難と彼女の死が、より公正で友愛に満ちた世界の構築のために役立つことを願う」、ただただ頭が下がります。
コメント
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