アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

稲武・初夏の一日コース+おまけの見学

2021-06-27 17:43:54 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ

    昨日、名古屋の友人を案内して、初夏の稲武で体験観光をしてきました。

   最初に訪れたのはどんぐりの里近くの棚田。ラベンダー畑での収穫体験です。

   お値段は880円。30分以内で採り放題です。

   数年前から毎年参加していますが、なかなか思うようにたくさん採れない。今年こそはと意気込んで臨みました。

    でも採れたのはこれだけ。それでも100本は越えたかな。

    お昼ご飯はヒトトキへ。久しぶりに訪れたのですが、知人友人たちに出会い、しばし歓談。ギャラリーを兼ねた広い店内は、相変わらずセンスがよくて気持ちいい。

    いただいたのは、カレー2種とサラダ付き。ひよこ豆のカレーとドライカレーを選びました。

    食後は、大野瀬町のまいにちブルーベリーへ。つい先日開園したばかりです。20近く前に栽培を始めた園内のブルーベリーはずいぶん背の高いものもあり、まるでブルーベリーの森。わたしはこちらの、適度に刈った草地が好きです。

    実の裏までよく見て濃い紫色に熟れているものだけを取るようにと、園に入る前に園主から教えてもらったのに、裏側を見るのをついついわすれて口に入れ、酸っぱいのもいくつか食べましたが、それもまた新鮮な味がいい。十分熟れた実にあたったときは心のうちで喝采。お昼ご飯を食べた直後で、到底食べられないと思ったはずなのに、いつの間にか次から次に口に入れていました。

   ブルーベリー園の横を流れる川。涼しい風が吹いていました。早春のころ、この近くをハイキングした時、日本カモシカがじっとこちらを眺めているのに出会いました。鳥をはじめ、たくさんの獣がやってくる場所にあるので、実を食べられたり、木を折られたりとひどい被害にあうのは必然。それでネットが張られているのですが、色が白いせいか、園内にいる間は、ほとんどネットは気になりません。

   まいにちブルーベリーは食べ放題で大人1200円。お持ち帰りは大きさによりそれぞれ別料金が必要です。時間制限はありません。

    ブルーベリー狩りの後は、隣村の設楽町名倉へ。おととしまでの2年ほど毎年開かれていたオープンガーデンの常連の参加者である友人宅の庭を見せてもらいに行きました。

     私は1週間前にもお邪魔したところなのですが、たった1週間で庭の花は様変わりしていました。今回の主役はエキナセアと各種あやめ。

    低めの山と田んぼが借景になって、広い庭がさらに広く見えます。

    ご自分たちで植えただけでなく、こぼれ種で次々に増えているので、雑草の生える余地がないようです。

    お庭は毎年少しずつ拡張しています。下の写真はノアザミ。

   こちらは、野の花が主になっている花壇です。

   都忘れの前にあるのはウツボグサというのだそうです。

   私宅の草の庭とは月とスッポンの違いのあるこちらのガーデン。来年こそはオープンガーデンが開かれて、多くの人に見ていただけるといいなあ。

   帰り道にある、冬の稲武のミニ観光地・氷瀑の前にある山の水場で、友人のために用意したペットに水を汲んでもらい、名古屋へのお土産にしてもらいました。

   初夏の一日、山里の自然の中でふたつも体験できました。こんな日は、わたしにもめったにないこと。友人ががきてくれたおかげで、いつものありふれた景色が違って見えたことでした。ああ、満足。

 

 

   

 

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どんぐり工房6月の草木染め講習会おわりました。

2021-06-27 17:26:11 | 草木染め

  昨日は、どんぐり工房定例の草木染め講習会でした。

  今年は、3月に開きはしたものの、その後緊急事態宣言発令に伴って開講を控えたため、3か月ぶり。

   早春の染めから一気に初夏の染めに。使った素材のうちひとつは、朝敷地内で採取した桑の葉です。まだやわらかい桑の葉は、今のうちなら緑葉染めもできるのですが、今回は普通に煮だしてみました。

   すると、これまで桑の葉染めではお目にかからなかった美しい黄色が出現。いままでは、時期がもう少し後だったせいで、黄色に渋みが加わっていたのかもしれません。鉄媒染すると、これまたきれいな草色になりました。

    もうひとつは、昨年採取した枇杷の葉で。こちらはアルカリ水で煮だして赤を引き出しました。写真は少しピンクが強すぎますが、実際は小豆色にちかい。

    上の写真のうち、左から4枚めまでのTシャツは、この日参加した男の子兄弟4人の作品。左の2枚は枇杷の葉、3枚目と4枚目は桑の葉染めです。

    全く同じ形の色褪せたパンツ2枚が、黄色→レンガ色?、グレー→カーキ色に生まれ変わりました。右端から3番目と4番目の黄色が鮮やかです。どちらも桑の葉のアルミ媒染。まるで化学染料で染めたみたいです。

    同じ綿100%のTシャツでも染まった色は微妙に違います。大勢で染めると、いろいろの素材が一堂に会するので、染まり方がそれぞれ。興味深いことです。

    久々の染め、やっぱりたのしい。

    来月と再来月は、インド藍染め講習を行います。くわしくはどんぐり工房のHpをごらんください。

    

 

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ヤマモモのペーストづくり

2021-06-23 15:05:30 | 手作りのたべもの

   先日、親戚の家にヤマモモをもらいに行ってきました。ヤマモモの大木があるのはずいぶん前から知っていましたが、その実が食べられて加工もできるとは知らなかった。

   今年は去年の「100分の1ほど」しかなっていないそうですが、木の下にはわんさと実が落ちていました。実の形と色のかわいいこと! 大きさは、ピンポン玉くらい。完熟すると、黒っぽくなります。

   黒っぽいのを食べてみました。

   酸っぱい! 酸っぱいからこそ、ジャムにしたらおいしいのでしょう。

  帰宅後、水で洗いしばらくつけておきました。

   つけておいただけで、こんなに色が出ました。

    ネットで調べたら、そのまま砂糖と一緒に煮る、という方法と、ゆでてから種を出し、それから砂糖を入れてジャムにする、という二つの方法が載っていました。あくもある、というのでゆでてからつぶすという方法で作業開始。

    10分ほどでやわらかくなったので、ざるに入れてつぶしながら、種を取り出しました。一つの果実に一個しか種はないので、わりに楽。

 

     こちらが種です。

     果汁とつぶした実を計り、その30%の粗糖を入れて火にかけました。

     相当水けが多いので、なかなかどろっとしてきません。

    1時間たっても、こんな状態です。水分は飛ぶのでペースト状にはなりますが、ペクチンが出てこない。

    結局諦めて、ペーストとして使うことにしました。味は甘酸っぱくて、香りもよくて、いい。色は美しい赤色。

   ほんとは、ジャムサンドスコーンに入れたかったのですが、どろどろすぎて果たせず。ペクチンの出にくい性質なのか、それともいったんゆでたのがよくなかったのか。

   ほんとはジャンサウンドスコーンに使いたかったのですが、急遽、ヤマモモ入りマフィンをつくって、昨日のマルシェに、持っていきました。酸っぱみをおさえたかったので、量をひかえましたが、もう少し入れてもよかった。召し上がった方には、好評でした。ペースト状のまま冷凍したので、来月のマルシェにも持っていくつもりです。

    ヤマモモとか、枇杷とか、イチジクとかザクロとか、ナツメやユスラウメ、金柑・・そういったほとんど手のかからない果物が、以前は家の庭先に植わっているのをよく見かけたものです

    でも、いまは、ほとんどなくなりました。庭がせまくなったことと、こういった果物の味が一般に好まれなくなったからなのでしょう。果物と言えば、甘くて大きい立派なものに、いつの間にかかわってきました。

    そのままでは口にあわなくても、ちょっと手をかければ十分おいしくなる在来の果物は、独特の地味なおいしさがあると思います。

    来年またこの季節に採取にいって試してみたい。旬の楽しみがひとつ増えました。

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柿の葉寿司を作りました。

2021-06-23 14:53:05 | 手作りのたべもの

  ずっと前から作りたいと毎年思いながら、果たせなかったもの。たくさんありますが、その一つが柿の葉寿司。京都にいたころは鯖寿司はよく作っていたので、葉っぱさえ適当な時期に採取すれば作れる、とおもっていたのですが、その「適当な時期」を毎年逸していました。

  先日、家人が、通路に差し掛かっていて邪魔だというので柿の枝を切ってもってきました。見ると葉っぱが青々していて、さわるとしなやか。たぶん、柿の葉寿司をつくるのに最適の状態の葉のようでした。それで、俄然つくりたい意欲がむくむく湧いてきて、自然食品店で冷凍の国産塩サバを買ってきました。

  実をいうと、最近、店頭で昔のような国産の質のいい塩サバや生サバを見かけなくなりました。それで、しめさばを作るのがはばかられて、ここ数年全くつくらなくなっていました。

  でも、自然食品店の国産冷凍ものなら、たぶんよかろうとおもって、はじめてしめサバにしました。

   サバは酢水で塩抜きした後、みりんと酢で酢漬け開始。一晩漬けた後、寿司づくり開始です。一匹のサバだけでは足りなくなりそうだったので、刺身用の鮭も買ってきて、塩にした後、酢漬けしました。

    米は、うるち米に6分の1ほどもち米を混ぜて七分搗きに精米。土鍋で炊いたあと、酢とマザーソルトとメイプルシロップで作ったすし酢をあえて、すし飯の完成です。

    柿の葉を洗って水けをふき取り、葉の表側に具と俵型に握ったすし飯を置き、包みます。柿の葉が意外に小さくて、相当小さく握ったつもりの俵型おにぎりでもはみ出すほど。小さすぎるのは葉を二枚ずらしてつかいました。それでも、端っこが出てしまうこと多かったのですが、容器にぎゅうぎゅう詰めていくうちに、なんとなく落ち着きそうなかんじになってきました。

   友人にもらった押しずしの木型。こちらのほうが、水気を吸うので、容器としてはさらにいいはず。

   上から重しをします。

   一晩経って、できあがった柿の葉寿司がこちら。

    思った通り、かなり雑な握り方でも、ぎゅうぎゅう詰めにしたおかげで、何とか様になりました。甘酢に漬けたショウガを入れたらもっとよかった。

    もう一晩くらい置いたほうがさらに味が染みておいしくなるのかも。でも、夕飯ですべてなくなりそう。柿の葉が固くなったら、ミョウガの葉でもいけそうです。ミョウガの甘酢漬けもしばらくつくらなかったけれど、このお寿司にたぶんピッタリ。今年はちゃんとミョウガを採取して漬けることにします。

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あした、守綱寺のまちかど朝市に出店します。

2021-06-21 17:09:36 | アンティマキの焼き菓子とパン

  豊田市街地寺部町の守綱寺で、毎月第2、第4火曜日に開かれている絵本の読み聞かせの会。会が終わるころ、会場の本堂の外で、きわめてささやかなマルシェが開かれます。あすも、アンティマキはこのマルシェに出店します。

   久しぶりに焼いたのは、リンゴジャムのスコーン。自家製のジャムがなくなったので、貰い物のジャムを使いました。高山の福蕨という名の果樹園のジャムです。

    パンも、久々に焼いた、ハーブのフォカッチャをお持ちします。全くこねずに作りました。

   マフィンも焼きました。先日もらってきたヤマモモで作ったペーストの入ったマフィンです。ちょっと甘酸っぱい味で、カシューナッツが入っています。

   そのほか、クッキー類は、穀物クッキーが4種、ニンジン入りの雑穀バー、ピーナッツバターと白味噌の入ったガレットブルトンヌを持っていきます。

   読み聞かせの会は10時半から。まちかど朝市は11時からです。旭の新鮮な野菜をもって、いのはな農園さんも出店します。

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佐久島に行ってきました。

2021-06-14 11:37:24 | 小さな旅

   2週間前になりますが、愛知県で一番大きな島、佐久島に行ってきました。

   佐久島は、西尾市の一色港から船で約30分。三河湾に浮かぶ島です。佐久島を訪れた目的は、この秋に、島の人たちを対象に開く染め講習会の下見のため。主催者のMさんの案内で初めて島に上陸しました。

    Mさんは、20年前、この島を「アートの島」としてたちあげるために作られたプロジェクトの中心人物。自然豊かなこの島に、彼女たちの企画で次々に趣向を凝らしたアート作品を設置して、随所に島の魅力を発信する工夫を施しました。しだいに、島は活気を取り戻し、県内でも有名な観光スポットになりました。

   さて、最初に訪れたのは、大島。

    小さな公園になっていて、梅林が広がっています。春さきには水仙と梅の花が見事だそうです。樹木の大半は、肉厚の常緑樹っぽい葉の目立つ木ばかりです。

    島で行う染めなら、島にたくさんある草木で染めたい。そうおもって臨んだのですが、稲武で近辺では見かけない木ばかりのようで、名前がわかりません。Mさんがスマホで撮って検索すると、こちらはトベラ。初めて聞いた名前です。

     こちらはタブノキと、特定されました。タブノキだとしたら、染色の本にも載っていて、古くからある染め材料の一つです。黄八丈の織物の中に干し茶色っぽい色の柄がはいっているのですが、その茶色は、タブノキで煮だしたものだそう。

   山の植物を見るために出発。白い建造物は、大人気の「おひるねハウス」と向かい合うように造られた「イーストハウス」。なが~いベンチです。

    軽自動車で走った山道は、「弘法道」。もともとこの島には、88か所の祠が作られていたそうなのですが、ずいぶん前に朽ちたり壊れたりしていました。プロジェクトでは、残っている祠は整備し、なくなっている祠のあったらしい場所には、現代のアーティストたちに創作を依頼して、復活させました。

   弘法道の途中にしつらえてある、祠のお掃除道具。こんなのまでおしゃれです。

   森の中にある池。あたりはやはり常緑樹ばかりのよう。大島で見たのと同じ、トベラやタブノキらしい植物もたくさん見かけました。温帯というより、亜熱帯の植物がけっこうあるらしいとのことです。

   東側の丹梨海岸に出ました。いいところに、テーブルとベンチが。これも作品です。

   Mさんが「この音聞いて。私好きなの」というので、耳を澄ませると、波が引くときに、「ザザザー」と小さな音がします。こちらの海岸は、砂ではなく、小さな石ばかり。それで、耳に心地よい音が聞こえるのです。

   丸い小石。上流では見ることのないきれいな曲線です。

   見たことのない白い花。

   名前はわかりませんが、可憐です。

   こちらも祠。

   虫こぶのなでしょうか。模様みたい。森の雰囲気が違う。

   この花は、こちらでも見かけます。Mさんが調べたら芋カタバミとわかりました。

   山を下りたところの標高。600mのところに住んでいる私には、驚くほど低く感じますが、一色港あたりに比べたら、佐久島のほうがこれでも標高は高いのだそうです。

   観光客は増えましたが、島の人口はこの20年で半減。現在400人くらいの人口だそうです。空き家が目立ちます。

   右は、立派な門と塀のあるおうち。こちらも左も空き家のようです。

   途中で出会った地元の方が、「島ならではの植物を見たいのなら、マニラ麻はどうかな?」とおっしゃるので、その方のお宅に行き見せてもらいました。昔、地元の漁師さんたちは、その麻でロープを作って仕事に使っていた、というのです。

  ところが、見せていただいた植物は麻とはだいぶ違う姿です。Mさんが検索したら、こちらはマオラン。オーストラリア麻とかニュージーランド麻とか呼ばれているもので、マニラ麻同様に、漁業に使うロープなどを編むのに格好の材料なのだそうです。マニラ麻もロープに利用する植物なので、昔地元の人たちが混同してしまったのでしょう。

   南国っぽい細道。

   大浦海水浴場に植えられているデイゴの木。数年前、奄美群島の加計呂麻島を訪れたとき、デイゴの並木道は歩いたのですが、花の季節ではなかったので見られませんでした。花はこれからのようですが、赤いつぼみ?を見られただけでもうれしい。

    訪れたのは平日。緊急事態宣言中なので、島の飲食店、土産物店は一軒を除いてすべて休業。「稲武ではみな開いているのになぜ?」と聞いたら、「店が開いていると、観光客が増える。島には常設の病院がないので、何かあったとき対応ができないから」とのこと。それでも、船には観光客らしい若い人たちも結構乗っていました。彼らはレンタサイクルで島をめぐっているようです。

   島と本土の港の間には、フェリーの運航はありません。だから、島から本土に通う人達は、一色港に車を置いて、行き来しているのだそうです。島内の道は、どこも狭くて、軽自動車でないと走れそうもないところばかり。Mさんは、「島は自転車で回る人が多いけれど、わたしのおすすめは歩くこと。自転車では気づかない島の魅力に触れられます」と。

   こちらは島の北側にある小さな公園、ひだまり広場。もともとあった木造の東屋が朽ちかけていたので、アーティストがセメントを塗り、タイルを張り、ユニークな装飾を付けました。

   右真ん中あたりの茶色のものは、小動物のうんこらしい。

    踏み石は、ワークショップの参加者たちが飾ったもの。丹梨海岸で拾ってきたらしい小石も使われています。

    「王」とかかれた椅子。座りごこちがよかった。

    北のテーブルと名付けられたお休み場所。

   北側の海岸を走りました。非常に目立ったウドの親玉のような植物。ジャイアントなんとかと検索できましたが、忘れました。

    どこかから流れ着いた種なのかしら。

   島の体験施設、弁天サロン。古い木造家屋をリニューアルしたもの。染め講習はこちらで開く予定です。広い和室も中庭もあり、農家の昔の台所のような土間に業務用のコンロも設置してあるので、場所としてふさわしい。問題は、フェリーがでていないので、たくさんの道具類をどうやって運ぶか、なのですが、この施設で大鍋をいくつか貸してもらえることになったので、あとはなんとかなりそう。

    最後に訪れた海岸。地元の方に、海藻で昔染めをしたことがあると教わり、その海藻を見に行きました。たしかアマモとかいう海藻で、海岸近くに結構生息しているそうです。

    佐久島は、愛知県下で有数の野鳥の生息地であり、海の生物の種類も豊か。海岸からわずかにいったところで、タツノオトシゴが見つかったことがあり、専門家が驚いたこともあったそうです。

    ずっと前から行ってみたかった佐久島。やっと希望が実現しました。観光客が集うアート建造物はあまり見る時間はありませんでしたが、島を熟知しているMさんの案内のおかげで、面白くて惹かれる場所をいくつも訪れることができて、満足。またいつか、ぜひゆっくり歩いて島めぐりをしたい。

   ところで、この日の訪問の目的~染め材料を見つけること~に関しては、追って記事にいたします。

 

 

   

 

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今年の梅のお仕事 その1 梅ジュースと梅干

2021-06-13 15:44:32 | 手作りのたべもの

  今年は梅のなり年だそうです。

  昨年は、梅がなかなか手に入らなくて、友人に頼み込み、彼女の友人のご実家、岐阜の山里で採れたものをいただきました。大事なその梅で梅干しとシロップを漬けたのですが、今年は、その場所にはクマの出没が危ぶまれるようになったため、採取に行けそうもないとのこと。どうしたものかと思っていたら、先月末、たまたま梅収穫時に訪れたある場所で、立派な大きな梅の実を結構な量、頂けました。

   その後、自宅の庭の隅にある梅の木にも、まずまずの実ができているのを発見。崖っぷちに育っているので、とるのが大変でしたが、なんとか6キロほど採取しました。こちらは小さめなので、シロップに。

   左は甜菜糖、右は黒糖と粗糖。どちらにも、米酢を少しあとから入れました。

    こちらは、甜菜糖の氷砂糖。上からレモン果汁を注ぎました。

   某所でいただいた梅のほうは、梅干しにしたかったので一週間近く放置し、色づくのを待ちました。でも、木で熟したものでないので、傷がだんだん目立ってきました。

  もう少し黄色くなるまで待ちたかったのですが、そうしていると、梅干しにする量がどんどん減りそう。それで、青いものも交じっていましたが、漬けました。

   いつもわたしは、塩を梅の20%入れています。今や当たり前になっている減塩の梅干しに比べたらかなり塩からい。今年は、18%に抑えてみることにしました。

    毎年大量に漬ける友人は、16%にしているとのこと。そこまで下げるのはちょっと心配なので、18%でひとまず試みることにしました。

    友人は、焼酎を少量梅の実に絡ませるようにしてから塩漬けにする、というので、それも真似してみました。使った焼酎は、枇杷の葉エキスやドクダミエキスを漬けるときに使う、35度の米焼酎、天領です。

    今年の最大の試みは塩。マザーソルトを使ってみました。この塩、中国の岩塩なのですが、ただ採掘したものではなく、一定期間寝かせたものだそうで、体に必要なミネラル分を相当に含んでいるのだそう。減塩ではなく、この塩なら、摂ることでいろいろな症状が除かれ、健康になったというデータもあるそう。今年は、味噌も一部この塩を使って仕込んだのですが、梅漬けにも使うことにしました。贅沢な梅漬けができそうです。

    今日は近くの友人宅に行って、梅の様子を見てきました。うちの梅と同じ小ぶりの梅ですが、こちらはうちよりはるかに、取りやすいところにあります。ここなら、木で熟した梅を下に落として拾えます。一週間後に採取に来ることになりました。無農薬の梅がいただけるなんて、ありがたいことです。豊作のうちに、たくさん梅干しを作っておこうと思います。

 

 

 

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明日、岡崎のヘルシーメイト、暮らしの学校ショップ、べーぐる庵へ納品します。

2021-06-11 23:02:10 | アンティマキの焼き菓子とパン

   6月ももう半ば。もうじき、今年の半分が終わろうとしています。ときの経つのが早すぎ。

   稲武では、日中は外に出ると暑いのですが、朝夕はいまだに肌寒く、パンの発酵も常温だと思うように進みません。梅雨に入ったというのに雨が降らず、友人にもらった野菜の苗の生育が、あまり芳しくありません。

    大好きな雑草、スイカズラの花もそろそろおわりです。

    さて、あしたは、岡崎の3店舗に納品に行きます。お持ちするのは、穀物クッキー3種~黒糖と生姜粉のクッキー、オートミールとナッツのクッキー、そば粉とひまわりの種のクッキー~、アニスシード入りのオートミールビスケット、米粉の生姜入りクッキー、それに久々に作ったタマネギクラッカーです。タマネギクラッカーに使ったタマネギは、無門福祉会が無農薬無化学肥料の自然栽培で育てたもの。みずみずしいタマネギです。使った材料は、タマネギのほか、有機小麦粉と圧搾菜種油とポルトガルの海でとれた自然塩のヴァージンソルトだけ。食べ始めるとついつい止まらなくなります。

   ヘルシーメイトへは、パラダイス酵母ジュースで発酵させたパンを二種類持っていきます。

   ピンクペッパー入りのシンプルなパンと、有機クルミと有機カレンズの入ったライ麦パンです。

    ヘルシーメイトには、明日朝開店前に到着。名古屋店にもその後運ばれるはずです。

    暮らしの学校には午前中、べーぐる庵へはお昼前後に届ける予定です。

    今回の新作は、米粉クッキー。超微細粉の稲武産米粉で作りました。どうぞお楽しみに。

 

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守綱寺のまちかど朝市出店します。

2021-06-08 00:20:51 | アンティマキの焼き菓子とパン

   またまた、当日の告知になってしまいました。

   本日、豊田市寺部町の守綱寺の朝市に出店します。

    こちらの寺の本堂で、本日10時半から、絵本の読み聞かせの会が始まり、そのあとの11時から本堂の廊下と階段下で、旭のいのはな農園さんとアンティマキがささやかなマルシェを開きます。

   お持ちするのはパラダイス酵母で仕込んだ、ライ麦パン。

   それと、好評の米粉とそば粉とみりんのパン・デピス。久々に、自家製甘夏ピールのスコーンもお持ちします。

    クッキー類は、四つ葉バターと平飼い名古屋コーチンの卵をつかった穀物クッキー3種のほか、アニスシード入りのオートミールのビスケット、初登場の米粉のクッキーをもっていきます。

    穀物クッキーのうちのそば粉入りも初のお目見えです。米粉のクッキーはショウガ味。小麦粉とは違った味と食感をお楽しみください。

    きのうは今日の準備でほぼ家の中に一日中いたので、あまり感じませんでしたが、結構外は暑かったみたい。この季節は、平地に下りていくとき、何を着て行こうか迷います。では、お待ちしています。

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稲武プレーパークに参加しました。

2021-06-01 00:33:37 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ

   久しぶりに、稲武プレーパークに参加しました。朝は肌寒いほどでしたが、昼間は夏日。思いっきり日光浴しました。

   久々に参加した目的は、ダッチオーブンでパンとスコーンを焼きたかったから。

   だいぶ前から持っているダッチオーブンですが、実は、スープ以外作ったことがない。

   前夜からパン種を仕込み、当日朝、バナナとカレンズを入れたスコーン生地もつくり、現地に出向きました。鍋の中には二次発酵のすんだ生地を10個ほどに小さく丸めて置きました。鍋の下はわずかな熾火。上には多めの燠を。

   こちらはスコーンです。古い無水鍋に並べました。

   この日は遠方からの参加者も結構いて、初めて会う子供もたくさん。

    好きなことして勝手に遊ぶ、というのがプレーパーク。モットーは「子どもの根っこは遊びで育つ」です。

   稲武プレーパークは、山の中の小さなくぼみのようなところにあり、さらに下にも探検できます。

    小さい子も大きい子もいます。仲良し四人組。

   無水鍋は、火が通ったら、鍋ごとひっくり返して表面を焼きます。

   だいぶ焦げたけれど、カリカリしておいしい。

    アウトドアに詳しい友人がダッチオーブンを効率よく使う方法を伝授してくれました。燠をしっかり作っておいてから、くすぶっている灰の上に鍋を置き、その上に炭になった燠を置く。パンは二回に分けて焼いたのですが、この方法で焼いたほうが俄然早くて上手にできました。

    ちゃんとパンになっています。一回目はねちゃっとしていましたが、2回目は普通にパン。

    どちらも、子供にも大人にも好評でした。スコーンの焦げもご愛敬。カリカリしているので、食べられました。

    兄弟二人の男の子と話していたら、兄のほうが、「僕は走るのが得意」といって、突然走り出しました。すると、それを見ていた弟が、また突然走り出しました。兄の半分くらいの距離で、こちらを見て、停止。

    「スコーンをどうぞ」と女の子にわたしたら、「給食にスコーンが出たけれど、わたしは食べなかった」と話し始めました。でも、そのあとが続かない。火のほうに気を取られていたので、わたしはすぐにその子のそばを離れましたが、あとになって、「なんで食べなかったの?」と聞けばよかった、とおもいました。今とても気になる。知りたい! そして彼女は、あのあと、私のスコーンを食べたのだろうか。

    プレーパークのような、のびのびできるところにいると、子供たちは思い思いのことを始めたり、話し出したりするように思います小屋の屋根の上には、常時数人の子供たちがたむろ。近くの木にものぼっています。私が頼みもしないのに、初めてきた小さな子たちが、つぎつぎに焚きつけにする杉の葉を持ってきてくれました。自主性だとか協調性だとか、口で言ったってはじまらない。こういう場所でおとながちょっと後押しすればおのずから培われると思います。

   ダッチオーブンの使い方がわかったので、次回はもう少し上手にパンが焼けそう。また行きます。

    

 

 

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