アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ほうろく屋菜種油の工房見学に行ってきました。

2018-03-31 09:44:27 | 手作りのたべもの
  みよし在住のアロマアドバイザー原祐子さん主宰の無添加生活Clubが企画した、こだわりの調味料工場ツアーに参加しました。訪問先は、西尾市のほうろく屋菜種油の工房と、碧南市の三河みりんの工場。ほうろく屋は昨年に続き、二回目の訪問です。

   工房主の杉崎学さんは、10数年前、西尾に最後に残っていた油屋さんから教えを受け、その油屋さん所蔵の昭和20年代の機械をゆずりうけて開業しました。
   
   西尾のあたりは菜の花の産地で、昔から地域に数軒の油屋があり、農家の人たちは自分が育てた菜の花の種を油屋に持っていってしぼってもらい、一年分の食用油にしていたのだそうです。ところが、昭和30~40年代くらいから、薬剤抽出してしぼった安い油が出回り、昔ながらの製法で作った油は一気に売れなくなりました。20数軒あった西尾の油屋は、杉崎さんが学んだ1軒だけになっていました。その一軒も継ぐ人はおらず、いずれ廃業と決まっていました。
  
   それまでご自分も周囲も考えてもいなかった仕事を始めた杉崎さんに、周囲は猛反対。油で食べていけるわけがない、というのが反対の理由でした。でも、杉崎さんの最終目的は油屋の復興ではなく、社会生活にうまくなじめないでいる、子供たちや若者たちの居場所づくりにありました。

   その数年前から始めた、ご自宅の裏山の開墾。子供たちや若い人たちが集まり、灌木を伐り、草を刈り、畑を作って野菜作りを始めました。そして当時は珍しかったマルシェも開催。周辺の高齢者たちにもどんどん参加してもらい、子供や若い人たちとの交流を促しました。この居場所づくりの中核として、菜種油の工房の設立をかんがえたのです。

   とはいえ、高い油はなかなか売れるものでなく、苦労は続いたようです。でも、数年前から潮流が変わってきました。値段よりも質を大事にする人たちが増えてきたのです。私がみよしのマルシェに出店したとき、一緒に出店していた男性からこの油の良さを力説され、購入したのは、たしか4年ほど前でした。その後、岡崎の自然食品店ヘルシーメイトでのアンティマキの講習会には、お店の希望で、この油をスコーンやパンに使っています。焼いた時の風味はほかの油とは格段の差。現在は、商品にもしています。  

   さて、工房見学の最初にみせていただいたのは、とうみです。届いた菜種を天日干ししたあと、この機械にかけます。すでに農家で選別は終わっているのだそうですが、杉崎さんはさらに細かくえり分けます。重い種は食用油に、軽い種は機械油に。森で木を伐るときに使うチェーンソーの油は、ふつうは石油。伐れば周囲に飛び散り、微生物をころします。でもこの油なら、もとは植物なので栄養にこそなれ、死滅はさせません。

   次の工程は、焙煎。油絞りのうち最も大事な工程がこれ。使っているのは昭和20年代に杉崎さんのお師匠さんが考案して発注したほうろく釜です。このほうろくが、こちらの菜種油の要といえる道具なので、工房の名前をほうろく屋としたのだそう。

   火力は裏山でみんなが切った間伐材です。火力を調節しながらの焙煎。釜の縁でつぶしては焙煎具合を確かめながらいりつづけます。おおかたの圧搾菜種油も、同じようにこの焙煎をおこなうのですが、機械で一気に焙煎するため、焦げつく種も出てきます。均一でない種を絞りやすくするため、こののち、湯洗いという工程を取るのが一般的。でも、杉崎さんは、ここで手間を惜しまず湯洗いせずに焙煎を続け、絞りの段階に入ります。

   こちらが絞りの機械。こちらも古い道具です。まだ修理できる方がみえるので、直し直し使っているそう。ここで油とかすに分かれます。かすは緑色っぽいグレー。ホームセンターで売っている油粕は茶色。色の違いが成分の違いのようです。こちらの油粕は、EMたい肥の材料にもなるし、米ぬかと混ぜればいい肥料に。盆栽好きのかたには、重宝されている肥料だそうです。


    絞った油は缶に入れて自然沈殿させます。生のままの油と加熱する油と両方の商品があるのですが、いずれにしろ、一般のサラダ油なる油とはちがって、こちらの工程は素人でも十分わかるシンプルさ。安心できます。

    搾りたての油も、飲ませてもらいました。なんと菜種の花のお浸しの味がしました!

    ところで、今回杉崎さんに聞いて初めて知ったのですが、こちらの油の原材料表示は、「食用なたね油」となっています。名称も「食用なたね油」。普通に考えたら原材料は「国産菜種」となるはずなのに、このように書けとの指示があったとのこと。名称と原材料が同じとは、奇怪な話です。スーパーなどに並んでいる薬抽出の安い油の原材料も多分、同じなのでしょう。薬の表記はどこまで義務があるのかも気になります。

    見学の最後は、ほうろく菜種油をつかった丸干しいわしのアヒージョのふるまい。前回もいただいたのですが、これが絶品。今回ふたたび参加したのは、またアヒージョにありつきたいという欲望も手伝っていました。写真を撮りそこなったのですが、近くの漁港で水揚げされたマイワシを昔ながらの方法でえらにくし刺しをして天日干しした丸干しイワシを、たっぷりのほうろく油で煮ただけのもの。味付けはなく、丸干しの塩気だけ。やっぱりおいしかった! 

    同行した友人が「「これまでほうろく屋の油は高い」と思っていたけれど、高くなるにはそれだけの理由があることがよくわかった」と言いました。同感です。

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みよしイオンモールの吉十でアンティマキの品を販売します。

2018-03-29 15:16:56 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  今年に入ってから何度目かの、みよしイオンのアイモール内、吉十にて、アンティマキの商品の販売があしたからはじまります。

  おいてくださるのは、穀物クッキー2種、ココアと甘夏ジャムのクッキー、ココアのグラノーラ、ほうろく屋菜種油の雑穀クッキー、アニスシード入りオートミールのクッキー、おかき2種です。

  数に限りのある限定販売です。おはやめにのぞいてください。
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あしたのgreen maman朝市に出店します。

2018-03-26 17:31:38 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
    今年初めてのmamanの朝市。アンティマキも出店します。

    お持ちするパンは、味噌パンと今回初お目見えの大型パン。オーストラリア産の有機小麦とホシノ酵母元種、ゲラントの塩と水だけで全くこねずに作りました。高加水のパンなので、形がとりにくく、へんてこな形ですが、味はいい。ぜひおためしください。大きいのを三つと半分をひとつだけもっていきます。

   スコーンは、カカオニブ入りと紅茶とスパイスのチャイ風味の2種類。ケーキは、豊田さんの大粒のブルーベリーをのせた豆腐ケーキです。クッキーは多種類用意しました。穀物クッキーは2種、ほうろく屋の菜種油のビスケット、アニスシード入りのビスケット、ココアと甘夏丸ごとジャムのクッキー。それに、稲武のおかきです。

   旭や下山、松平などから質のいい春の野菜もたくさん届くようです。maple may のお弁当も、しろさんの豆腐もあります。

   明日は本堂で絵本の読み聞かせの会の春休みお楽しみ会。初めての方もぜひどうぞ。

   *日時 3月24日 火曜日 10時から12時
   *場所 守綱寺大広間 寺部町
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春さきのハッピーサイクルマルシェに出店します。

2018-03-16 14:42:31 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   ハッピーサイクルマルシェに、初めて出店します。

   前から出店してみたかったこのマルシェは、豊田市街地にあるフェアトレードのお店anamの主催。anamは松坂屋豊田店にもお店を持っていますが、マルシェは、桜城址公園や元城駐車場のすぐそばにあるほうのお店の中と外でひらかれます。日時と場所は以下の通り。

*日時 3月19日(月) 10:00〜15:00
*場所 豊田市 元城町2-2-2 anam creation MapleMay

   主催のanamからのメッセージ。
   「ハッピーサイクルマルシェを始めて、今年で5年目。
ハッピーサイクル *幸せが循環するようにと願いを込めてつけた名前です。
インターネットや機械を通して無人でも簡単に物が買える時代 便利で安かったり
便利になった分、物の背景が見えにくくなっていたり
物の後ろには、人がいて、コミニケーションをとってお買い物する、そんな昔ながらのお買い物の仕方、大事なことがたくさん詰まっていると思います。
anamの空間のなかで出店者さんもお客さんもギュギュッと集まって、毎回素敵な空間、雰囲気が生まれています。
今回もとびっきりに素敵な出店者さんが集まっています。
ぜひ、遊びに来てください(*´ω`*)」

    アンティマキは、今回は焼き菓子中心にお持ちします。用意する予定の品は、穀物クッキー3種、黒糖とクルミのスコーン、豆腐とブルーベリーのケーキ、おからのガトーショコラ、ブルーチーズクッキー、ココアとまるごと甘夏ジャムのクッキー、アニスシード入りのビスケットなど。パンは、有機小麦粉とライ麦粉を半々ずつ入れた、ずっしり重い黒パンを持っていくつもりです。

    松平のうさぎ菜園は、うさぎと一緒に出店。おいしいだけでなく楽しいこともいろいろありそうなマルシェです。花はまだですが、春の香りいっぱいのマルシェに、ぜひお越しください。

    

    
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バター作ってみました。

2018-03-15 00:27:43 | 手作りのたべもの
   愛知牧場でバターづくりのWSに参加した友人から、牧場直販のノンホモ牛乳をもらいました。ただ飲んでもおいしいのですが、せっかくなのでわたしもバターを作ってみました。

   使ったのは牛乳と生クリーム。ずっと前、地元の牧場で加熱前の牛乳を良くもらいにいいていたのですが、ペットに入れた牛乳を居合わせた人たち数人に順番で振ってもらったら、いつのまにか口のところにかたまりができました。それがバター。牛乳だけではそれ以上はできなかったので、今回は生クリームを使いました。

   ネット検索したら、ある人が「酪農家に聞いた方法で作った」という記事があり、牛乳とクリームを2:3にするのがコツだとか。それで、そのほぼその(少しクリームのほうが多かったかもしれません)の割合で小さなペットに入れ、振り続けました。

    しばらくして音が重くなったので、逆さにしてみるとコップ半分ほどの水分が流出。その後出てきたのはドロッとした液体。まだ早いと思って、さらに振り続けました。で、できたのがこちら。

     友人が牧場で作ってきたのよりだいぶ柔らかいのですが、バターの味は十分します。ほんの少し塩を入れ、有塩バターに。無塩でもおいしいのですが、ほんの少し加えると味がうんとはっきりします。そのままたべてもさっぱりしていていけます。味噌パンにつけたら、よくあっていました。

     ところで、ペットの内側にこびりついたバターがもったいない。逆さにしていますが、一向に落ちる気配はありません。実験してみたい方には、口の広いプラスチックボトルのご使用をお勧めします。
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アンティマキの焼き菓子とパンの会にお申し込みくださった方へ

2018-03-14 20:01:58 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  本日14日に、アンティマキの問い合わせメイルからお申し込みくださったO様へ。いただいたメイルに何度も返信をさしあげたのですが、もどってきます。携帯からもさしあげましたが、やはりもどります。どうしていいのかわかりません。ほかの方からのメイルは届いています。ご確認のうえ、再送いただきたいのですが、念のため、アンティマキのフェイスブックページのメッセンジャーからも、ご連絡いただけるとありがたいことです。
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アンティマキの優しく易しいパンと焼き菓子の会in稲武にお申し込みくださった方へ

2018-03-14 02:33:28 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   昨日13日に、アンティマキの問い合わせメイルから、4月13日開催予定のアンティマキの優しく易しい焼き菓子とパンの会にお申し込みくださったかたに、ご連絡申し上げます。

   わたしの不手際で、いただいたメイルを削除してしまいました。恐れ入りますが、再度、メイルをくださいますよう、お願いもうしあげます。
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アンティマキの優しく易しいパンと焼き菓子の会in稲武、再開します。

2018-03-09 17:39:19 | アンティマキの焼き菓子とパン
    数年ぶりに、稲武のどんぐり工房で「アンティマキの優しく易しい焼き菓子とパンの会」を開くことにしました。

    体に「優しく」、作るに「易しい」焼き菓子とパンの会は、豊田市街地ではときどき、岡崎市のカルチャーセンター・暮らしの学校と、自然食品店ヘルシーメイトではほぼ定期的にひらいています。

    稲武での会は、4月・5月・6月の毎月一回開き、それぞれメニューを変えて講習します。パンはいずれもこねずにつくるのですが、その配合や作り方は3回とも異なります。つまり、3通りの方法でのこねないパンの講習会です。

    焼き菓子も各回いろいろ。乳製品や卵を使わずにおいしい焼き菓子をつくります。ほかに、パンにあうおかずと動物性食品を使わずにじんわり体にしみるスープを作ります。

    第1回目4月13日。こねずにつくる玄米ご飯パンなどとおなじみのスコーンを作ります。型を用いて作るこちらのパンは、半分量の天然酵母に水を大目に使ってつくります。

    第二回目は5月18日。こねずにつくるライ麦パンと、ほうろく屋の油を使ったビスケット。パンの生地は普通のパンとほぼ同程度の配合なのですが、手はかかりません。
   
     第3回目は6月15日。こちらは、一回目と同様、高加水のパンで、しかも見た目も味も本格的な大きないパンを作ります。焼き菓子は、ブルーベリーを使ったケーキの予定。

     詳細は以下の通りです。

     *日時
       〇4月13日金曜日 10時から14時半頃まで
       〇5月18日金曜日 10時から14時半頃まで
       〇6月15日金曜日 10時から14時半頃まで  
     *場所 どんぐり工房(稲武地区)
     *講習料 3500円(キャンセルポリシー;前日以降、全額の負担をお願いいたします)
     *定員 15人(最少催行人数:5人)

     *申し込み・問い合わせ アンティマキの問い合わせメール(右ブックマーク)
     
    3回連続参加でも、一回だけのご参加でも承ります。上記写真は、過去の講習会のおひるごはんです。焼き菓子はまだ焼成中。パンの残りと焼き菓子は大方の場合、お土産になります。春爛漫の山里で、皆様のお越しをお待ちしています。
   
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うぶやの会チャリティーマーケット2018に出店します。

2018-03-09 13:54:48 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   ようやく雪はすっかりとけ、雑草がそこここに芽を出し始めました。寒い冬でしたが、稲武にも春が訪れたようです。

   さて、3月最初の出店イベントは、うぶやの会チャリティーマーケット。今年初めて出店します。うぶやの会というのは、自然分娩の産院として有名な岡崎市の吉村医院で出産したお母さんたちの会。年に一回、吉村医院の広間で開かれる子供服のフリーマーケットには、数年前から出店させてもらっています。

   ときは、来週3月13日火曜日。10時から12時半まで。場所は岡崎市東部地域交流センター・むらさきかんの第6活動室。道の駅・藤川の隣です。

   収益金を、これまで会がかかわってきた団体や個人に寄付するこのイベント。チラシにはこんな文がかかれています。「私たちにできることはわずかかもしれませんが、何かのアクションを起こしたい!何か役に立てたら! 皆さんと作る温かいマーケットになれば幸いです」

    今回は、タイで「売春エージェントに売られていく女性をなくし、村の女性に仕事を作る活動をしている」トンディさん、フィリピンで無料の助産院、診療所を開いている富田江里子さん、そして「福島のみんな!遊びにおいでんプロジェクトin愛知」が対象です。

    出店者は20以上。無農薬の野菜や手作り小物、ノンアレルゲンの焼き菓子、自家製酵母のパン、アロマのお店やホメオパシーの店も。いつもうぶやの会のフリーマーケットでご一緒する骨董屋さんも参加します。久々のイベント出店。たのしみです。

     お持ちするのは、いなぶの玄米おかき3種、穀物クッキー4種、ブルーチーズクッキー、ココアと甘夏ジャムのクッキー、豆腐チーズケーキ他いくつかのスコーンとケーキ。パンは、新発売の味噌パン、有機小麦粉と国産・有機栽培の全粒粉で作った食パンほか1種持っていくつもりです。写真は、先月の暮らしの学校の講習会で作った味噌パン。好評でした。

    早朝の出発でも凍結の心配がたぶんいらないとおもうので、安心して出発できます。みなさまのお越しをお待ちしています。



    


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雑草クッキーをつくりました。

2018-03-06 14:31:23 | アンティマキの焼き菓子とパン
    雑草料理研究家の前田純さんのご注文で、雑草入りのクッキーを焼きました。

    前田さんは、昨年春と秋の2回、稲武に来ていただいて、雑草を採り雑草を食べ雑草の話を聞く会の講師になっていただいた方。その会のためにわたしが作ったレシピが、ベニバナボロギク入りのスパイシークッキーでした。使った草は稲沢市の彼の和菜園(雑草畑)で採れたもの。それと同じクッキーでいいから、というご注文だったのですが、今の季節にベニバナボロギクはありません。それで、かわりに彼からもらったのはセイタカアワダチソウの若草です。

    ベニバナボロギクに比べたら、かなりの苦みがあります。先日参加した、旭地区の農家民宿ちんちゃん亭で開かれた、前田さんの雑草ごちそう講座では、女将がつくったセイタカアワダチソウのジェノベーゼソースのパスタが登場。生のまま使ったこともあって、かなり苦かった。でもまずいというわけではなく、小さな子供はむしゃむしゃと平気で食べていました。

    とりあえず、生で使うのはやめて、さっとゆで、水にちょっとだけさらしてからフードプロセッサーに。それでも、かなり苦みはのこっています。

    ベニバナボロギククッキーの時より、かなり量を少なくして生地に投入。生の生地を食べてみると、味はいいのですが、やはり最後に苦みが。これはもうしようがないな、とおもって成型。草のしかも若い草なのでかなり陰性です。だから上から岩塩をパラパラとふって、ちょっとだけ陽性化して焼成にはいりました。

   できたのがこれ。一口目は甘みと苦みと塩辛さがあいまって、なかなかおいしい。でも後口には苦みが残ります。でもまあ、いいのかな。デトックスの季節だから。ということで、今からラッピングして送ります。このクッキーは、10日に大垣で予定されている彼の講座で、参加者に配られるのだそう。残ったクッキーは、来週火曜日13日に岡崎でひらかれる、うぶやの会チャリティーマーケットにもっていきます。いらした方、春先の雑草の味をお試しください。
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