アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

イチジクのコンポート2種とジャム

2010-08-28 15:03:23 | 手作りのたべもの
  渥美半島で専業農家を営んでいるOさんから、今年もイチジクが届きました。今年は高温のせいでいろんな作物の調子が悪いそうで、イチジクもあまいりよい出来ではないとのことですが、届いた果物はいつもと変わらないみずみずしさをたたえています。

  私は、どちらかというとイチジクは加工したものの方が好き。それで、ひとつ味見してから、コンポートとジャムを作りました。

  まずジャム作りから。先端の茎だけちょっと切って皮ごと四つに切り、果物の量の30%の粗糖を振り掛けます。一晩置いて水が出てきたら鍋に入れ、強火で煮続けます。

  例年はこれだけの仕事しかしないのですが、今年は、ほぼ煮あがったころ、バルサミコ酢を加えました。先日のテレビ番組で紹介していたので、試みたのです。

  どのくらいの量が適当なのかわからないので、少しずつ加えました。はっきり「酢が入っている」とわからないほうがいい、とおもったので、かなり抑え気味に入れては味見しました。

   結局、2キロちかいイチジクに大匙3倍ほど入れました。言われればかすかに酢の味がする程度です。コクは出たような気がするのですが、断定はできません。

  はちみつ入りのコンポートも作ってみました。こちらも皮はむかずに強火でゆでてから水を切り、はちみつとレモン汁だけを入れて煮詰めました。冷やして食べるとおいしいけれど、少々はちみつの味が強すぎました。来年作るときはもう少し控えたほうがよさそうです。

   こちらは赤ワインと粗糖で煮ているところ。粗糖を控えたせいで、ワインの味が勝ってしまいました。

   右が赤ワイン煮、左がはちみつ煮、向こう側はバルサミコ酢入りジャム。  

   イチジクを下さったOさんは、自家栽培の果物で作ったジャムの販売もしています。彼女のイチジクジャムは、美しいピンク色をしています。それに比べて、私のジャムは粗糖を使うため、いつもなんとなく色の濃い茶色っぽいものになってしまうのが残念です。

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