(1)米EV大手テスラが何期ぶりかで減収減益になったとして、イーロン・マスクCEOはテスラはEV企業ではなくIT、AI情報企業だと反論していた記事があったが、日本でもブラザーはかってはミシン製造会社であったが今やコンピューター製造企業であり、ワークマンは労働着専門会社であったものが日常ファション企業に姿を変えている。
(2)今やかって記憶にあった伝統的産業の企業がまったく異なる分野、産業の企業に変化している時代で、新産業革命社会を迎えている。情報化、IT、AI時代を迎えて企業も生き残りをかけて企業改革、産業革命に取り組む時代、社会だ。変化はあらゆる分野、産業にあらわれており、社会も大きく変わりつつある。
(3)米巨大IT企業はIT帝国（IT empire）として情報システム利益を独占して、欧米では従来型社会の利益、既得権益、秩序、理念維持のために政府によるIT企業規制強化が進み、米国では政府が巨大IT企業を裁判に訴えて訴訟を起こしているという従来の世界秩序、基準を巡って政府と巨大IT企業との対立が鮮明になっている。
(4)IT、AI利用促進中心だった日本でも遅ればせながら世界に歩調を合わせてIT規正法が国会を通過して規制にカジを切った。IT帝国は情報システム、ネットワーク独占からEV、仮想通貨発行まで社会構造を変える次世代型分野への進出にも取り組みを拡大して、既存の法定通貨価値、世界秩序、基準を維持する必要性から巨大IT企業の規制強化に乗り出して法廷闘争まで発展している。
(5)しかし時代、社会はスマホ社会でAIが先端的高度社会の基準になるなど進化も早く、巻き戻すことはむずかしいあたらしい時代、社会をつくりあげている。企業、産業も変わり、新産業革命時代を迎えて社会が大きく変化、改革、革命につながっていく新世紀をつくりだしている。
