ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年1月28日。ベラルーシは守られる

2022-01-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年1月28日、ベラルーシ大統領は国民に向けてのメッセージの中で、もしベラルーシが(NATOなどに)攻撃を受けたら、国境地帯に数十万のロシア軍が駆けつけ、ベラルーシ軍と合同で国境を守ることになっている(ロシア政府と合意していますよ)と話しました。ベラルーシ人にとっては心強いですね。もっともNATO軍やウクライナ軍がベラルーシに攻撃してくるでしょうか。

 他にも、いつ自分が大統領が辞任するかについて、現在ウクライナとロシアの間で緊張が高まっていることを受けて、自分が国の最高司令官であるので、必要とされている間は辞任しない、平和であれば、辞任して自分は縁の下の力持ちになると述べました。
 
 
 ロシア外相はロシアは戦争を望んでいない。が、ロシアの国益が損なわれるのは看過できない、と発言しました。つまり、NATOがウクライナ問題に干渉してきたら、ロシアとしては本意ではないが、対抗措置を取る、ということです。

 ポーランド国境警備隊は、対ベラルーシ国境地帯で、難民の格好をしたマネキンを発見したと発表しました。

 ロシアの政治家メドヴェージェフ氏(前ロシア大統領)が、ベラルーシとロシアの間に統一貨幣を導入することを提案しました。
 この話はずっと前から存在しており、最初は2005年に統合させてしまう(ベラルーシ・ルーブルを廃止し、ロシア・ルーブルだけに統一する)予定だったのが、消えてなくなり、その後も何度か思い出したように誰かが言い出していたのですが、現時点ではベラルーシ・ルーブルはそのまま流通しています。
 確かに貨幣を同じにしてしまうと、貿易にプラスにもなるし、それ以前に軍備の予算も立てやすくなります。つまりロシア・ベラルーシ合同軍を動かしやすくなります。
 しかし、今ロシアのウクライナ侵攻が始まると、ベラルーシ・ルーブルの価値は大幅に下がるでしょう。弱い通貨となったベラルーシ・ルーブルを廃止してロシア・ルーブルだけにするとき、ベラルーシ・ルーブルの価値が弱ければ弱いほど、ロシア・ルーブル(ロシア経済)への負担が重くなり、ロシアにとってはいい話ではなくなります。

ベラルーシのコロナウイルス感染者73万6299人。死者数6009人。過去最多感染者数

2022-01-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年1月28日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は736299人になりました。1日の新規感染者数は2221人で、最多記録を大幅に更新しました。今まで2000人以上になることはなかったのに・・・突然2000人台でしかも2221人です・・・。
 新規検査数は26512件なので、特に多いとか少ないといった数字ではありません。急に陽性率がほぼ10%になった感じです。しかもこの検査数は再検査数も含んでいます。感染して、もう治ったことを確認するための検査数もここに入っているのです。

 死者数も6009人で、とうとう6000人台になりました・・・。

 727857人が回復しました。

 1160万件を越える検査数となりました。