お伊勢参り1日目後半は外宮参拝。清らかな海の水で身体を清めたら外宮へお参りが出きる。
外宮は、正式には豊受大神宮(とようけだいじんぐう)と云って天照大神の食事を司る豊受大神が祀られ、その昔天照大神の命により京都から移されたそうだ。
産業の守り神なんだそうだ。
時刻は既に3時半を回って西に陽が傾いていたが、意外と落ち着いた趣で良かった。
バスの中では到着の30分くらい前になると添乗員の女性が事前に渡されている外宮の見取り図を元にこれから歩く外宮の道順やらお作法やら神話的な成り立ちやらとても詳しくしかも分かりやすく説明してくれた。
きっとかなり勉強したのだと思う。
私たちはこの添乗員の方で凄くラッキーだったと思う。
感謝したい。
単なる観光ではなくお伊勢参りに来た目的が果たせると云うものだ。
いよいよ最初の鳥居をくぐる。
何処の神社もそうだが、入り口には必ず手水舎があって、ここで手と口を清める。
ここにもお作法があるが、事前にバスの中で説明を受けているのでだれも迷う方は居ない。
如何にも全員が神社オタクみたいな感じだった。
神社内の通路も右側通行や左側通行がそれぞれの神社であって、それは手水舎の位置で分かるという。
通路の左に有れば左側通行。
外宮は左側通行。
境内内の通路はけして中央を歩ってはいけない。
少し歩くと右手に広々とした空き地があった。
これが2013年に行われた式年遷宮で、社を隣の土地に新調した時の古い場所で、「古殿地」と云う。
また20年後の2033年の式年遷宮時にはこの空き地に正宮が造られ、移転する訳だ。
正宮は高い塀に囲まれて屋根しか見えない。
正宮の鳥居の中に入ると写真撮影禁止区域のためみんな鳥居の前で記念撮影する。
鳥居の中に入った正面の所で二拝二拍手一拝をするが、その脇に行くと更に奥の神様が居る社が見える。
中の様子はしっかりと脳裏に納めてきたので、暫らくは記憶から消える事は無いだろう。
その後、風宮、土宮、多賀宮に参拝した。
その後、神楽殿に行って外宮でしか売っていないと云う勾玉のお守りを授かってきた。
私は、てっきり石を削って作った勾玉が付いているお守りかと思ったら、お守り自体が勾玉の形になているんだね。
バスの発車時刻まで若干時間が有ったので「せんぐう館」の脇の休憩所に寄って見た。
何とも、落ち着きのある景色だった。
それから、またバスに乗り「横山展望台」に行った。
ここは駐車場から山道を結構登る事になる。
私は普段からサイクリングで鍛えているので、殆ど息を乱す事も無くさっさと展望台まで一番乗りで上り詰めた。
1km位あったか? みなさんほとんどが私より年配の方々ばかりだったけど、暫らくしたら殆ど全員展望台まで登って来た。
一様に「あーッきつかった!」とゼイゼイしていた。がその絶景に「来て良かった」と云っていた。
これがその眺め。
複雑に入り組んだ湾を一望できる。
本日の工程はこれで最後。
ホテルに行ったが殆ど薄暗くなっていたので、ホテルの写真は撮らなかった。
夕食はバイキング。大きなテーブルを一人占めで悠々と食事をさせて頂いた。
大人数で賑やかに過ごすのも良いが、こんな目的旅行だから静かに食事するのが似合ってる。
お風呂も大きかったし、一人だと云うのにツインベットのかなり大きな部屋でゆっくりと休ませて頂いた。
本日の疲れは本日の内に取るとはこんな感じか?
次回へ。