比企の丘

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太平洋戦争開戦・真珠湾攻撃

2006-12-08 | 語り継ぐ責任 あの戦争
今日は何の日、太平洋戦争開戦の日です。
1941年12月8日午前1:30真珠湾攻撃の日です(現地時間では7日午前7:30)。



真珠湾(Pearl Bay)正しくはPearl Harbor(真珠港)。攻撃の経過は研究書が多数ありますから記しません。損害額など簡単に記します。(数字はWikipediaなどから)
  日本側の戦力            アメリカ側の戦力と損害
   航空機  350機           戦艦 8隻  他 94隻
   航空母艦  6隻            哨戒機 14機
   戦艦    2隻 その他 
   損害 未帰還機  29機       損害 沈没 3隻 着底 2隻 擱座 1隻
       特殊特攻艇 5隻            被弾 3隻 大破 2隻
   戦死者 64名 捕虜1名       戦死者 2404名
                          生存者協会員 14000名
大艦中心ではなくて空母を主体とした航空機の機動作戦です。「大和、武蔵」の大艦が建造中だったからでしょうか。数字で見る限り日本側の作戦は上々ですが意外に米側の損害が少ないのです。チクッと程度です。アメリカ側の損害は大本営の発表と大きく食い違っています。虚偽の報道はプロパガンダの常道です。

この戦いの始まりが日本側の先制攻撃であり宣戦布告無しのものであったか、アメリカ側が事前に察知していたのか、誘導であったかは研究者の方にお任せします。

65年を迎えた今もアメリカでは「Remember Pearl Harbor(真珠湾を忘れるな)」というスローガンは消えていません。「A Nation remennber(われわれは忘れないぞ)」とスローガンもあるそうです。9.11(ゼロゾーン)と同じです。

戦争というのはかならず大量の人が死にます。川中島の合戦のような悠長なものではありません。二百三高地で機関銃が、ノモンハンで最新式の戦車が、ミッドウェイで最新式の米機動艦隊が、重慶、ゲルニカ、ドレスデン、東京などの無差別爆撃、長崎、広島の原爆、ベトナムの化学兵器使用など次から次へと新兵器、新戦略が現れます。

戦争というものはケンカです。ヘビー級の男とフライ級の男とケンカして、富と資源を持つ国と持たざる国とケンカしてどっちが勝つと思いますか。

結果的にこの戦いで多くの国が植民地支配から脱しました。これをわが国が戦争を起こしたことからのお蔭というのはどうでしょう。

普通に考えれば答えは出てくるはずです。


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6 コメント

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編隊飛行をみて (lohas)
2006-12-09 00:24:57
前に、入間基地からの単発練習機が5・6機ほど編隊飛行を組んで東方へ飛んでいくのを見ました。

戦時中は普通の光景だったかもしれません。
しばし、彼機の行方を追いながら当時の人々の心情を思い偲びました。

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Lohasさまへ (ヒキノオカビト)
2006-12-09 08:45:54
撃沈されたミズリー号の中に今も1177人が眠っているのだそうです。
日本軍の特殊特攻艇とは人間爆弾のことだったのですね。5隻10名。9名が軍神に、1名が捕虜になってます。
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Unknown (オールドレディー)
2006-12-09 10:05:07
 私は1941年6月生まれ。その半年後に、日本は無鉄砲とも言える戦いを挑み、あげくに原爆投下により、敗戦。
 物心付いた頃は基地の町呉市に住んでいました。イギリス、アメリカ、スコットランドなど各国の兵隊が、行進する姿を見てきました。
 また、軍人と日本女性との間に生まれたハーフの子どもがたくさんいました。「あいの子」っていじめられていたが、望まれて生まれた子ども達ではないだけに、どういう人生を送ってきただろうか、今どうしているだろうかと思います。
 
 あれから65年、大きな犠牲を払ったけど、私は敗戦国日本でよかったと思います。何はともあれ今の平和があるのだから…。
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オールドレディーさまへ (ヒキノ)
2006-12-09 17:10:53
最後の2行、そのとおりだと思います。
たくさんの犠牲者の上に平和をいただいたのですから。
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はじめまして (菜花)
2007-01-07 19:17:47
ヒキノオカビト様

初めまして、ブログへのコメント有難うございました。

私の父は日中戦争に参加しており、子供の頃から毎日のように戦争中の話を聞かされました。TVや報道で報じられるものとは別の、実体験の話です。中国や韓国に対しては加害者であり、日本国内に於いては父のような人は国の被害者でもあると、子供ながらに考えながら聞いていました。

今の国内外の状況を見ていると、日本がまた、同じ過ちを繰り返してしまうのではないかという危機感を私は持っており、ブログで自分なりに今何が出来るかを模索しつつ、「非戦に向けて」と「こころの問題」を中心に更新をしています。
今、戦争問題について記事を書いたり、話をしても、反応が少なく、似たような危機意識を持った方と少しでも繋がりが出来れば…と願っているところです。

よければ、これからもどうぞよろしくお願いします。
また寄らせてもらって勉強させて頂きます。

追伸 勝手ながら一つトラックバックさせて頂きましたので、ご判断下さい。よろしくお願いします。

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菜花さまへ (ヒキノオカビト)
2007-01-07 21:48:39
私の父も日中戦争に行ってます。加害者です。そうしなければやられていたでしょう。ソレが戦争です。
今、私たちが何をしなければならないか、考えています。
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