比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

信州の農村医学の開拓者・・・佐久総合病院院長の・・・若月さんが亡くなられました

2006-08-23 | 惜別
信州の佐久総合病院名誉院長若月俊一さんのご逝去が8/22夕刊で報じられました。私の購読紙の社会面に4段抜きでです。「農村医学」という言葉を作った人です。個人的には会ったことはありません。私の兄の友人が苦学して医者になりこの病院に勤めたことを知ってるぐらいでしょうか。

ここに2冊の本があります。「村で病気とたたかう」(岩波新書)は図書館のリサイクルコーナーからもらってきたものです。南木佳士「信州に上医あり」(岩波新書)は図書館の本です。この本からではないのですが印象に残ったことを記します。
 
司馬遼太郎の「街道をゆく 信州佐久平みち」(朝日新聞社)に佐久病院での一こまが書いてあります。

前略・・・・・・聴くとはなしにきいていると院長さんへの信頼感は大変なもののようで、しかもただごとでなく思ったのは、院長を院長先生とよばず、――さんとさん付けで友人のように付添婦さんがよんでいることであった。・・・・・・後略

新聞の見出しも「さん」です。
司馬さんは通常いま活躍している人のことを書きません。
書名は忘れましたが若き日の井出一太郎(元自民党の政治家、丸岡秀子の弟、井出孫六の兄)と出会い宮沢賢治の本をもらったことを書いたものを読んだ覚えがあります。井出さん(この人は歌も詠んだ)も若き日のコミュニスト若月さんもロマンチストだったのでしょう。
この人の歩んだ道は私ごときのものが語れません。

若月さん ありがとうございました。

※コメント欄オープンしています。
・URL無記入のコメントは削除します。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テレビで活動を拝見した気がします (くらん)
2007-06-10 23:05:55
「重病になる前に」と、予防医学を推奨され、健康診断を大事にされた方?(軽々しく言ってすみません)
メタボリックとか、予防医学も浸透しているのは、おかげさまの一つでしょうか?
返信する
若月さん (クランポンさんへ・・ヒキノ)
2007-06-10 23:44:42
「赤」と呼ばれた人が保守色の強い農協とうまくやり保守政治家の井出一太郎の協力を受け農村医学を作りあげました。組合立病院です。
返信する

コメントを投稿