長崎の鐘・・浦上天主堂・・平和祈念像

長崎の旅・・・平和公園から浦上の街を散策しました。

永井隆博士の終焉の棲い「如己堂」(そこは住まいというより畳三枚に足りないアバラ家でしたが)にお参りして、浦上天主堂の方に下りて行きました。
藤山一郎の絶唱「長崎の鐘」が聞こえてきそうな風景です。



原爆落下中心地に行きました。
外国からの見学者もいましたがご近所の子供さんもいます。モニュメントの前には献花もあり静かなたたずまいです。
・・・黙祷・・・

　

丘の上にある「平和公園」に再び上ります。北村西望作「平和祈念像」に再び対面。
1955年(原爆落下10年後)浄財により3000万円で造られたとのこと。1957年「原爆被爆者の医療等の法律」施行。
・・・祈念・・・

1945年8月9日原爆落下・・・死没者14万人

　 　「長崎の鐘」サトウハチロー作詞・古関裕而作曲

　こよなく晴れた青空を　悲しと思う切なさよ
　　うねりの波の人の世に　はかなく生きる野の花よ　・・・後略・・・

祈りの気持ちがこめられた歌です。サトウハチローは佐藤紅緑の長男、佐藤愛子の異母兄、佐藤愛子「血脈」(文藝春秋)に書かれたように破滅型、ハチャメチャの人です。なぜか詩は優しいのです。古関裕而は「暁に祈る」「予科練の唄」など軍歌を作りましたが、その後、数々の心に残る優しい名曲を作っています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旅は続きます。