比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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夏の思い出・・・ニッコウキスゲ咲く・・・霧ケ峰(終章)・・・ふたたびの車山肩

2017-10-08 | 山が好き
夏の思い出・・・霧ケ峰・・・標高1600mから1900m、高原の夏は短い。
湿原の夏は6月のレンゲツツジで始まり、7月のニッコウキスゲが夏の盛り、8月マツムシソウが咲くと夏の終り、9月はもう秋、湿原が草紅葉に染まりだします。
7月19日、ふたたびの霧ヶ峰、最後は車山肩で。
信州上田の・・・六文銭の写真帳

車山肩から車山への登山口にあるむかしの荷車の車輪です。霧が出たときこれを打ち鳴らして位置を知らせたのでしょうか。
車山の山名由来はその山の形が車の車輪の半円をおもわせるところからだとか?

車山(1925m)頂上・・・気象レーダー観測所が見えます。

車山肩はニッコウキスゲが果てしなく続く草原です。

白い棒状のものはケーブルを引いて弱電流を流している鹿除けの装置です。

立ち入り禁止の看板があります。人は花畑に入ってはいけません。
※撮影は7月19日
霧ヶ峰・・・一年を通して霧が多いのだそうです。だから霧ヶ峰。そして西からの偏西風が飛騨山脈を越えて松本平に吹き下ろし塩嶺峠を上って下って諏訪湖に吹き下ろし、霧ヶ峰に吹き上る。一年を通して南風が吹き抜ける。1600m~1900m、森林限界より下のはずですが、貴重な山野草の群生する宏大な草原が広がる。なぜ森林化しないか不思議です(諸説あります)。高層湿原が3ヶ所、池塘、谷地ボウズが見られます。数100年万年もむかしの火山活動が造った自然の楽園です。大事にしてください。

ニッコウキスゲのシーズンの霧ヶ峰徘徊はこれで終わりです。