亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

にわかに風雲急を告げる米税制改革案の採決

2017年12月15日 23時31分22秒 | 金市場

マルコ・ルビオというとドナルド・トランプと大統領予備選を戦ったフロリダ州選出の上院議員。にわかに注目されたのは、税制改革案の上下院の法案につて両院合同委員会にてすり合わせが行われるところまで来た段階で、低所得層向けの「子供控除」の拡大を要求し、現行案への反対姿勢を表明したことによる。また反対ではないものの、ユタ州選出のマイク・リー上院議員も「子供控除」の拡大を求め現行案への態度を決めかねているとWSJが報じている。

今週はアラバマ州の補選で共和党候補が負けてしまい、年内の勢力図は変わらないものの、来年早々には51(共和)対49(民主)と勢力図が拮抗する状況の中で、土壇場での反対表明で税制法案の先行きに予想外の暗雲が漂い、市場の材料になりそうな雲行きになってきた。マルコ・ルビオは2020年の大統領選にも出馬が有力視されていることから、実際に法案を否決に追い込むことは考えにくいとの見方があるのだが、果たしてどうなんだろう。当初は反対していたものの、賛成に回ったボブ・コーカー議員も最終案には賛意を示すか否かは未定とされている。

当初、年内成立が難しいと見られていたものが、修正はあれ予想外に順調に審議が進み来週初めにも可決との見方まであり、それゆえに金市場では前のめりに売りが膨らみ1250ドル割れに至ったのだが、いまだ成立の見通しが上回るものの、風雲急を告げという状況になってきた。党の方針に縛られることのない、アメリカならではの事態で中間選挙まで1年を切っていることも影を投げかける。
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