さて日本時間の今夜、ワールド・ゴールド・カウンシルの四半期の需給統計が発表された。ちょうど3月の中旬の米国における信用危機(クレジット・クランチ)に対応すべくFRBが取った、かつてない政策転換が足元で功を奏し、金融市場に一定の落ち着きが出て、結果的に金市場では危機プレミアムが剥がれおちて(900ドル割れへと売られ)、早くも1ヵ月が経過した。新たな金価格のトレンドを見るうえで実需の動向が注目されたが、当方なりの注目点とその結果は以下のようになった。
・インドの需要はどの程度落ちたのか?
前年同期が202トン、今年は102トンなので半減した格好。これは昨年1-3月期の平均価格649ドルに対し今年の1-3月期が924ドルなので300ドル近く価格が異なることを考えれば、この減少は避けがたい。
・価格上昇を跳ね返して拡大が予想された中国はどうなったか?
こちらは88トンから101トンに増加。投資分野の伸びが目立つ内容。四半期ベースでは引き続きインドに肩を並べることになった。さすがに8.5%ものインフレの中では、一般の金への関心も高まっている。
・1000ドルを超える価格上昇でスクラップの売り戻しはどう変化したのか?
一般的にはリングやネックレスなど宝飾品ではあるが、金価格の上昇とともに換金売りの増加が予想されたが、昨年はむしろ減少。ところがこの1-3月期は前年同期の242トンから314トンへと増加が見られた。高値慣れもあり、昨年並みとは言わないものの横ばい程度を期待したが実態は30%の増加。
・インドの需要はどの程度落ちたのか?
前年同期が202トン、今年は102トンなので半減した格好。これは昨年1-3月期の平均価格649ドルに対し今年の1-3月期が924ドルなので300ドル近く価格が異なることを考えれば、この減少は避けがたい。
・価格上昇を跳ね返して拡大が予想された中国はどうなったか?
こちらは88トンから101トンに増加。投資分野の伸びが目立つ内容。四半期ベースでは引き続きインドに肩を並べることになった。さすがに8.5%ものインフレの中では、一般の金への関心も高まっている。
・1000ドルを超える価格上昇でスクラップの売り戻しはどう変化したのか?
一般的にはリングやネックレスなど宝飾品ではあるが、金価格の上昇とともに換金売りの増加が予想されたが、昨年はむしろ減少。ところがこの1-3月期は前年同期の242トンから314トンへと増加が見られた。高値慣れもあり、昨年並みとは言わないものの横ばい程度を期待したが実態は30%の増加。
でも世界の製造業を担っているのは非産油国が多いし、韓国なども不況が伝えられる状況です。オイルをがぶ飲みしている米国の消費市場が低迷すれば中国経済も成長率が鈍化するでしょうし、いつまでも原油が上がり続ける訳ないでしょ!と、ここまで考えたけどその時「金」はどうなるのかしら?そこがわからない。
ただ、ドル単独の基軸通貨時代は緩やかに終焉して行くなら、「金」は通貨として一面を評価されて長く高止まりし続ける気がするんですが…
やっぱり1000ドル位で「金」を売るなんて私バカだったワ!