「君がため 春の野に出で 若菜積む …」長閑な季節の到来です。
最近は目にすることが珍しくなった蓮華草を見つけました。
人知れず名もなき流れの傍らに咲く花もあります。
某所、某河原に見捨てられたように咲いていました。
剪定用のワイヤーが巻き付けられたように見えますが、勿論そうではありません。
自然に、伸び伸びと枝を伸ばしています。
実際は相当込み入った形で枝を伸ばしています。
なんでも樹皮が紙の元になるのだそうです。
このような形に枝分かれすることから、「みつまた」と命名されたとか…
多くの枝の先端が、三つに分かれて成長していくのだそうです。
このことから「三股楮(みつまたこうぞ)」と呼ばれています。
花そのものも、それなりに美しい。
いまは紙に作り替えられることもなく、野の花としてひっそりと咲いて散ったいきます。
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