思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

苫米地博士「超情報場理論」

2017-05-13 17:43:41 | 思想、哲学、宇宙論

苫米地博士「超情報場理論」

気功・ヒーリングで、医療が劇的に改善するときがあります。
絶対に治らないといわれた悪性リンパ腫が、数回の治療で治ることは、
苫米地博士の理論『情報場理論』を知ると、解ります。
博士の著書『超瞑想法』で、「超情報場仮説」を、初公開し、
『Dr.苫米地の「脳力」の使い方 』で、詳細を公開しています。

多くの人が作った宇宙が、同時に、存在する「超情報場」

今までの認知科学では、過去にファンクションが積み重ねられ、
その積み重なったファンクションが、
現在の入力にしたがって、何らかの答えを出すとしてきましたが、
それでは説明が成り立たないことが出てきます。
脳の現実から言えば、今、この瞬間に、
ファンクションが生み出されると考えるほうが納得できるのです。
これは、自分1人だけで成されるものではなく、
各個人が、バラバラに刹那的な宇宙を創っても意味はないのです。
多くの人々が作った宇宙が、同時に、存在しているということです。
その創られた宇宙が、「超情報場」で、そこは情報の場ですが、
次元を超える場であって、場の一部に、人間の認知があるのです。
人間の認知は、高い抽象度から生じますから、人間の認知も含めた
「超情報場」は、抽象度が高いところが、先にあるのです。

この考え方は、ロボット工学のロドニー・ブルックスらの考え方
「人間の認知は、抽象度の低いところから、動物が進化していくように、だんだんと上がっていく」とは、まったく違います。
この低い抽象度から進化するように上がっていく考え方だと、
コーチングが、うまく、一瞬で、成功することの説明がつきません。
レベルの高いコーチングは、いきなり抽象度の高い方法で、
相手の潜在能力を引き出し、
「超情報場」を変化させ、問題の解決を図ることになるからです。

新たな宇宙は、
その瞬間に生み出されるので、癌が、一瞬で消えるような、
従来の科学では、非科学と言われることも、不思議ではありません。
発達してきた認知科学ですが、それで理論づけしようとしても、
コーチングが、なぜうまくいくのか、
癌が、なぜ消えるのか、などの説明は、できないのです。

情報空間が、物理空間を変え、癌は、情報で治る
「超情報場」は、従来の科学が扱う空間、
「物理空間」と違い、
「情報空間」の中に、あります。
私たちが生きている世界は、人間1人ひとりの脳、心に存在している
さまざまな「情報」によって、形作られているのです。
その「情報」は、私たちの五感によって集められたものです。
五感を通じて、集められた情報を、脳のはたらきで、
処理することによって、人間としての認識が生まれます。
この脳のはたらきの「情報空間」に対して、
五感が感じ取ってくる「物理空間」は、
個々の物理現象の世界ですから、抽象度が低い空間になります。
人間は、直接、目で見て、手で触れる物理空間だけを見てきました。
ニュートン力学、科学、医学、技術の進歩も、
この物理空間で、行われてきたのですが、この物理空間を超えて、
情報空間のより高い抽象度で、ものを見ると、
視点が上がり、より広範な情報に、アクセスできるようになります。
今までの固定観念、偏見、「スコトーマ」と呼ぶ盲点のようなものから、
解放され、ものごとが、正しく、見られるようになり、
抽象度が高い「情報空間」を通じて、
現実世界の「物理空間」を変えることもできるのです。
抽象度の高い「情報空間」が、より低い「物理空間」を変える例で、
心的トラウマと癌細胞の関係があります。
私たちの肉体にやどる、「生命」は、
脳、心のはたらき、DNA、から発せられる「情報」によって
コントロールされ、
生命現象という情報が、物理空間に、顕在化したものなのです。
ですから、情報空間である心に強いストレスが生じると、
脳神経の特定の物理空間に損傷が発生することがあるのです。
最近の研究では、こうした脳の損傷と、カラダにできる癌細胞に、
関係性があるらしいということまで明らかになりました。
心的トラウマという情報空間のトラブルが、脳の部位と関係のある
器官に、癌を発症させる物理空間の変化を、引き起こしたのです。
癌になった人が、「この癌は治る!」と強くイメージすることで、
心から体への情報空間が書き換えられ、
癌という物理空間の現象を消し去ることもできるのです。

「足の裏」情報場から、すべてを超えた「超情報場」へ
「情報空間」と「物理空間」の関係を見るにつけ、
より抽象度の高い考え方の必要性を感じますが、この2つの空間は、
別々ではなく、連続して存在して、その連続した情報空間の、
抽象度の1番低いところにあるのが、物理空間です。
物理といえども、情報の一部にすぎず、
情報空間にある「特定の情報場」の写像として、
物理空間に、物理的実態が存在しているのです。
現実世界で「ある」と思っているものは、
すべて、「情報場の写像」にすぎないということです。
この「情報場」は、情報空間における特定の座標のことです。
情報空間には、人間の認識の数だけ、無数の情報場があるのです。
人間に関する情報が集まっている場が、「人間の情報場」、
ロボットについての情報が集まっているのが、「ロボットの情報場」、
富士山についての情報が集まっているのが、「富士山の情報場」です。
この、それぞれの情報場が、物理空間に、物理的存在としての
「人間」「ロボット」「富士山」を、現出させているのです。
これらは、高い抽象度の情報空間に広がっている情報的存在の一部で、
もっとも低いところに在る一部、「情報の足の裏」のようなものです。
目の前に見える物理世界を見ているだけでは、
情報世界の「足の裏」を見ているにすぎず、
広大な情報空間に広がる未知、真実の世界を捉えることはできません。
情報空間の「足の裏」である、物理空間から脱し、
もっと高い抽象次元の情報空間、「体全体」を認識して、はじめて、
世界のあり方を知ることができるのです。
「足の裏」にあたる物理空間から、
「体全体」にあたる情報空間へ、
従来の科学や現実の事象のすべてが存在する「情報場」を超えて、
もっと高い抽象次元の情報場、「超情報場」を目指すのです。
新たな情報場では、認知科学では説明できない現象もおきます。
癌と心の相関関係や、
瞑想を深めた超瞑想の効果などを、研究することが、
「今しかない人類」に、これからの新たな脳理論の可能性を拓く、
「新たな脳力」の出現に、つながっていくのです。
情報次元で『思うこと』『イメージすること』が、
物理次元に現れる「引き寄せの法則」は、引き寄せているのではなく、
自身の望んだものが、目の前に来た時に見えるように、
見たいものを決めているから、
思ったとおりのことが、現実化しているように見えるのです。
『情報場』は、それぞれの情報空間で、誰かと共有しているので、
離れた所にいても、その情報を、共有しているのです。
相手との同調現象は、ホメオスタシスの働きによって起こるし、
訓練すれば、それを操作することも出来ます。
遠隔で、気が通じる『気功』の原理も、説明できそうですが、
まだ実態は、わかっていないようです。













地上楽園

2017-05-13 10:36:27 | 思想、哲学、宇宙論
宗教とは、眼前の事物の移り行く流れの彼岸や背後や内奥に在る何ものか、実在しながらも現実化されるのを待っている何ものか、遠い彼方の可能態でありながら最大の現在的事実である何ものか、すべての移り行くものに意味を与えながらしかも捕捉し難い何ものか、掴めば至上の福となるがしかも手の届かない何ものか、究極の理想であって望みなく探究を続けなければならない何ものか、のヴィジョンである。

ホワイトヘッド






情報空間にあるバッハのシャコンヌは、実在しながらも現実化されるのを待っている何ものかである。

人間の使命は、この曲の世界を地上に現実化し地上楽園を築くことである。


ユートピアはすでに情報空間に準備されており、現実化されるのを待っているのである。