行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2009年7月15日(水)の日記

2009年07月15日 | 日記

昨日はほぼ定時退社。今日は年休消化のキャンペーンで休み。朝のうちは都内で多少、用事を片付ける。

そのあとは何をするか考えた。お台場の実物大ガンダムも気にはなるが、梅雨が明けて天気もいいし、緑が多いところで、それから海も見えるような風光明媚な場所に行きたくなった。南房総だと時間的にちょっと遠すぎるから湘南にする。鎌倉あたりは休日は人でごった返すから、平日に行くのがちょうどいい。

都内から電車で一気に北鎌倉へ。通ったことは何度もあるが、初めて北鎌倉駅に下りる。

テレビ放映で見た昔(昭和20年代)の邦画にこの駅が登場していた。「晩春」という映画で、笠智衆演じる父親と原節子演じる娘が、ここから電車に乗って東京方面へと向かう場面だった。駅の雰囲気は、その映画で見たのとあまり変わっているとは思えない。観光地でしかもお屋敷街だから、風致地区ということで再開発などはできないからだろう。

ホームに下りて不思議に思えたのは、ホームの屋根。自分が降りた下りの鎌倉・逗子方面のホームは、途切れているところもあるがほぼ全長に屋根がある。だけど、反対側の上り東京方面は改札の近くだけ。この駅は朝の上りのラッシュがないってこと?

とりあえず、円覚寺に行く。1月にやはり年休消化で休みを取ったときに、横須賀で海軍カレーを食べ、それから大船観音へ行ったが、北鎌倉を通ったとき、円覚寺も有名だが一度も行ったことがないのに気付いた。それで、今日はまず円覚寺に行く。

円覚寺について詳しい知識はこれまでない。漠然と駅前の小さなお寺のイメージを持っていた。実際に足を踏み入れてみると、境内が思ったより奥のほうまで続いている。

一番奥の観音堂まで行って、戻る途中で斜面の上の弁天堂へ寄ったりして、お寺の入口に戻るまで30分程度かかった。

そろそろ昼飯時だけど、北鎌倉の駅前は食べ物屋は3、4軒あるぐらい。観光スポットも円覚寺と小さい寺院が2つか3つ。なので、電車に一駅だけ乗って鎌倉駅まで行くことにした。そのほうがいろいろなものがある。

それで、分かった。北鎌倉駅の下りホームだけ長く屋根が設置されている理由。休日に東京方面から下り電車で来て北鎌倉で降りる観光客が多くても、見る場所は円覚寺ほか限られているし、食事・買い物もできないからまたすぐに下り電車に乗って一つ隣の鎌倉へと向かうのだ。そうなると、観光客は帰りは鎌倉駅から乗るわけで、北鎌倉は上りホームはあまり混まず、下りのホームだけが混むことになる。北鎌倉駅の周りはお寺とお屋敷街で通勤ラッシュもそんなにはないから、上りホームに長い屋根はいらないわけだ。

鎌倉駅前の広場にはマクドナルドはあったが、たまに平日に休んで、のんびりした気分になるのだからファーストフードでせかせか食べるのも楽しくない。かといって、観光客向けの値段の高いものを食べたいとも思わない。鶴岡八幡宮へ行く小町通りに入ってすぐのところにイタリアンチェーンのタパス&タパスがあって、ランチのメニューが出ていた。テーブルで食べられて、手ごろな値段なのでここにする。

メニューの上のほうに大きく出ていたので、小エビのジェノベーゼというのにする。

ランチメニューはソフトドリンク飲み放題付きだったけど、暑くて体の水分が消耗していたからありがたかった。

昼飯のあと、小町通りを鶴岡八幡宮のほうへ歩く。大観光地だけに平日でも人は多い。これが休日だといやになるほど人が多くなる。

鶴岡八幡宮にお参りするのは十数年ぶり。サイクリングで鎌倉を通っても素通りしたことは2回ほどあったが。

数日前に、「大河ドラマアーカイブス『草燃える』」で鶴岡八幡宮の場面が出てきたので、長いことご無沙汰だったのを思い出した。ただし、ドラマ内ではロケではなくセットで、しかも源実朝が暗殺される場面だった。

徐々に南寄りの風が強くなってきて、境内の舗装でない場所は砂煙が舞い上がるようになった。去年の2月に折りたたみ自転車で鎌倉・江ノ島に来たら、南風が予想以上に猛烈になり、帰りは東西線も止まって大変だったことがあった。

それを思い出したら、海は見たいけど海辺まで行きたい気持ちは失せてきた。結局、江ノ電に乗って車窓から海を眺める。

江ノ電の終点・藤沢に着いたら午後3時近く。夕方のラッシュが始まる前に帰ろうと思い、そのまま東海道線に乗る。

帰ってから、まずここまでのこの日記を書く。そして、夜は居酒屋オンドリへ。

最初は生ビール。食べるものは鶏の唐揚げ

ビールの次は地酒に切り替えて、鳳凰美田。食べるほうは”今日の逸品”にあった焼き蛤。なかなか大きい蛤だった。

次はしめさば

2杯目の地酒は蒼天翔亀の海。食べるほうはたこの梅肉あん

締めはライムハイとじゃがいものガレット

あちこち歩いて疲れたあとの地酒はよく回る。