朝は8時頃に起きて、朝飯は南行徳駅前のマクドナルドで。帰りにマルエツで買い物。
昨日の続きでホームページのUP作業。食の部屋のラーメンに松信を追加し、昨日、作業した地域の風景と合わせてUPする。
これが終わって昼頃、映画を見に出かける。昼飯は南行メトロの松屋。牛めしが感謝期間で300円だったので、それを食べる。
映画は日比谷にある東宝のミニシアター シャンテシネ。
今日見たのはハリウッドランド。
1950年代に大ヒットしたアメリカのスーパーヒーロードラマ「スーパーマン」の主演俳優ジョージ・リーブスの死の謎を探るミステリー。
ジョージ・リーブスが死んだのは1959年-昭和34年だから、自分もまだ生まれていない。だけど、スーパーマンのTVシリーズは中学生だった1975年に大阪の関西テレビが夕方の時間に放映していたのを見ていたので知っている。後に、主演俳優がスーパーマンのイメージが付きすぎて仕事がなくなり、拳銃自殺したという話を聞いたときは驚いた。
この映画は、ジョージ・リーブスの死が実は他殺ではなかったかという可能性を追う私立探偵が主人公。探偵が真実を追いかけるのと並行して、ジョージ・リーブスがスーパーマン役に選ばれて人気者になるが、やがて苦悩していく姿が描かれる。
結局、自殺か他殺かという話は、探偵が追求するほどハリウッドの山のようなスキャンダルにぶち当たり、その中で真相は全く見えなくなる。この映画としては、画面でははっきりと描かれなかったが、自殺としたようだ。
特撮などのスーパーヒーロー役をやった俳優さんは、その話をされることもいやでしょうがなくなる時期があるということを、前に読んだことがある。
だけど、ある程度時間が経つとそのことを受け入れるようになるようだ。また、テレビの前で子供の頃見ていたほうも、大人になれば、ヒーロー以外の役をやっているその俳優をしだい受け入れることができるようになってくる。
自分だって、黒部進や森次晃嗣、藤岡弘などの俳優さんたちを子供の頃から見てきたが、ヒーローのイメージを持ちつつも、徐々にそれ以外の役をやっている姿を受け入れるようになってきた。年を取るほど、昔からの知り合いを見るような気持ちになってくるのだ。
特に黒部進の娘 吉本多香美がもう約10年前になるが、ウルトラマンティガで隊員をやったのは大きな意味があった。親子二代でウルトラ隊員を演じるというのが、見る方にも時の流れを感じさせ、年を重ねた黒部進を受け入れさせたと言っていいと思う。そしてウルトラマンや仮面ライダーを見る側も今や親子二代でファンという時代。
また、かつての特撮俳優さんたちが著書を出したりするようにもなり、その生の声を聞くことが出来るようになったのも、見ている側の意識を徐々に変えていったとも思う。
今では、特撮番組もコンスタントに作られているし、特定のヒーローに人気が集中しすぎるということもない。ヒーロー出身で活躍する俳優も多くなってきた。
だけど、世界初のスーパーヒーロー俳優ジョージ・リーブスは人気が集中して過熱状態。ヒーロー俳優がどうやって芸能界で生きていくか、手本となる先達もいなかった。劇中、ようやく他の映画の役を手に入れるが、その公開のとき(いや、試写会の場面か)に観客がリーブスを見てスーパーマンのことを口々に話し始め、笑い出す場面はかわいそうなぐらいだった。
時間が経てばスーパーマンに夢中になった子供たちも成長して、主演俳優を見る見方も変わってくるかも知れないが、そんな先のことは分からない。結局、時間が経てば解決するかもしれないのを待つことが出来ず、苦悩の末、自ら命を絶ったという結論。
映画を見終わっていろいろと思いを巡らしていると、ジョージ・リーブスに哀悼の意を捧げたくなってきた。黙祷!
映画が終わったのは午後4時20分過ぎ。阪急デパートやソニービルを見たあと、午後5時半頃、銀座四丁目交差点地下の地下鉄銀座駅に直結した、サッポロビールのビアホール-ライオン銀座五丁目店に入る。
このビアホールに入るのは初めて。銀座でビアホールというと、一丁目の中央通りに面したところにかつてはアサヒビールのビアホールがあった。社会人になった1984年の冬、出来たばかりの有楽町マリオンの劇場で、その年に公開の「ゴジラ」(約8年のブランクを経ての復活第一作だった)を見たあと、ぶらぶら歩いて一丁目に来たら、ふと目に付いた。わりと古いビルで雰囲気もよく、四丁目交差点から多少距離があってそんなに混んでないので、20代のころは買い物に銀座へ来たときなど、たまに入って飲んで食事をしていた。だけど、1990年代の後半に再開発でもするのか、閉店して取り壊された。再開発区画の一部の所有権がなかなか解決しなかったのか、最近まで放置状態だったが、ようやく工事が始まった模様。ビアホールが復活するかどうかは分からないが。
一方、ライオンというと、7丁目の大きなビルが有名。だけど5丁目のこの店、日産のショールームがあるビルの地下だから、新しい店かと思いきや、実は開店は古いらしい。何でも明治44年とのこと。昔は地上に店があったようだ。
店にはいると、運良く、天井が高くなって解放感のある部分の席に通された。写真で左側のガラス窓になった向こう側が、4月1日に豊洲で映画を見たあと銀座に来て入ったビアパブのブラッスリーレオ。
ビアホールに入るのは実際、久しぶり。サッポロ黒ラベルの大ジョッキ(800ml)を注文。それと、すぐ出せるつまみということで、豚の冷しゃぶごま辛ソース。
居酒屋の生ビールはふつうは中ジョッキサイズ。大ジョッキというと、数年前にラーメン屋で発泡酒の大ジョッキを飲んだことはあるが、発泡酒では最後のほうは飲むのがしんどかった。量を飲むならやはりビールと思ったのだった。もっとも、メーカーも発泡酒の改良をしてるだろうから、今は違うかも知れないが。
いっしょに注文したつまみで、まず、ビアホールウインナーが来る。
そして、メインディッシュとして注文したビーフシチュー。ビアホールだけにビールで煮込んでいるそうだ。
最初の大ジョッキが終わったあとは、エビス樽生の大ジョッキ。こちらは大瓶とほぼ同じ量の630ml。エビス樽生はプレミアビールで、前にブラッスリーレオで飲んだときおいしかったから、今回も一杯は飲みたかった。
家に帰ったのは午後7時半頃。明日からまた仕事だし、今日見た映画についてこのブログにもいろいろと書きたかったので、大河ドラマは録画を明日に見ることにする。
今、書き終わった。もう午後9時を少し回ったところ。