今日の朝や昼間は大して寒いとは感じなかったが、帰り道は風が冷たくなってきた。明日の朝は冷え込むようだ。
晩飯は南行徳メトロセンターの一心亭へ行こうと、浦安寄りの区画へ歩いて行くと照明が暗い。何だと思って見ると、写真で通路左側、3区画使っていたビデオレンタルの店が11月20日で閉店したということで、シャッターが降りていた。
メトロセンターは店が閉店しても、次の店が入るまでわりと早いほうだから、ここも早く何かの店が入って賑わってほしいと思う。
一心亭で食べたのは京都西京白味噌ラーメン。今日の無料サービスのトッピングはもやしかゆでたまご。この前、もやしにしたから今回はゆでたまごにする。
帰ってから、CS放送(うちはケーブルテレビ経由)でやっている「怪奇大作戦」で録画しておいた分を見る。
円谷プロが1968年から1969年にかけて作った特撮番組で、「ウルトラセブン」の後番組として半年間放映された。科学技術を悪用した犯罪に対し、SRIという組織が立ち向かう物語を描く。小学生のとき以来、再放送も含めて何度か見ているから、見たいという優先順位は高くない。
そうした中で、特撮場面が特に印象的な最終回の「ゆきおんな」だけは見たいと思えた。
科学で犯罪に立ち向かうという1話完結タイプの作品だが、最終回は科学が解明できていない超常現象の世界へと足を踏み入れて終わりとなった。
話の展開とともに雪女の絵が登場し、ゲストキャラの娘(左のほう)が絵の雪女が母親の顔だと言うのが伏線になる。
そして悪者に追われて草原を逃げる娘が、「お母さん、お母さん!」と叫ぶと...
地平線に巨大な雪女が現れる。 これがなんとも美しく、恐ろしい場面。
娘は母親にそっくりで、雪女が母親にそっくりという設定なので、娘役の女優が雪女も演じている。
巨大な人間は、着ぐるみの怪獣よりも生々しさがあるためか、子供のころ見たときも怖かったという記憶がある。「ウルトラQ」の「変身」に出てくる巨人も怖かった。
ところが、巨大化した人間でも「ウルトラマン」のメフィラス星人の回に出てくる、巨大化フジ隊員は怖いという印象は残っていない。「ウルトラマン」について書かれた文章で、メフィラス星人に催眠状態で操られているフジ隊員の無表情さが怖いというのを読んだこともあるが、自分がその回を見ても、そうとは感じなかった。フジ隊員がレギュラーメンバーで、いつもはどういう人物かが分かっているせいかも知れない。
それよりも、やはり怖さを感じるのは表情を持ち、悪意や敵意といった凶暴な意思をこちらに向けているのが分かる、そうした巨大な人間だと思う。「怪奇大作戦」の雪女も、「ウルトラQ」の巨人もそうだ。着ぐるみの巨大獣人だが、映画「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」のガイラも、人間は餌だと思っていてその意思を向けてくるから怖い存在だった。