monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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今年の3/15をもって、北陸本線がさらに短縮され、米原~敦賀となってしまいました。新幹線開業は喜ばしい反面、並行在来線と称して簡単に切り捨ててしまえる新幹線の整備方法は本当にこれでよいのかと疑問があります。この先、北海道新幹線の延伸が控えており、函館本線の取り扱いについて従来のやり方を踏襲しようとしてもまとまらずまだ決着がついていない状況です。トータルで考えて本当に新幹線が必要なのか(在来線の速達化や普通列車の維持、貨物利用の促進などの方が本当は地域によってよいのではないかなど)、新幹線を得ることによって失うものの総量ときちんと天秤にかけて考えることが出来ていないのではないかと残念に思うところです。

今回の北陸本線切り離しでは、サンダーバードやしらさぎは新幹線リレー特急として新たな需要が追加され、区間短縮で残りますが、敦賀行に慣れるまでは少し時間がかかりそうです。また、実際に利用するかの観点で言えば、京都や米原からなら新快速・敦賀行で十分かなの印象です。「うれシート」を2両程度すべての新快速に入れてくれれば十分な気もしますが、それでは儲からないため絶対やらないでしょう。

列車としては見た目も変わらず走り続ける両特急のため、なかなかわざわざ撮影に行こうという気もしなかったのですが、11月に走った最後の金沢「なにわ」の「予習」のため南条界隈へ出かけた際に移管区間で撮影を行ってきました。この日は日没まで良い光線が保ち、日没間際が通過予定の「なにわ」に日が当たるのか確認することが目的でした。

2時半ぐらいに現地へ到着すると、新幹線の高架はすっかり出来上がりすでに開業後かと思えるような状態。あと4か月ほどで特急が走らなくなるのだなぁと、寂しく思いつつ撮影準備をしようとすると4060レが無情にも通過。間に合いませんでした。
気を取り直して4076レまでは少なくとも撮影する予定で特急列車用の画角でセッティング。軽く首振りで線間ロープもなく、長編貨物までこなせるこの撮影地は北陸本線の中でも有名な撮影地の一つでした。この日他に撮影者もなく、のんびりと撮影することが出来ました。

午後3時前でもすでに太陽が廻ってきており顔の向かって右1/3面には光が射しません。まずやって来たのは6両しらさぎ。増結がない平日のため上り列車の顔は基本のっぺり顔で流線型は見られません。良い光線が当たっています。


しばらく待つと、今度は9両でサンダーバードがやってきます。


時間がたって斜光線になってきたころ、12両サンダーが登場。


そしていよいよ4076レの登場。鼻筋くっきり半面光でやってきました。理想通りに仕留めることが出来ました。


まだ線路に日が差すので延長戦。後続のしらさぎ。


さらに3+6両のサンダーバードもやってきました。もう正面にほぼ当たりません。


この日は上り列車で流線型の先頭車を撮ることはできませんでしたが、気合を入れて廃止区間のサンダーバードとしらさぎを最後まで良い光線で撮影できることが出来て満足でした。

2023.11. 王子保 - 南条
Nikon D7200 AiAF NIKKOR ED 80-200/2.8D

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