monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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翌日は由布院をめざす事になりますが、この日も前日からの豪雨で列車は乱れに乱れていました。しかし、博多は曇り空で雨は降っていませんでした。

早朝から運行状況をネットでまめに確認していますが状況は好転する兆しを見せません。この日は鹿児島本線→久大本線で由布院入りを考えていました。ゆふいんの森は満席で取れなかったため、自由席特急券で特急ゆふ号に乗る予定にしていました。12時過ぎの3号で15時ごろには到着の予定で11時にはホームの自由席の列に並ぼうというのが当初の考えでした。
しかし、始発から久大本線は久留米~由布院で不通。ところが特急列車に関しては運休とはなっておらず、運転されるかどうかわかりません。運行時間が近づくとようやくゆふ1号とゆふいんの森1号の運休が出ました。この様子では、淡い期待を抱いて待っていてもギリギリになって運休を告げられあわてる事が予想されます。出来れば運転したいというJR九州側の思いも感じられ、気持ちもわからないではないですが、もう少し早めの決断を下してもらいたいところです。結果的にこの日は終日運休となってしまいました。
確実に由布院にたどり着くため、早々に大分まわりで由布院を目指すことにしました。しかし、この時点ではまだ鹿児島本線・久大本線での運行再開の可能性があったためか、精算窓口に申し出てみましたが振替乗車が認められませんでした。そこで長蛇の緑の窓口に並び、大分までの切符を買わなければなりませんでした。

九十九折になった窓口の列に加わり、30分ほどかけて大分までの2枚切符を購入し、未使用の切符の証明をしてもらいました。ホームに上がるとまたまた長蛇の列。ソニック自由席に並びます。10時前発車予定のソニック号でしたが、発車予定時刻を過ぎても折り返し自列車となる車両が到着していない状況でした。遅れ時間が少しずつ拡大され、なかなか列車が到着しない蒸し暑いホームでイライラが限界に達する直前に約50分遅れでようやく列車が到着。早めの行動で列の前の方であったことが幸いし、バラバラながらも何とか座席を確保し、自由席内まで立客で大混雑の列車は約80分遅れでの出発となりました。その後のソニックは間引かれて運休列車が多かったようなので、乗れただけラッキーでした。繰り返しになりますが、早め早めに動いたのがよかったようです。
博多を出ると、昨年秋に追いかけたEF81-304(銀釜)牽引列車が、抑止されて停車していましたが、一瞬の事で見送るだけ。まだ元気に活躍してくれていて何よりですが、見送るだけに終わり残念でした。その後もダイヤの乱れに捕まり徐行と停車を繰り返し、順調に遅れ小倉発車で100分延。こうなれば、120分遅延で特急料金を返してもらいたいところです。この先に単線区間があり、列車行き違いでの遅れがあるだろうと予想していると、思惑通り杵築より先の単線区間で遅れ、最後は別府~大分での徐行運転により150分遅れでの大分に到着しました。この時点で15時ごろ。博多から3時間半ほどかかりました。

しかし問題はこの先でした。大分まで来てみると、久大本線の運休区間がさらに拡大しており、列車で由布院までたどり着けません。そこで、由布院で借りる予定のレンタカーを大分で借りられるように電話交渉し、オッケーをもらって何とか無事に由布院へ到着する事が出来ました。9時半に宿を出発し、宿に着いたのは17時頃。3時間で着けるところが、実に8時間の道のりでした。ようやくこの旅で最初の温泉に入り満喫する事が出来ました。

結局、4回浸かり、チェックアウト前に入った時には露天風呂から由布岳を眺める事が出来ました。ただし、垣根が高いため、お湯に浸かった状態で見るのは至難の業です。ちょうどチェックアウト時間であり、日帰り利用客が入れる時間前だったため、カメラ持参で温泉へ向かうと、予想通り貸切状態であったため由布岳バックの露天風呂を撮影しました。


最終日早朝から雨は上がり霧模様でした。せめて今日は列車の撮影をとの事で、由布院近くの有名撮影スポットへ撮影に出かけました。
早朝は霧で姿を見せてくれなかった由布岳ですが、次第に姿を現し、梅雨晴れの中を行く赤や黄色の列車を撮る事が出来ました。手前の田圃は青々ときれいに輝き、由布岳の緑とはまた異なっています。田圃の背後には温泉街が広がり、所々湯気を上げています。早朝は半逆光となり湯気が輝いていましたが、順光になるにつれて湯気が目立たなくなってしまいました。
チェックアウト後に晴れた由布岳バックに撮影したくて再び訪問しました。今回は列車を手前まで引き付けて。


その後、金鱗湖へ行ってみましたが、大雨で増水して池周辺の駐車場など冠水していたようで、復旧作業におわれていました。湖も濁った水を満々にたたえており、「金鱗」には程遠い状況でした。湖横にある超高級で有名な「亀の井旅館」前で宿泊した風に記念写真。

由布岳のすそ野を通ると、由布岳の緑が太陽に照らされて輝いていました。猫耳型の山頂が見える地点で止まって1枚。

由布院から阿蘇方面へ、当初は逆に走ってくる予定だったやまなみハイウェーを九重まで往復ドライブして吊り橋やラベンダー畑を見てきました。ラベンダーは北海道だけのものではないのですね。



昼ごろに由布院へ戻り、「亀の井」の流れをくむという親子丼で昼食。品は親子丼1品のみというこだわりにひかれて行ってみました。砂糖っけのない出汁の効いた味でおいしかったです。



食後は軽く由布院駅前を散策して、区間運転されていたゆふ号に乗って早めに由布院を出る事になりました。

というのも、帰りはこの旅のもう一つの目玉である「ゆふいんの森」の指定席を取っていましたが、豪雨による線路災害でこの日から当分の間久留米~日田で運休となり、楽しみにしていた列車にも乗り損ないました。やむなく振替乗車で再び大分経由で博多へ戻り、新幹線で帰京となりました。

2012.07.15. 湯布院/九重

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コメント
 
 
 
おはようございます☆ (kon)
2012-07-26 05:38:46
大変な旅行になりましたね(汗)
お疲れさまでした!!
奥さんは大丈夫だったでしょうか??
雄大な九州の景色に感動しましたが、
ここにたどり着くまでの労力は半端じゃないですね。
露天風呂の猿?(見ざる聞かざる言わざる?)は
ちょっと笑えますね^^
 
 
 
ごぶさたしています (mon)
2012-07-26 12:37:32
こんにちは。
これだけトラブルに巻き込まれたのは初めてでした。臨機応変にできる事を探してそれなりに楽しめました。
元はと言えば、嫁の生まれる前に温泉に入りたいから始まった計画でした。トラブル続きでしたが、嫁も特に問題なくついてきてくれました。
小さくてわかりづらいと思いましたが、打たせ湯との境に居たので三匹フレームにいれてみました。なぜここにいるのか、特に意味は無いように思います。
 
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