JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

贖罪の街 マイクル・コナリー 著 古沢嘉通 訳

2019-02-27 21:43:04 | 


ボッシュにあったのは去年の7月だから、次に会うのはもっと先だと思っていたら、去年の12月には次のが出ていて気が付かなかった。本屋で見つけてちょっとびっくり、リンカーン弁護士のミッキー・ハラーと共演っていうのだから、もっとびっくり。
話はハラーの扱う殺人事件の調査をボシュが引き受けるというはなしで、退職を余儀なくされたボシュが刑事弁護側に加わるという話。
犯人が刑事側なので、そこら辺の軋轢が横線、犯人はどうしようもない悪だけれど、犯罪動機が何とも卑小。

なので得意のジャズ話、

ステレオにはジョン・ハンディーのクインテットのアルバムがかかっており、曲は「ナイーマ」だった。ジョン・コルトレーンに対して献げられたハンディーの1967年の演奏だ。これまでに録音された最高のサクスフォーン生演奏だと、ボシュは思った。



なかなか凝ったのが出てくるから楽しい。

この後ロン・カーターが東京BNで2ギターでとったアルバムがでてくるけれど、どこだか忘れた。





カマシ・ワシントンのテナーサックスがステレオから流れ・・・でここでは曲は特定できない。

ってあるけれどこの本2015年にだされているから、「The epic」じゃないだろうな。それより前のアルバムは自己レーベルだからかなりのファンですね。



最後がこれ、これはかなり重要、このサウンドと音量で命が救われるんだから。

スピーカーから最初のトランペットの調べが聞こえ、ボッシュはそれがウィントン・マルサリスが演奏する「ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース」だとわかった。最近、レコード盤を手に入れた古いアルバムだった。



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正しい煽りSave Our Soul / Honda Takehiro Tribute Band

2019-02-26 16:42:17 | 聞いてますCDおすすめ


世の中煽るという言葉が大変悪者になっているけれど、ジャズでは決してそんなことはない。このアルバムリーダーの本田珠也のドラムを聴いていてまさにそれなのである。挑発、扇動、昂ぶらす、これてドラマーの大切なお仕事と感じます。
本田竹広トリビュートバンドとあるのでかってもたけれど、2006年に亡くなった後活動を続けているそうです。知らないで大変失礼しました。って本田竹広もほとんど生で見ていないし、なんと珠也氏が子息だとも結びつけていなかった。こりゃ大汗もいいところ。
2テナーにギターピアノ・トリオの編成で竹広氏ゆかりの曲を演奏し続けているそうで、2018年8月19日新宿ピットインでのライヴです。

曲はアルバムになるというので、一番よいものが選ばれたのでしょう、汗がびゅんびゅん飛び交い、これでもかというのがラストのヘイ・ジュードで最高潮に達するという、頭のてっぺんの方で快感とさけんでいるような、1曲前のネイティヴ・サンの曲も懐かしかった。

ということで、これほど正しい煽りがあるのだ。
あまりに興奮して、持ってない竹広氏のアルバムを買ってきた。




Save Our Soul / Honda Takehiro Tribute Band

本田珠也(Ds)、峰 厚介(Sax)、守谷美由貴(Sax)
橋本信二(Gtr)、板橋文夫(Pf)、米木康志(B)

録音日時:2018年8 月19 日(日)
録音会場:新宿ピットイン

1.ザ・ウェイ・トゥ・ブリックリン (本田竹広)
2.リップリング (本田竹広)
3.サバンナ・ホットライン (本田竹広)
4.セイブ・アワー・ソウル (本田竹広)
5.セカンド・カントリー (本田竹広)
6.スーパー・サファリ (本田竹広)
7.ヘイ・ジュード (レノン/マッカートニー)



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ウィーン チェロ アンサンブル5+1 アット サントリーホール 2019.2.24

2019-02-25 11:00:40 | チェロ無難
いつも遊ぶオクサンの友達はサントリーホールの会員で案内が来るらしく、チェロのコンサートに誘ってくれた。ちょうど誕生日に近かったので、オクサンからのプレゼントだそうです。
ウィーン チェロ・アンサンブル5+1のコンサートに行ってきました。
お休み2時開演は年寄りにはありがたい、実はこの日は後にもう一つイベントがあるのです。



1時40分ぐらいについて、1階結構いい席。



1部と2部の構成で、1部は普通の感じだけれど、圧倒的なテクニックを見せてくれて、まったく別物のチェロを見ている様。まったくどうしてあんなに指と腕が動くんじゃいといや凄い。



1部が45分ぐらい、好きなアンダンテ・カンタアービレが聞けて良かった。
20分休憩で2部は演劇仕立て、寒いウイーンからスペイン、マドリッドへの旅行劇。



カルメンを5人の男が競い合うという寸劇、演奏途中で笑い声がわくとても和やかな舞台です。

これも40分ぐらいであっという間にアンコール。
結構有名な演奏、1本のチェロを4人で演奏するボレロ、もちろん盛大な拍手。



この後の浜辺の歌では心洗われたし、最後の曲では観客の女性一人を舞台にあげてワルツを踊ってみたりととても楽しく終わらせてくれる舞台で、こんなほのぼのとした舞台もそうはなく、拍手が鳴り続けました。

会場でCDを一枚売っていて、日本で見ないし、記念だから買いました。



アンコール入れてきっちり2時間でおわってくれて、この後次があるのでこれも助かりました。
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花は節句

2019-02-22 17:16:55 | 


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忘れて申し訳ありません。前よりか凄くなってます。the london concert / stefan aebyy trio

2019-02-21 16:48:41 | 聞いてますCDおすすめ


皆さんの昨年のベスト盤の中から気になったの選んで聞いている。そのなかで一番うなったのがこのアルバム。
スイスのピアニスト、STEFAN AEBYのアルバムでしらべてみたら一枚持っていた
2010年の作品で、当時もおすすめにしてとてもよかったのは覚えている。次も覚えておこうなんて書いて、すっかりわすれていたら、出会った。
ベーシストはおなじひとで、このコンビがなんとも濃密な駆け引きをしてくれる。
当時はミステリアスとかいていたけれど、非常に繊細なメロディの変化があって、これをコンサートで演っていることがすごい。良く考えてスタジオで採っているような展開が驚く。
そこにダイナミックな切れをもりこんでいるのだから、忘れてしまっていたのが何とももったいない。
今年のピアノ100人選考にはこれは推薦される必要があるくらい凄いピアニストだと思う。

he london concert / stefan aebyy trio

Bass, Mastered By – André Pousaz
Drums – Michi Stulz
Piano – Stefan Aeby

1Shi
2Knabautsch
3The Wheel
4Dalston
5Iuk
6Song For A.
7To The Light
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全曲エレピでどうだ! TWO GROUNDS Live at Le Due Terre Winery / CLAUDIO FILIPPINI

2019-02-19 17:15:18 | 聞いてますCDいいと思う


昨年でたアルバムで、みなさんがほめているのをいくつかかって聞いている。クラウディオ・フィリッピーニは判りやすいメロディをソフトに弾くことが多いような気がする。結構注目株だから作品もおおいけれど、特に追っかけはしていない。
昨年のアルバムを見ていたら、エレピに特化してアルバムを出していた。
彼の弾き方だとエレピがぴったりくるだろうと想像できて何とも欲しくなった。
最近エレピを使う人も増えてきたけれど、全曲エレピ使用というのは潔う良くていい。
H.Pascoalに始まって、V・Mendozaと続くとエレピの使い方とか懐かしい音色でうれしい。
だれのエレピに似たるだろうと考えながらきいたけれど、ザヴィヌルの曲が2曲だから、ザヴィヌルがフェバリットなのかもしれない。
時代が変わってそこらへんもソフトになっていてとても聞きやすい。

TWO GROUNDS Live at Le Due Terre Winery / CLAUDIO FILIPPINI

Claudio Filippini(fender rhodes, keyboards, vo)
Andrea Lombardini(el-b)
U.T.Gandhi(ds, perc, live electronics)

01. Little Church
02. Esperanca
03. Netsanet
04. Two Grounds
05. Early Minor
06. Doin' It Right
07. Landscape
08. Money in the Pocket
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謀略空港 シェイン・クーン 著 見次郁子 訳

2019-02-18 16:07:09 | 


本屋さんで見ていると帯に空港保安警備のプロフェッショナルVS冷酷非情な最凶のテロリストとあったので面白そうと手に取った。良く見てみると最近よんだ、殺し屋が書くハンド・ブックという形にした「インターンズ・ハンドブック」の作者だったのでこれは文句なく購入。
前作はひねりも利かせてかなり面白かったから期待です。

9.11で最愛の妹を失った主人公ケネディは航空保安警備の専門家になるが喪失感はぬぐえない。CIAより凶悪なテロ対策チームに誘われ、チーム・リーダーになりテロリストレンツと対決がはじまり・・・

早い展開でよみやすか、しっかり驚かしてくれる場面もあってこれは良かった。ちょっと映画みたいな上手くいきすぎの展開もあるけれど、この人が映画作畑の出身だし、こっちだってそんな映画が好きなんだから問題はない。

前作ではかなり映画が引用されていて、マニアにはそこも面白い。

今回は戦いにいそがしいから、のんきな映画の話はすくないけれどちょっと一節。

 「出迎えありがとう、ギル。私に会えなくて淋しかったかい?」
 「もちろんです。ケネディ様がいないと当ホテルは火が消えたようなものですから」
 「『シャイニング』のジャック・ニコルソンみたいな感じか」

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締めは何?

2019-02-17 09:08:34 | その他
昨年暮れに生まれた天使が実家から生活圏の関西にかえるということで、オクサンが3日ばかり手伝いに行っていた。
その間に私の誕生日があったり、疲れ果てたということで(1か月に1Kg重くなっている)夕食は待ち合わせて外ですることにした。



先についたのですぐにビールが出てきて、これはちょっと面白かった。ドライトマトとかドライイチジクとウド、を使ったサラダ、甘みと塩分がとてもいいマッチのさっぱりした
これは初めて。



場所は住んでいるところの二つ前の駅、庶民的なまちなんだけれど、ここはちょっとこじゃれた饂飩屋さん。



結構量があってコストもいい。6時過ぎに入ったんだけれど、帰る8時前には満員になっていた。



家ではなかなか上手く揚がらないこんなのもいただきました。



さて締めにいただいたのがこれ。いったい何なのか? 答えはこちら




カレー饂飩です。ジャガイモのムースがのって、とてもスパイシーなカレーがまろやかな味わいになるのです。



こんなお店でいただきました。
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ピアニストの手 Ornaments of Time / Tuomas A.Turunen

2019-02-15 16:40:27 | 聞いてますCDいいと思う


今年最初のおすすめとなったEmil Brandqvist trioのピアノが気にいったので、その人のソロを買ってみた。
息子さんと母親の思い出に捧げられたのだから、優しさにあふれるアルバムになるのは当然かもしれないけれど、そこに氏の息遣いがきこえるところただ優しいという演奏ではない。
昔、ウインダムヒル・レコードでジョージ・ウイントンのピアノが出ていたけれど、1回はいいもののすぐ飽きてしまう。
こちらツォーマス・トゥルネン(灰とダイアモンドの風呂井戸さんが、昨日記事にしていて、経歴等もそちらに詳しい)アドリブで弾いているところがあり、エモーショナルな息遣いやタイム感覚があって、そこがきれいだけのピアノと一線を隔している。
ちょっと飛躍すれば、キースのピアノ・ソロをめちゃめちゃ聴きやすくしたといっては怒られるかな。
ただアルバム・テーマがあるだけに、2曲のトラディショナルがアクセントになるとはいえ、ちょっと同じに感じるのは否めない。
Emil Brandqvist trioでのほうがジャズとしての展開があるのはしょうがないか。

風呂井戸さんが、このジャケ、なんでしょうと言っているけれど、そう言われてじっくり見てみました。
私には手のひらとピアノを弾く指を重ねた処理写真だと感じます。



Ornaments of Time / Tuomas A.Turunen

piano solo

01I Held Her Hand and Said Goodbye
02The Years
03Preludi
04Savotta
05After the Rain
06Fall
07Leaf in the Wind
08Lily and the Ladybird
09Varvindar Friska
10Enchanting Paths
11Sun-Run
12Tuonne Taakse Metsamaan
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Augustine / ALESSANDRO GALATI

2019-02-14 13:45:24 | 聞いてますCDいいと思う


寺島レコードから、アレスサンドロ・ガラティの新しいアルバムがトリオとソロの同時発売となった。ちょっと前にもでたばかりだから、なんでとも思うけれどファンだからやはり買う。
寺島さんが、ガラティのことを大変評価してくれて、アルバムをだしてくれることはファンとしてはありがたいけれど、同時じゃなくてもいいような気がしないでもない。
合わせて思うことは、ガラティの日本進出を企画したBLUE GLEAMの神山さんのことはぜひ評価してほしい。



さて、そんなことはどうでもいいかもしれないのでアルバムを楽しむ。ガラティのソロは珍しいらしいけど、「オール・アローン」でスタート(このblogもこのオール・アローンでスタートしている)しているからソロを聴くとこれはいいと思う。
ソロになると特にガラティらしさが増幅してやっぱりいい。聴くほどに安心感があるのもガラティのいいところ。


Augustine / ALESSANDRO GALATI

Alessandro Galati (p)

01. In Beijing
02. If I Should Lose You
03. Verde Luna
04. L'incontro
05. Balle Molle
06. Seals
07. Theme From Sunflower
08. YAT
09. Merry Christmas Mr. Lawrence
10. Averti Tra Le Braccia
11. Raw Food
12. In Qualche Parte Del Mondo
13. Piano Concerto in G Major
14. How Far Can You Fly
15. Into The Wind
16. Mi Sono Innamorato Di Te
17. Ambleside


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