JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

拝啓マイク・ノック様  Kinderd / Mike Nock&Laurenz Pike

2014-01-31 21:09:23 | 聞いてますCDおすすめ


2014/1/31
 拝啓 マイク・ノック様
 寒さ厳しき折、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。と言ってもそちらは夏真っ盛りなのですね。
 ここのところ日本にはいらしているのでしょうか、最後にお見受けしたのは2011年の9月東京JAZZでしたが、その時には奥様とお話しかできませんでした。少し体調を狂わしたとおっしゃていたので心配しておりましたが、先般ショップで新しいアルバムをみつけ、お元気そうでホッとしております。
 見つけたアルバムはCDナンバー、FWM003とありますから、ご自身のレーベルからの3枚目になるのですね。
 最初にお会いしたのが2010年1月で、ハクエイ・キムに紹介してもらいましたね。というかそれ以前にレターとメールのやり取りもしていただいていたので、とてもフレンドリーに接していただき持って行った7枚ものCDにすべてコメントを変えてサインいただいたのはとても自慢です。
 その後自身のレーベルから1枚目が「AN ACCUMLATION OF SUBTLETIES」をだされこれがFWM001、ハクエイのデヴューアルバムと同じリズムを従えての真摯なピアノ・トリオで、暖かい人柄と音楽に対しての真摯さがひしひしと伝わったものでした。
セカンド「HEAR AND KNOW」はテナーとトランペットを加え、直球JAZZを演奏され明日ね。
今回、知らなかったので新作におどろきましたがFWM003なのでぬけがないこと、年1まいのペースにもホッとしました。
今回はまたまた違うアプローチで、ファースト一寸戸惑ったというのが本音です。
デュエットのお相手Laurenz Pikeさんは存じませんが、ずいぶん古いお付き合いのようですね。
リズムを刻むというよりか、パーカションの様にピアノの流れに反応していく流れはすぐにはなれませんでしたが、すべての演奏が即興でおこなわれているらしいことをしって納得に変わっていきました。
曲名「同族」も後からつけられたのでしょうか。ヒドラと闘ったり、ゼウスの夢だったりと神話からの命名がありますね。
 私5曲目の“By Sea”が気に入りました。
 不必要な音はあってはならないという貴方の教えを思い出しながら聞いていると、JAZZを聴くというよりか、即興でつくられた絵、詩、パフォーマンスに接しているように感じました。
そして最後の“4SL”はやさしさをきちんと置いていってくれるような曲で、ハクエイもキースもくれる贈り物と感じました。

 ハクエイと同じハモニーが聞けるのも貴殿のアルバムならで楽しみました。
サインをいただいたあとに、フォース・ウエイのリイシューやこれや前作とサインなしのアルバムが数枚たまっています。是非またお会いできる機会があれば、全アルバムサイン入りをお願いしたく、楽しみにしております。

 お体にはくれぐれもご留意なされ、ご活躍をお祈りしています。
 本日は少し寒さが和らぎましたが、そちらではすごしやすい涼しさが訪れますでしょうか、またお会いできる日を願っております。                                敬具
                 
monaka 
 
 
 


Kinderd / Mike Nock&Laurenz Pike

Mike Nock    piano
Laurenz Pike drum kit

01. Kindred
02. Zeus’ Dream
03. Le Primitif
04. Mike Battles The Hydra
05. By Sea
06. Sleepwalking
07. Spring
08. All Most Blues
09. The Old Times
10. Satori No Mado
11. Soulstice
12. 4SL
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結論が決まっていない時 Lift! / Volker Kriegel

2014-01-30 21:04:21 | 聞いてますCDいいと思う


ウォルカー・クリューゲルはディヴ・パイク・セットで好きになったのだけれど、アルバムがすべていいわけではない。だけれどお店で見かけるとなぜか買いたくなってしまうのはなぜでしょう。

1曲目、エレピとエレべとドラムスのロック・リズムにエレバイオリンのメロディ、あのフォース・ウェーを思い出すサウンドです。ドラムスのジャズ・ロック・リズムが一番似ていいます。
ソプラノが入ってくるから、スティーブ・マーカスも絡んだ思い出です。
2曲目エレピとソプラノのジャズ・ロックは、ビートルズが解散した後の、ジャズとロックを同時にきいていたころを思い出します。
エレピのジョン・テーラーがかっこいい。バイオリンのZbigniew Seifertは知らなかったけれど、マイケル・ホワイトより好きです。
ベースを弾いているのはE・ウェーバー。
3曲目スチール・ギターに変わるとベースもアコベ、ここら辺も気持ちが良い。
4曲目アコベのウェーバーのバックでクルーガーのロックソロがこれが良い。
見かけると欲しくなってしまうのは、60年後半から、ビートルズが解散してしまって、そこにジャズとロックが混沌としだした、実は自分も混沌としていた、たぶんあの時の結論が決まっていない曖昧な時間を思い出すからなんでしょうね。

Lift! / Volker Kriegel

Volker Kriegel(g)
Stan Sulzman(ss,fl)
Zbigniew Seifert(vln)
John Taylor(el-p)
Eberhard Weber(b,cello,b)
Cees See(per)
John Marshall(ds)
Recorded March 5 - 10, 1973

1 Lift!
2 Three Or Two In One
3 Forty Colours
4 A Piece With A Chord From A Yorkshire Terrier
5 Electric Blue
6 The Lame Donkey
Cello – Almuth Schröder Ocarina, Piano – Eberhard Weber
7 Between The Seasons
8 Blue Titmouse




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三匹のおっさん  有川 浩 著

2014-01-29 21:25:10 | 


オクサンがここのところ電車でいどうする機会がおおいので、途中文庫本を読んでいく。
読み終わったからといってくれたのがこの本で、図書館の順番待ちで来た本と二冊になったけれど、図書館のほうの暗殺者の海外ものが読み始めるとなんだか暗そう、なのであっさりあきらめてこちらんした。
自分では絶対買わない本だけどたまにはいいと思う。

三匹の侍からとったのだろう題名の表紙の絵をみただけで内容が知れてしまうようなものだけれど、結構楽しく最後まで読んでしまった。
全部で6話の60を超えた暇ができたオヤジの自警団の話だけれど、孫の青春物語が6話につながっていてそれが楽しっかった、です。

それにしてお同じ年の60歳の3人、一人が高校生の孫、一人が高校生の娘、もう一人は生まれたばかりの孫がいる設定だけれど、高校生の孫というのは唸ってしますね。

軽いのよんだら、軽くなっちゃって自分で軽いの買ってしまいました。
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フレンチで驚いて FRENCH JAZZ

2014-01-27 22:28:56 | 聞いてますCDいいと思う


「フレンチ・ジャズ」なんてタイトルのアルバムは日本のレーベルでは出さないだろうから、そしてどこのレーベルだかわからないし、字が小さくてだれが演奏しているのかもわからないのでとりあえず買ってみた。
よくよく演奏者をみたら結構知っている名前が並んでいました。
レーベルをしらべてみたら、クリスタル・レコード、フランスで良質なジャズ・アルバムを出しているところでした。ということでもっているアルバムが4枚でお薦めがそのうち3枚もありました。かなり前の記事なので再度記事を張り付けてみます。

3枚のおすすめ一つ目がアルリオ オリリオの7.How Deep Is Your Love/Alfio Origlio 「新しい友達できていますか」という記事にしました。
次がパリス・ジャズ・ビッグ・バンドで 12. Galeries/Paris Jazz Big Band 「パリの枯葉じゃないけれど」そしてもう一つは 13. I Comme Icare/Nicolas Folmer 「フランスでちょっと驚いて

お薦めではないけれど良いとおもったのが2. Blues Zen/Nico Morelli で「白の微妙」というのを2008年に記事にしていました。

なんだかわからないでかってみたけれど、このアルバムがとても素晴らしいアルバムに思えてきました。
というのも9曲ははしらない人なので素晴らしい演奏に巡り合えそうです。
David El-Malekは知っているけれど“And I Love Her”をちょっと変わったアレンジでゆったりと。

後は知らないひとたちだけれど3曲目のRonald Baker Qiuntetはハード・バップ系を気持ちよく演奏します。
4曲目はハモンドをバックに梵語とサックス、ギターのブーガール、懐かしい。
6曲目は題名ピッコロ・サンバでピッコロのサンバは珍しい。
8曲目はせくすてっとをバックに女性のスキャト・ヴォーカルで正統派。
9曲目MOSクインテットはペットとテナー、新主流派てきなラインで、ベースがエレベなのがフランスらしい。ペットはフレディー・ハバート系か、ピアノ・ソロががんばっているけれどこの人がリーダーのエス・モスというひとらしい。
10曲目はバリトンも入ったTentetか、ラテンの曲でドラマーがリーダー、テナーが頑張っている。
11曲目はちょっと派手目の音を使うピアノのトリオ、ドラムスがしっかりたたいているけれどなんとピアノは昨年であったお薦めのThierry Maillard でした。1998年の録音でドラムスはデニス・チェンバース、バースがパティトッチでした。
12曲目はピアノ・トリオの小品でした。
もちろん会って驚いたのはThierry Maillard がいたこと、パリ・ビック・バンドのカッコよさ、9曲目もなかなかカッコ良かったです。



1. Tell Me/Louisa Bey
2. Blues Zen/Nico Morelli
3. Boppin' The Leaves/Ronald Baker Qiuntet
4. Hot Barbecue/Boogaloo Baby
5. And I Love Her/David El-Malek
6. Piccolo Samba/Herve Meschinet
7. How Deep Is Your Love/Alfio Origlio
8. Oblivion/Laurence Allison Sextet
9. Codis/S. Mos Quintet
10. Afrodisia/Philippe Combelle
11. Bora Bora/Thierry Maillard Trio
12. Galeries/Paris Jazz Big Band
13. I Comme Icare/Nicolas Folmer
14. Findings/Nico Morelli
15. Roxanne (Version Up)/Louisa Bey
16. Claude Sait/Laurent Coq Trio



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伸びしろを聴く Jack&John / Thomas Enhco

2014-01-26 17:43:45 | 聞いてますCDいいと思う


トーマス・エンコというピアニストがアルバムを出していることは知っていたけれど、聞かずにいたら私の趣味にあっているといいう人がいて、結構評判もいいので聞くことにした。
1988年生まれだから26才、現役ピアニスト100人に選んでいる一番若い人はエルダー・ジャンギロフで1987年生まれだからもう一つ若い。

デジョネットとパティテゥッチの強力リズムとの6時間の録音というのは、よっぽど強靭な精神力がないとできないはず、というか若いから出来たのかもしれない。

1曲目デジョネットのドラムスからパティテゥッチのべースが入ってきて、その後にエンコのピアノ・メロディの始め方、なんとも落ち着いた風格ある始め方です。
途中にマトリックスが出るところなどピアノを愛する心が伝わります。
デジョネットがしっかりと仕事をしていて、気持ちが良い。このリズムに太刀打ちできると88の伊藤八十八氏が予測したのでしょう。
3曲目、抒情的な曲を結構うまくこなしています。
4曲目、かなり難しい曲で、ベテランならばもう少し違うまとめ方をするかもしれないけれど、短い時間でここまではやはり凄い。
5曲目のタイトル曲は二人のリズムにリスペクトした曲、これも一寸難しい曲、弾きこめばもっとまとまっっていくのだろうけれどその手前という感じです。
このピアニストをきいていると、きっとそこまでいくだろうということが解ります。
ですから聴いていると、もっと伸びるだろう伸びしろがいっしょに聞こえてきて、多くの人がその点を

Jack&John / Thomas Enhco

Thomas Enhco(P)
John Patitucci(Ac-B)
Jack DeJohnette(Ds)
Rec. January 29, 2012, NY

1. ガストン
2. アイム・オールド・ファッションド
3. ア・タイム・フォー・ラブ
4. エボニー
5. ジャック&ジョン
6. パノニカ
7. オール・オア・ナッシング・アット・オール
8. ショパンのエチュードOp.10,No.6
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お茶を抜けば Jazz Inspiration Bossa Nova Jazz

2014-01-25 23:19:30 | 聞いてますCDおすすめ


ショップでチャーリー・マリアーノとキコ・シネシのアルバムがほかの売り場にあるというので取りに行ってくれている間に何の気なしに目にとめて、内容がよさそうでなんと620円、スッと買わせるところが凄いアルバムです。

1曲目“イパネマの娘”と“カーニバルの朝”をローリンド・アルメイダの演奏、2曲目がジョー・ヘンダーソンの“ブルーボッサ”3曲目がハンク・モーブレー“リカード・ボサノバ”4曲目がキャノンボール・アダレーと
なんだ聞いたことあるのばかりじゃないか、とは言わない。
ドイツのブルーノートが編集したアルバム、全部知っている人のボサノバ集、さすがブルーノート、これが1枚に集まることが凄い。並んでいる曲と奏者を見るだけで楽しい。

一回お茶と抜けば行けるボサノバ、いやお茶飲みながらでも行けるブラジルです。

Jazz Inspiration Bossa Nova Jazz

1. The Girl From Ipanema (Garota De Ipanema)/Manha De Carnaval (Medley) - Laurindo Almeida
2. Blue Bossa (Rudy Van Gelder Edition) (1999 - Remaster) - Joe Henderson
3. Recado Bossa Nova (Rudy Van Gelder Edition) (2005 Digital Remaster) - Hank Mobley
4. Batida Diferente - Cannonball Adderley And The Bossa Rio Sextet
5. One Note Samba (Samba De Una Nota So) (Digitally Remastered 00) - Nancy Wilson
6. Rio - Lee Morgan
7. Sandalia Dela (Rudy Van Gelder Edition) (2004 Digital Remaster) - Duke Pearson
8. Corcovado (Quiet Nights) (1999 Digital Remaster) (Rudy Van Gelder Edition) - Grant Green
9. Blue Samba (Rudy Van Gelder Edition) (2007 Digital Remaster) - Ike Quebec
10. Sao Paulo (Rudy Van Gelder Edition) (1998 Digital Remaster) - Kenny Dorham
11. Congalegre (24-Bit Digitally Remastered) - Horace Parlan
12. Bossa Nova In Blue (Digitally Remastered) - Willie Bobo
13. Samba De Orfeu (1998 Digital Remaster) (Rudy Van Gelder Edition) - Charlie Rouse
14. Rosa Morena - Kurt Elling
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AVISHAI COHEN LIVE AT COTTON CLUB 2014 1 22 2nd

2014-01-24 21:09:32 | サポート中、ライブ


1stのチェックアウトを済ませるとすぐに2ndのチェックイン、これ初めての経験でした。1stのノリからかなり良い気持ちで2ndに入るだろうと予想します。
2ndは名古屋の姫と最前列でアヴィシャイと再会です。

2nd 9時ぴったりにスタート

1 
エチュードのような落ち着いたピアノから始まってこれは1stとのピアノの違いが解ります。一番前に来た分ベースも生音が聞けてその分ドラムスがつよくなったけれどそれはしょうがないか。
1stの中間あたりから始まったという感じです。ピアノのソロがかなりペースを上げていてこれが1stとの一番の違いです。


これは新しいアルバムからの曲かな、とても落ち着いたピアノ・トリオという感があるのはピアノの配分が上がったように感じるからでしょう。


リズミックな曲はピアノとのインタープレー度も高まっているし、ドラムスもとても良く合ってきています。この人NYの人のようです。


ピアノのイントロの後、今日初めてかもというゆっくりしたピッキングソロ、ふくよかな音で一番前で聴いてよかった。ドラムスもとてもよく主張してきました。


新しいアルバムの“SHLORE"という曲かな、トリオとしての音調和ということでは2ndで高まった感じです。1stではアヴィシャイを聴いて愕然としたけれど、2ndはトリオ・ミュージック、ピアノとドラムスに挟まれて、アヴィシャイが煽られている場面まであり。


クラシカルなピアノからアヴィシャイのベースソロ、ベースの動きに常にピアノがあわせているのが解ります。


曲は1stで演奏したものとほとんど同じでしょうか。アルコのソロはボウを激しふるって最後はボウを投げました。


これも1stと同じ曲、切れの良いドラムスの後、ベースのロング・ソロ再び、ニタイが椅子の上で胡坐をかいて頭をさげてソロを聞き入っています。とても真摯で気持ちが良い。

この後のアンコールはアコベで始めます。
クラシカルなピアノ・メロディからだんだんとJAZZのポイントを増していく、アヴィシャイの一つの方向のようです。
2曲目はベサメムーチョをアコベで、これはたまらない。ユニゾンの速弾きの後、ピアノ・ソロは切れがありながら哀愁があるこれは素晴らしいかった。

これで2ndが終了、2ndはトリオとしてのインタープレーが楽しめました。

チェックアウトの後に持ってきたCDにサインをもらおうと名古屋の姫と並びました。なんとおたがい5枚づつ、まことにずうずうしいけれど1stと2nd両方きいたからお願いねと姫に行ってもらおうと先にならんでもらいました。そんな心配をする必要もなく気さくにサインをもらいました。
とっても日本が気に入ってくれたようでまたすぐ来日するといっていました。



名古屋の姫はフランスまでアヴィシャイを聴きにいくくらいですから、その時の写真などをアヴィシャイにみせて、アヴィシャイがそれを欲しいと、姫はしっかりメルアドをゲットしていました。



ニコもその後捕まえて2枚のアルバムにサインをもらってとても充実したライブでした。

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AVISHAI COHEN LIVE AT COTTON CLUB 2014 1 22 1st

2014-01-23 20:56:02 | サポート中、ライブ


酔った勢いというかコットン・クラブの1stよ2ndを両方予約したけれど、これは結構大胆なことでした。
そのミュージシャンがアヴィシャイ・コーエン、ドラマーの人が予定から変わったけれどピアノ・トリオ、いやベース・トリオです。
自由席で名古屋と神戸の姫がご一緒で入り口のところでばったり会いました。
開演まえに姫たちとおしゃべりですが、2年ぶりぐらいなのにこっちの状況は割れていました。



ベースがアヴィシャイ・コーエン、ピアノがニタイ・ハーシュコビッツ、ドラマーが変更でダニエル・ドールという人でした。

1st
1 
16時半ピッタリに白いシャツのアヴィシャイが登場、すぐにベースソロになったけれど一寸アンプ音が強いか、これほど近くで聴いているのだから生音だけで聴きたいというのはムリか。
 
2 
1曲目は短めな小手調べで終わって2曲目、初生ピアノのニタイがクラシカルに弾きはじめ、これは最新アルバムからの曲だろうか、このライブセットリストは一切ひろえなかったから曲名なしです。
途中ベースとのユニゾン、こちらはアヴィシャイを聞き入ってかれど凄いユニゾン。2曲目でテンションは急激に上がりアヴィシャイ・ワールド。

3 
ベースを自在に扱うということを考えるとこの人かもしれないと思う。アドリブとフレーズを実にスラスラと弾いてしまうのです。
そして長いコーラスで見せるテクは後半に向けて倍加していくのですから凄い。ピアノのニタイも楽しみにしていたけれど、これはアヴィシャイを聴くステージです。


クラシカルな清楚なピアノ・メロディ、墨絵のような陰影に始まってベースソロがより太い黒を添えます。ラース・ダニエルソンの繊細さとはまた違う太さがある繊細です。
ピアノのニタイはシャイ・マエストロと比較するとクリアーというかアヴィシャイのやりたいことにじつにうまく合わせられるという感じです。


アヴィシャイらしいたたみかけるようなリズム、ピアノとベースのインタープレーが行きかって、その場で曲調を変える演奏を繰り広げていると感じます。この曲激しくも優しくもなる曲だと思う。
ピアノがここでは激しくブローし、ドラムスはそれなりにあわせている感じです。


格調たかいピアノ・フレーズは室内楽のような正確な形から自由な形のベースが入ってきてJAZZの世界に、なんて自由に演奏する人なのだろう。


バロック的なみえおでぃで始まって、ピアノとベースのユニゾン、クラシックとかJAZZとか関係ない、後半の4ビートのカッコ良いことよ。


おなじみの曲だけれど、新しいアルバムの“SHLODRE”なのか、旧作の“SEVEN SEAS”なのか聞き分けできない。たぶん“SEVEN SEAS”かな。
たたみかけるようなリズムはドラムスもここにきて自由に叩きだしているし、CDでは決して聞くことができないベースのロング・ソロ声はライブに来た人だけの喜びでした。

この後アンコール2曲。エレベを弾きますとはじめて、新しいアルバムでもエレベを弾いているけれど振り返ってエレベをひいているアルバムこれしか知らない。
アヴィシャイ大好きな姫にご意見を聴き忘れたけれど、アコベでこれほどなのになぜエレベなんでしょうか。両方弾く人を思い出すと二つを違った形で演奏する人が多いように思う。
アヴィシャイの場合アコベもエレベも同じように弾いているよう思う。
2曲目のめちゃ速弾きのエレべ、これも弾き切ってアヴィシャイのベース音楽があるからとにかく凄かった。

で1stは終了、完全にアヴィシャイのベースを聴くステージと思ったのは2ndも聴いたからでその違いの感想もふくめて、長くなってしまったのでまた明日。


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ピアノに酔う PORTRAITS / DARIO CARNOVALE

2014-01-22 06:05:25 | 聞いてますCDおすすめ


昨年買い忘れたアルバムと気になったのでやはり買ったアルバム、こちらは12月にでてまだ新しいからから今年のグループに入れてもいいでしょう。

信頼印の豊田さんのところからDARIO CARNOVALEの新しいアルバムが出ていることを名古屋の姫に教えられてちょっと慌ててしまった。アルボーレ・ジャズからでた前作「EXIT FOR THREE」でピアノのうまさに驚いたので次を楽しみにしていたのです。

1曲目の迫力のある広がり強さ、2曲目のクラシカルなピアノの優雅な響き、実に2曲の表情はまるで違うのにどちらにもそれぞれの美しさがさえ際だつすばらしさ。
3曲目はまた違ってクラシックと現代音楽とラグのそれぞれをカクテルしたような、なんだかピアノに酔うという感じになってきます。
4曲目タイトルが“Miriam And Sara ”題はダリオの二人の娘さん、それも天国に居る、どのような事情で亡くなったのかはわかりませんが、とても悲しいこと、しかし曲は慈しみがこもった落ち着いた演奏です。
1曲目が「Seven Steps」で「Giant Steps」などでアルバムのタイトルを「PORTRAITS」となっていますからトータル的にも二人のお嬢さんにささげたものでしょう。少しでもこのアルバムの録音が癒しになったであろうことを祈ります。
その「Giant Steps」、これが素晴らしいアレンジ、このように弾き始めることができる人あまりいないのではないでしょうか。
7曲目がScriabinの肖像となています。スクリャービンをほとんど聞いていませんが、この人スクリャービンを簡単に弾きこなすだろうと想像できます。
8曲目“Effata”も簡単に弾いているように聞こえますが、起承転結、緩急広がりと実に見事です。
9曲目の〝Paul And Carla ”は両ブレーにささげられた、たぶん影響を受けたのでしょうが、ゲーリー・ピーコックみたいなベースが入ってもいいかなと思う。
最後がプロクフィエフ、ピアノ演奏として難曲が多いといわれる人、きっとクラシック習得時に山ほど引いたのでしょうね。

2曲ドラムスが入りますがほとんどピアノ・ソロの47分、アッという間に終わってしまうと思うほどの展開、今年のグループにいれてもいいでしょうというのは今年のベストのスタートを切るからです。


PORTRAITS / DARIO CARNOVALE

Dario Carnovale(p)
Luca Colussi(ds on 1,9)
2013年3月29日イタリア Udine - CavaliccoのArtesuono Recording Studio録音

1. Seven Steps (Dario Carnovale)
2. Medjugorje (Dario Carnovale)
3. Schizophrenic (Dario Carnovale)
4. Miriam And Sara (Dario Carnovale)
5. Aforisma #2 (Dario Carnovale)
6. Giant Steps (John Coltrane)
7. La Flamme De Scriabin (Dario Carnovale)
8. Effata (Dario Carnovale)
9. Paul And Carla (Dario Carnovale)
10. Prokoviev (Dario Carnovale)

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ゲットバックとスパイ・コード

2014-01-19 20:53:35 | 映画
しばらくいたオクサンが実家に行ったのでお休みの午後はまたDVDを見ている。
昨日はオクサンと一緒に「25年目のカルテット」を見ましたが、人間模様を描く映画なので地味系、でも結構面白く見ました。




音楽やっている人も結構悩むのですね。

そして一人になってみるのはオクサン見ない系ですから、ニコラス・ケイジ主演の「ゲットバック」、超一流の銀行強盗が逮捕され、8年の刑を終えて出獄すると待っていたのは逆恨みの昔の仲間、最後の仕事の金を要求してケイジの娘を誘拐と書いてみるとたいしたことないけれど、結構楽しい午後になりました。



オクサンが夕食を作っていってくれたので、まだ時間があるのでもう一本ぐらい見ることにしよう。



ていうことでもう一本も見たのだけれど、そんなに差はありませんでした。

けっこ楽しめた、おっとジャズの話はおいておきます。
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