JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

シッポのゆくえ GROOVE ROOTS / Limited Edition

2009-06-29 20:26:46 | 聞いてますCDいいと思う


少し前にVit Svecというチェコのベーシストが参加するクジラのシッポをジャケにしたアルバムが話題になりました。
Vit Svecはその前のアルバムから凄いベーシストだとおもっていましたら、2007年に来日してピットインで会うことできました。懐かしい思い出です。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070513

その後、活動をしているのは解っていえますが、リーダーアルバムがないまま気になっていたら、中古ショップで見たアルバムに名前がありましたので、即買いです。
リーダーでないし、サウンドからするとお手伝い的な感じもありますが、これが凄く良い。
リーダーはピアノの人みたいですが3管、バップグループの編成を呈しながら、これがイタリアのバップ復興とは違う行きかたで、これはこれでとても面白い。

ところで1曲目、サイドワインダーみたいに始めるとこれが、ジャズロック、ジャズファンク、ジャズラテンみたいに思われる演奏で、マイケル・ブレッカーが吹き始めたかとちょっと思います。
2曲目哀愁あるテーマでトロンボーンがかなり良いフレーズを吹きます。
3曲目はこれがもっと哀愁たっぷり、3管のユニゾンが気持ちよい、これはたまりません。
4曲目はモダンな曲。
5曲目、このようなサウンドはすでに経験済みなのですが、消化のあと、洗練のあともある演奏で、ヴィートさんの正確無比な4ビートが気持ち良い。
6曲目は「Body and Soul」で聴いたことのあるアラン・パスクァの曲、なんとも心が和む演奏で、7曲目も聴いたことがあるようなジョン・スコのファンイーな曲ですヴィートのなんとも重心の低い安定したベースソロが懐かしい。
9曲目、カッコいいフェンダーが効いたバップ曲、イディア6を思い出す演奏は、イタリアだけじゃない、チェコも恐ろしいくらい凄いのです。

GROOVE ROOTS / Limited Edition

Miroslav Hloucal(tp,flh)
Rostislav Fras(ts,ss)
Premysl Tomsicek(tb)
Jan Hala(p,el-p)
Vit Svec(b)
Pavel Razim(ds)

1. GROOVE ROOTS
2. MEDIANOCHE
3. TANGO LA VIDA
4. DON QUIXOTE
5. FULL HOUSE
6. HIGHWAY 14
7. CHARIOTS
8. ISLAND
9. JOSH
10. MAGIC
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One Coin 0ne Love One Love / Tribute To B・MARLEY

2009-06-28 21:53:48 | 聞いてますCDいいと思う


アルバムを拾う資金は限られているので、何でも買うことが出来る方がうらやましい限りです。
中古屋さんと新譜を上手く組み合わせることに苦心しています。
さてBOB MARLEY、はまってことはありませんが、結構好きで、特にバックグランドみたいに聴いています。
この“ONE LOVE”コートニー・パインがメイン・プロデューサーを勤めたアルバムのようです、ボブ・マーリーで手が止まり、価格が1コイン、100円だったのでどうでもよく購入です。 「ワン・コイン・ワン・ラブ」

ずいぶん気安く聴いていますが、1曲目コートニー。パインの“ナイス・タイム”はしっかりしたレゲエ・ジャズです。
2曲目はデニス・ロイドという人のトロンボーンはクルセーダースを思わせるファンキーが加わります。
3曲目はジュリエット・ロバーツの女性ヴォーカルで“ワン・ドロップ”これはストレートな女性レゲェ、気持ちが良い。
4曲目はちょっと洗練した男性ヴォーカル。コートニー・パインのテナーが鳴きます。
5曲目“ワン・ラブ”はすこしアレンジしすぎで、ちょっと熱さがつたわらない。
6曲目が“アイ・ショット・シェリフ”でこちらはベースラインを重くして、リズムにメリハリ付けてなかなか面白い。
7曲目が“ウェイティング・ヴァイン”は少しアレンジが洗練されすぎてレゲェの熱さが欠けた感じです。
9曲目はステーヴェ・ウィリアムスという人のソプラノ・サックスをフューチャーしたジャズ系演奏。
最後もおなじみの“リデンプション・ソング”で良く知った曲が並んでいて、残念ながら真剣には聴く必要はないけど、マーリーを好きだった人たちの気持ちは伝わってくるし、ワンコインでマーリーを思い出した。

居なくなった子供たちの部屋をつかうことにして、模様替えをして、フローリングした部屋は私一人、整理ダンスがひとつとベットだけ、もってあがったLPプレーヤーやアンプなどは隣接する小部屋に置いたので、さっぱりした部屋になりました。
すっきりした部屋に、夕食後早くあがって音楽を聴きながら本を読むようにしました。パソコンの前に座ると、だらだら一杯飲んだりするのでセーブすることにしました。
そんなことで本の話題が増えるかもしれませんが、基本レビューではありませんので、何読んだ、面白かった程度のことでしょう。
そして今日読み終わったのはこの一冊。



ライムシリーズはづっと呼んでいるのですが、本自体重いし、高いので、文庫待ちにしていますが、なかなか文庫がでない、それで図書館で借りてきました。
さてこのジェフリー・ディーヴァーのライムシリーズもずいぶん重ねてきて、今回、犯人が頼りないと思っていたら最後の数十ページで元気になって、あらあらとおもっていたらこの終わり方、ちょっとずるいのでないでしょうか。
あわせってホームドラマみたいなところもあり、満足度は低いけど、読みなれた世界で好きです。だから次の作品も順番待ちですが予約をいれました。


One Love / Tribute To BOB MARLEY

1.Coutrney Pine/Nice
2.Dennis Rollins/Night Shift
3.Juliet Roberts/One drop
4.Omar/Natural Mystic
5.Cleveland watkiss featuring Project23/One Love
6.Tony Remy/I shout the sheriff
7.ORphy Robinson/Waiting in vain
8.Carroll thompson /Is this love
9.Steve Williamson/Zimbabwe
10.Noel McCoy/Redemption song
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青いりんご green hills and white clouds / Tom Ohalloran

2009-06-27 16:04:50 | 聞いてますCDいいと思う


ショップのPOPもなかなかいいし、どうしようかと思っていたら、SJ誌に山本隆氏がこう書いていた。
「スカッとさせてくれるダイナミックなタッチと曲想に胸が躍ります。オー巣ちらリア西海岸の都バース主審のピアニストで現在はシドニーで活躍。マイク・ノック、ショーン・ウエイランド、ハクエイ・キムなどのテイストをメロディアスな部分で上手くブレンドしたような味わい」
山本氏は折に触れハクエイのことを書いてくれますが、(山本氏が私に対して言うことか)こう書かれては聴かないわけにいかない。

うれしいことに山本氏のおっしゃるとおり、それじゃあ、感想も書かないでいいや。
1曲目若々しい曲想で、メロディが途切れることなく新鮮に沸いてきます。
最後のソロを除いてほかはオリジナル2曲目も切れの良い曲、続けて3曲目スローな曲になるかとおもえば、気持ちよいくらいドライブする曲。こう続ける若々しさと疾走感なんとも気持ちが良い。
キムハクエイの最初の魅力もその疾走感でした。2004年録音のこのアルバムに似たものを感じます。


HAKUEI KIM TRIO 「Open The Green Door」

こちらのアルバムタイトルは「green hills and white clouds 」なんともオーストラリアつながり、似ているじゃありませんか。
マイク・ノックもテクニック、自由奔放なコンセプト、今オーストラリアで聴かれなければならないピアニストとして絶賛しています。
4曲目は落ち着きとリリシズムを加わえた、さわやかな曲。
若さゆえの荒削りが少しありますが、私なぜか青いりんごを思い浮かべました。
オーストラリアから届いた青いりんご。
“グラニースミス”というのをご存知でしょか。
「スミスおばあちゃん」というりんごです。
オーストラリア、ニューサウスウェルズ州パラマタ河のエースウッド・リデェで、トーマス・スミス夫人によって偶然実生から育成された青いりんご。
歯ごたえがあり、酸味が強いが風味もある。ケーキ、サラダ、パイなどの加工用に適していて、酸の効いた硬いりんごを好む方には生食もお勧めだそうです。
このりんごの感想、そのままこのピアニストに当てはまります。
(今日は感想の言葉を考えなくてすんで楽です。)

疾走感のある前半から、4,5としっとりして、後6曲目はラテン調を入れて、曲名“GONZALO'S RUBIX CUBE”からもうなずける、なかなかユーモアある演奏です。
ちょっと長すぎで、ここらへんが若さがでます。
7曲目はPete Jeavonsのベースソロをフューチャーで、最近ジョシア・レッドマンともプレーしたとの事、アメリカで奨学金も受けて活躍が期待されます。
そして最後がピアノソロで“I WISH YOU LOVE”、内省的な始まりでその後4ビートでメロディに入るあたりは老練なピアノテクニックを感じてこのような演奏を最後に付けられて驚きです。
新作も出ているようなので、そちらも聴きいたくなりました。
さて最後のソロはかなり熟成されて驚きましたが、全体的には若々しい、シャキッとした味わい、ある方がこんな事を書いています。
「食べてみるとものすごくしゃっきりとした食感。豊かな香り。ジューシーで酸味がとっても爽やか!
驚きのりんごです!」

勝手に貼らしていただきましたが(スミマセン)、とてもこのアルバムの感触に近いので、ぜひ皆さんも味わってください。
http://hanzoya.exblog.jp/3814977/

green hills and white clouds / Tom O'halloran

TOM O'HALLORAN(p)
PETE JEAVONS(b)
DANIEL SUSNJAR(ds)

1. GREEN HILLS AND WHITE CLOUDS
2. BECOMING
3. GET ME TO THE VILLAGE
4. NOSTALGIA
5. LULLABY FOR YOU AND YOUR LOVE
6. GONZALO'S RUBIX CUBE
7. JAVERT
8. I WISH YOU LOVE(SOLO PIANO)
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違和感のわけは Art Fermer / Sing Me Softly of THe Blues

2009-06-26 20:53:32 | 聞いてますCDいいと思う


「LP」

アート・ファーマーが得意のテンポで吹く「Art」はとても素晴らしいアルバムでしたが、古いLPではこれを持っていました。
アトランテックにファーマーが録音した4枚のアルバムの最後の一枚、ステーブ・キューンのピアノにステーブ・スワローのベース、ピート・ラロカのドラムスです。
当時も人気になったアルバムですが、もうカーラ・ブレイの曲を演っているのですね。それも最初の2曲。
ジャケットのイメージと違って、これがそう簡単ではない。
2曲目ピート・ラロカのドラムスがガチィと変拍子のリズムを作って、キューンのピアノもねじれてきます。
こうやって聴くと、当時戸惑ったのを思い出しました。
3曲目はボッサのリズムにのったトラデショナル、これはストレート。
B面1のピート・ラロカの曲でもキューンやロラカがタイトにリズムを刻むので、アドリブフレーズもハードに廻ります。
2曲目、バラッドではじまるファーマーのテーマもピアノに鳴るとヒート・アップ、キューンが入るとただではすまない。
3曲目は軽快にソロが廻るJAZZ。

当時なぜか違和感があったのを思い出しました、そして気がついたのです。
内容は凄く充実したJAZZだけど、ジャケットの絵とカーラのタイトルのなった曲名から、そしてアートも含めて、もう少し違ったイメージを作ってしまうのです。
ジャケットと題名変えたら、もっとヒットしていたのではと思ってしまいます。

Art Fermer / Sing Me Softly of THe Blues

Art Farmer(Trumpet)
Pete La Roca(Drums)
Steve Kuhn(Piano)
Steve Swallow(Bass)

1 Sing Me Softly of the Blues
2 Ad Infinitum
3 Petite Belle

4 Tears
5 I Waited for You
6 One for Majid
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ピアノマン、ウマサン HANP’S PIANO / Hanpton Hawes

2009-06-24 21:12:31 | 聞いてますCDいいと思う


[LP]

今後古いLPは最初にこう表示します。ずいぶん前から自分LPについてか家居るので、気がついたら表示しなおします。

ハンプトン・ホースに関しては,時代的には重なっていたけれど、レッド・ミッチェルとか、バーニー・ケッセルなんかの古い時代の演奏が有名で、このアルバムが出たのが1969年で、”マイルス・イン・ザ・スカイ”と同じ時期に購入したのですが、このようなアルバムを買ったのはちょっと褒めてあげたい。
それぐらい良い演奏で、1曲目おなじみの“Hanpus Blues”はスタンダードの一節から始まるじゃれた演奏。
日本にもしばらくいて、ウマサンと呼ばれて親しまれていたのは、知識しかありませんが、親近感が沸いたものでした。
2曲目は早いパッセージのピアノとドラムスの掛け合い、今聞いてもモダンな感じです。
3曲目もブルージーな演奏で、ハンプのピアノというタイトルの所以みたいです。
世界を旅行しているなか、ドイツでヨアヒム・ベーレントの監修で吹き込んだのがこのアルバム、ベースがエベルハルト・ウェーバー、ドラムスがクラウス・ワイズ気鋭の若手でした。
4曲目の“枯葉”このころのピアノで人気なのはW・ケリーなんかでしたが、いまひとつなじめませんでした。
B面1曲目“What Is This Thing Called Love?”こうして聴いていて、音に臨場感があるのは、録音もいいのでしょうが、久しぶりに聴くアナログプレーヤーでのピアノ音というのも効いています。
2曲目の“Sonora”は誰の曲だかわかりませんが、ジョビンの曲のように聴こえます。
4曲目“My Foolish Heart ”バラッドの中に確りした芯のある、この時代のピアノマンといっていいアルバムだと思います。

HANP’S PIANO / Hanpton Hawes

Hampton Hawes Trio

Hampton Hawes (p)
Eberhard Weber (b)
Klaus Weiss (d -2,4,6,7)

Hans Georg Brunner-Schwer Studio, Villingen, West Germany, November 8, 1967

1. Hamp's Blues
2. Rhythm
3. Black Forest Blues
4. Autumn Leaves
5. What Is This Thing Called Love?
6. Sonora
7. I'm All Smiles (Waltz For Debbie)
8. My Foolish Heart
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外国の町に居る  Ole' / KAZUHIKO TUMURA

2009-06-23 20:48:18 | 聞いてますCDいいと思う


スウェーデンのベーシスト、マティアス・スベソンの初リーダーアルバムが日本のレコード会社Five Stars Recordsより発売されました。
結構色々なところであっているべーシストなので記事にしました。
とても作り手の雰囲気が伝わる良いアルバムでしたが、勝手なことも書いてしまいました。
ところがその記事に、そのFive Stars Recordsの三津越社長より、私の思い込みみたいなことに対しての、気をお使いいただいた修正と、またレコーディングの事情など知らない情報までコメントいただいて汗顔至極でありました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20090526

とても心のこもったコメントでしたので感激し、同じメンバーが参加した“Ole’”というアルバムもご紹介いただき、何かのご縁と拾ってきました。(もちろん正貨で)
ベテランギタリスト津村さんはどこかですれ違っていたかもしれませんが、ギターにあまり注意をはらっていなかったので良い機会でした。
1曲目、デユーク・エリントンの曲から始まりますが、バイオリンのメロディがオリエンタルで一気に深くアルバムに入っていく感じです。ピアノのトリオはMttias Svenssonの初リーダー作と同じ、実は私こちらのほうが力が抜けて良く思ってしまいます。
2曲目はリーダー津村のオリジナル、すべて生ギターですが、ここではメセニーを少し感じました。
3曲目がギターソロ4曲目はグループ演奏で“Greensleeves”、懐かしい曲です。
このギタリスト、テクはぐっと抑えて安定的なギターを弾く人なのでしょうか。
連なりの演奏、冒険というものはないけど雰囲気がだんだんと積み重なっていく感じです。
タイトルになる5曲目、コルトレーンの“Ole”はバイオリンが主旋律をひくスパニシュ、スパニシュながら、ギターソロ、ピアノソロとモーダルな雰囲気が積み重なっていく楽しい演奏です。
6曲目は急激に4ビート、演奏の途中からミックスしたような感じで、でも面白い始まりです。津村のオリジナアルは雰囲気がフランスのミゼットを思わせて、ここでのメイズのピアノなどは職人わざのリズム感です。
7曲目大田 恵資のバイオリンのメロディから、William H. Monkという人の曲らしいですが知りません、メロディと続くのは知っているモンクの曲、アレンジもこってなかなか、ヨーロッパにいるような良い感じです。
8曲目、スベンソンつながりで買いましたが、スベンソンとてもしっくりとひいているのです。上手いメロディに寄り添うライン、もちろんリーダーは悪くありませんが、このようなベース貴重です。
9曲目は大好きな“ラスト・イン・パリ”ですが、これは以外とすんなりとして、ガトーのイメージが強すぎてまるで別から攻めないといけなかった演奏です。
10曲目の津村のオリジナル“A Thousand Islands”が落ち着いた中に歌があり良い曲になっています。目立たない中にというか、ギターの流れここで聞き惚れます。だから初見なのでしょうが、ビル・メイズのピアノラインもなかなかです。
11曲目まできて、最初目立たなかった生ギターの流れがどんどんとのしかかってきて、それの対応するメイズのピアノが素晴らしい、本当にJAZZ好きの人たちが作っていると感じるアルバムです。
ジャケットもとてもしゃれていて、なんだかマドリッドなり、パリなどの穴倉に居るようなしゃれた気分になって終わります。

Ole' / KAZUHIKO TUMURA

津村 和彦 Kazuhiko Tsumura(g)
Bill Mays(p)
Mattias Svensson(b)
Joe La Barbera(ds)
太田 Keisuke Ohta(vln on 1,5,7,9)

2008年12月20日Wang Guang RecLabs録音

1.Oclupaca
2.3 Lines
3.Greensleeves (guitar solo)
4.Greensleeves
5.Ole
6.Blue's Circle
7.Abide With Me〜Green Chimneys
8.Peace
9.Last Tango In Paris
10.A Thousand Islands
11.Bouquet Of Blues

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祝アナログ復帰 祝所在確認 Miles In The Sky / Miles Davis

2009-06-21 20:55:44 | 聞いてますCDおすすめ


[LP]

息子が家を出て、当分わが家には戻らないことが解っています。
なんだかとてもさびしいのですが、どうすることも出来ませんので、少し住み方を変えてみました。
息子たちの部屋だったところをいつも空けておくことはないので、帰ったときには対応できるようにしながら、使うことにしました。
私の部屋をフローリングにして、ベットがひとつ、たんすなども運び出したらとても広くなりました。LPを聴けるようにしようとミニコンポにつないだのですがこれはアウト。地下からアンプとデンオンの小さいスピーカー、マイクロのLPプレーヤーを運び上げてセットしてみまたらちゃんと鳴ってくれました。
今までLPはめったに聞かなかったにに、これでいつでも聴けるように鳴りました。
古いアルバム何を聞こうかと思ってまず選んだのがこのアルバムでした。
1968年発売ですから40年前に買ったアルバム、マイルスが急激に変わっていく微妙な演奏が懐かしい、1曲目リズムが流れ始めると頭の片隅には無分別な若い私が居るのです。リトルピープル(違う)
とにかく1曲目が印象的でそればかり覚えていました。
“キリマンジェロ”と“イン・ナ・サイレント”の間にあって、この1曲目は高校生的には呪術的でありながら明るさがありました。
驚きのジョージ・ベンソンの参加も怒られてばっかりだったようで、もはや40年が経ってみれば高みから眺められます。
昔持っていたアルバムが鳴ることはとてもうれしいし、一人ベットサイドでなるのも感慨深いものがあります。しばらく古いアルバムが混じるかも知れません。
ところでとても驚くことですが、何十年、古いアルバムはなくなった、クラシック好きの兄が処分したものと思い込んでいたら、兄の娘の押入れの奥にあるようなことを、最近の葬儀で聴きました。捨てちゃったのかと思っていたのに、ありそうです。(お兄様)
姪の部屋に押し入ることも出来ないので、よろしくとお願いしておきましたが、いつか手元に戻りそうです。
どんなのあるか忘れましたが、結婚で家を出るときにおいていったアルバムのあので、フェバリットというものではありませんが、アルバート・アイラーやアーチー・シェップなど再開が今から楽しみです。


Miles In The Sky / Miles Davis

Miles Davis - Trumpet
Wayne Shorter - Tenor saxophone
Herbie Hancock - Piano, Electric piano on "Stuff"
George Benson - Electric guitar on "Paraphernalia"
Ron Carter - Double bass, electric bass on "Stuff"
Tony Williams - drums

Side one
"Stuff" (M. Davis)
"Paraphernalia" (W. Shorter)

Side two
"Black Comedy" (T. Williams)
"Country Son" (M. Davis)




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Art好きですか  Art / Art Farmer

2009-06-20 21:48:45 | 聞いてますCDおすすめ


Art Farmerがすきですか。
上手いし歌心あるし、こんな素敵なアルバムがあるのですね。
でも引っかかっていることがあるのです。

1曲目、安定したベースにのってピアノとそれに乗るペット上手い演奏です。
トミー・フラナガン、トニー・ウィリアムスの最強リズムを別にして、ファーマーのバラッド驚くべき美しさです。
トランペットでバラッドを聴きたいのであれば、マイルスよりまずこちらを選ぶべきです。
2曲目のゆったりし中でこう歌えるのです。
3曲目テンポを上げても歌心は一緒、凄い音を付けているのに、落ち着いたフラナガンとトニー、トニー・ウィリアムスの4ビートが効いている演奏です。
4曲目、心踊るフレーズのファーマー、5曲目の上手いフレージングに続きます。
6曲目、とても快調なベースの4ビート。それを追っているだけで気持ちいい、このテンポのファーマーがぴか一でした。
そして7曲目、なんとも泣かせてくれるバラッドであります。
だからファーマー好きなのです。
でも冒頭の質問ですが、ファーマー来日では結構日本の聴衆を軽く考えている言動があったようです。
ブラックのミュージックであるJAZZをその他の人たちでは感じることが出来ないみたいな伝聞を聞きました。
出所が明確でないので、こんなこといけないのでしょうが、頭にインプットされてしまいました。
8曲目実に気持ちよく歌います。
だからアート当然好きなのです。

Art / Art Farmer

art farmer (tp)
tommy flanagan (p)
tommy williams (b)
albert heath (ds)

1 SO BEATS MY HEART FOR YOU
2 GOODBYE,OLD GIRL
3 WHO CARES
4 OUT OF THE PAST
5 YOUNGER THAN SPRING TIME
6 THE BEAT THING FOR YOU IS ME
7 I'M A FOOL TO WANT YOU
8 THAT OLD DEVIL CALLED LOVE

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料理の名前は? Suite for Cello & Jazz / Claude Bolling

2009-06-19 21:16:58 | 聞いてますCDいいと思う


クラシックとJAZZ、タンゴとJAZZは基本的には一緒になるものではないと思います。ところが実にたくさんのアルバムが作られているし、素晴らしいアルバムも多いのです。
ジャズともう一つのジャンルを長い線で結んで、その間の何処で演奏されているか、どのように刺激的なことがおきているかが実はとても楽しみな部分です。
先般の佐藤允彦のバッハを素材にした演奏などは、これは完全にJAZZ演奏でした。
そんな中見つけたのがこれ、フランスのピアニストで作曲家のクロード・ボリングという人が作ったアルバムです。
この人「ボルサリーノ」や「カルフォルニア・スウィート」(大好きなニール・サイモンの作品だ)など多くの映画音楽を作曲した人で、クラシックの演奏家のジャズ風味的アルバムをシリーズにしていて、過去ジャン・ピエール・ランパル(フルート)、アレクサンドル・ラゴヤ(ギター)、ビンカス・ズーカーマン(バイオリン)、モーリス・アンドレ(トランペット)があるみたいですが、私はこのヨーヨーマ買いが初めてです。
最初に書いたようにジャズとクラシックなりタンゴは違うものなので、ただ企画でタンゴ演奏家の中にジャズマンを入れたものとか、クラシックの曲をただジャズで弾いてもなかなか刺激的な良いものにはなりません。
このアルバムはジャケットにも描かれているように〃料理するか、そこら辺が最初から目的のようで、その部分を楽しむアルバムに感じます。
この料理なんとなずけたらよいのでしょうか。
“papillote de violoncellole le'ge rement parfume' a'la jazz"
勝手につけてみました。ではいただきます。
1曲目、曲名からもバロックの4重奏みたいに始り、クラシック基調の中ヨーヨーマがジャズリズムノリになってくるあたりが楽しい演奏です。
2曲目はふくよかなチェロのメロディは優雅な宮廷音楽みたいな始りで、全てが譜面に落とせるような演奏ですが、ラウンジで聴くような上品さです。
3曲目“ギャロップ”はチェロのメロディに勢いが出て鋭さが加わります。宮廷風ではなくチェロとトリオの対応に聴き応えがあり。
ここではジャズを知らないクラシック奏者とクラシックをしらないミュージシャンでないことを感じます。
4曲目は“バラッド”はやはりヨーヨーマのチェロの音と流れに身をまかせることが良い。
5曲目、ピアノでポロネーズみたいに始り、これはピアノ主体、きちんと作曲された作品で、4,5がハイライト、6曲目は組曲構成の大団円のように終わります。

さて料理のお味は、まず素材のヨーヨーマが好きなのでとてもおいしい、味付けも基礎のしっかりした手法に軽さを加えたモダンも見せます。
ヌーヴェル・キュイジーヌみたいな気取りはなく、素材を活かし多くの人が満足するようなお味でした。

“papillote de violoncellole le'ge rement parfume' a'la jazz"

“軽くジャズ風味付けしたチェロールの包み焼き”

Suite for Cello & Jazz Piano Trio / Claude Bolling

YO_YO_MA Cello
CLAUDE BOLLING piano
MARC MICHEL bass
JEAN LUCDAYAN drums

1 Baroque in Rhythm
2 Concertante
3 Galop
4 BAllade
5 Romanatique
6 Cello FAn
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軽くポートレート Portrait of Jako / Braian Bromberg

2009-06-18 20:46:44 | 聞いてますCDいいと思う


blog仲間の910さんがまとめてBraian Brombergを聴いてきました。私は切れ切れで、でも凄いベーシストと思って聴いてきたけれで最新の演奏は面白く思わない。
でも良かったと思うのをもう一度聴いてみいました。
2曲目“Continuum”をこのような音で出すのはたいしたものだとおもいます。こんなしゃれた曲になるのとは思いませんでした。
3曲目の“Teen Town”はエレベとアコを上手組み合わせてベースの面白さを演出した凄い曲だたお思う。
4曲目“お前のしるし”ボブ・ミュンツアーのサックスがこれは、このアルバムをどう言おうと素晴らしい音として聴かせる演奏です。
5曲目の出だしはとてもべースのオリジナリティもあり続いてのエレベ、曲の乗りとしてウェザーを捕らえていると思います。
6曲目はブライアンがジャコに捧げた曲になりますが、エレベのきれいなライン、ウッドを強調しますがこの音いいです。アルバムの中では独自性がある演奏です。
7曲目、エレベひきます。それはジャコと同じだとおもう人がいるとおもいます、
ジャコのオリジナリティにかなう人はいないとか思いますが、こブロンバーグはテクニックでは超えているのです。
9曲目“The Chicke”が気持ちくビックバンドで鳴るのはいいです。
そし“てテーン・タウン”感じとしてウッドでなかったのかも知れません。
ジャコ好きな私はこのアルバム好きです。
久しぶりに聞けばとても気持ちの良いアルバムです。
出た当時はちょっと気張ってしまった感がありますが、ブロンバーグのこれまでの活動をみて軽く考えれば、とても楽しいアルバムでありました。

Portrait of Jako / Braian Bromberg

Tom Zink(P, Key, Prog, etc), Alex Acuna(Per), Joel Taylor(Ds), Dave Kochanski(Key, Prog), D*Loc(Ds), Gannon Arnord(G), Jeff Lorber(Key, Prog), Gregg Mathison(Org), Gary Grant(Tp), Jerry Hey(Tp), Dan Higgins(Sax), Larry Williams(Sax), Andy Martin(Tb), Bob Mintzer(Sax), Chris Wabich(Steel Ds), Bill Champlain(Vo), Bobby Kimball(Vo), Eric Marienthal(Sax)

1.Portrait Of Tracy
2.Continuum
3.Teen Town [bass version]
4.A Remark You Made
5.Three Views Of A Secret
6.Tears
7.Slang
8.Come On, Come Over
9.The Chicken
10.Teen Town [piccolo Bass version]





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