JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

うそつき 夫・野坂昭如との53年 野坂暘子 著

2020-01-30 20:05:25 | 


新聞の広告でこの本はしっていたけれど、丁度図書館の返却棚にあったので借りてみた。
それこそ昔にデヴュー作といくつかは読んだけれど、特に追っかけではない。ただ長い間話題を振りまいてきた人だから人生的には身に近い作家だった。
酔っぱらっている姿はいくつか覚えている。
2015年に85才で亡くなっていたけれど、そのこともはっきりと記憶していなかった。最後の13年間は脳梗塞でたおれてオクサンの介護をうけている。
「日々酔如泥」と多くの色紙に書いてていた人だから、連れ添ったオクサンにお酒の迷惑を限りなくかけていたはず。本にもそのことはかいてあるけれど、そのオクサンがその酒飲みのことをどう書いているかが気になって借りてみた。
はい、こちらもオクサンにはかなり迷惑をかけている。

オクサンが語らう昭如との思いで、昭如から聞いた人生などがつづられた本、もちろん恨みつらみの本じゃないとはおもっていたけれど、野坂昭如とは幸せな人だったと思う。
私はこうはいかないだろうと思う。一般的ではない極氏的私情のあふれた本。
多くの人に勧める本ではないような気もするし、出版社にも怒られだろうけれど、こうしてみてはいかがだろうか。

あなたなの?

で始まる最初の10行を立ち読みしてみてることをお勧めする。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベスト盤だぜぇ! Best Of MICHAEL BRECKER Works

2020-01-28 11:22:41 | 聞いてますCDおすすめ


むかしはベスト集なんかは「カッ!ベスト集かよ。」などとおもっていたけれど、年をとって視野が広くなったのかそれもいいと思って手にすることが多くなった。オリジナルをそんなに持っていないなら、それはそれでいいじゃないか、ヘイデンの
カルテット・ウエストのベストを買うときに心を入れ替えた。
そして今度はマイケル・ブレッカー、好きな人はたくさん持っているだろうけれど、私晩年のものは別にして若い時のはほとんど持っていない。
ショップでみていたら2枚組ででていて持っているのも2枚ぐらいだし、これは良いのでは、というか選曲をみれば逆に持っていないという人のほうが多いのでは、今回は逆にこれは良い企画と思います。



Best Of MICHAEL BRECKER Works

● DISC1

01. サム・スカンク・ファンク/ブレッカー・ブラザーズ/Heavy Metal Be-Bop(1978)Arista
02. ストラップハンギン/ブレッカー・ブラザーズ/ Straphangin’ (1981)Arista
03. ナイト・フライト/ブレッカー・ブラザーズ/Back To Back(1976)Arista
04. ロックス/深町純&ニューヨーク・オールスターズ・ライヴ/Live(1978)Alfa
05. ニューヨーク/ドリームス / Dreams (1970)Columbia
06. プールズ /ドン・グロルニック/ Hearts And Numbers(1985)Windham Hill
07. アップタウン・エド/アリスタ・オール・スターズ/Blue Montreux II(1979)Arista
08. ノット・エチオピア/ステップス/ Smokin’ In The Pit (1981)Better Days
09. ソング・フォー・ビルバオ/マイケル・ブレッカー/Tales From The Hudson (1996) Impulse!
10. 神々の出現そして不在(パート1)/マイケル・ブレッカー&クラウス・オガーマン/Cityscape (1982)Warner Bos.

● DISC2   

01. スターバースト/スパイロ・ジャイラ/Morning Dance (1979)Infinity
02. タイム・リミット/カシオペア/CASIOPEA(1979)Alfa
03. 時の流れに/ポール・サイモン/Still Crazy After All Those Years(1975)Columbia
04. セイム・オールド・ソング・アンド・ダンス/エアロスミス/Get Your Wings (1974)Columbia
05. ダブル・スタッフ/アル・フォスター/Mixed Roots(1977)Columbia
06. アイ・オーヴァー・オータム/ スティーヴ・カーン/The Blue Man(1978)Columbia
07. 斜陽(REFLECTION)/吉田美奈子/Light’n Up (1982) Alfa
08. マネー/ローラ・ニーロ/Smile(1976)Columbia
09. ユー・ビロング・トゥ・ミー/カーリー・サイモン/Greatest Hits Live(1988)Arista
10. ジャイアント・ステップス/ボブ・ミンツァー/The Saxphone featuring Two T’s(1992)Novus-J
11. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ/笠井紀美子/My One And Only Love (1986)Sony
12 .コンダ・ジャネア /リチャード・ボナ/Scenes From My Life(1999)Columbia
13. アイム・ソーリー /マイク・マイニエリ/Love Play (1977)Arista

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都の弔い

2020-01-27 10:41:26 | その他
先週は親しくしていた義兄の訃報が突然届いた。インフルエンザから肺炎になっていたそうで、それまでの元気な姿ばかりおぼえているので、大きなショックだった。元気で年を取っていたので、残念である。
葬儀は住んでいた近く、車で1時間ぐらいだけど宿をとってお弔いにいってきた。両親のお墓も近くにあるので、お参りをして、じかんがあるので、久しぶりに古寺を訪ねてみた。





この日は一日雨が降り続いた日であったけど、平日の人がほとんどいない午前、なかなか風情があった。





訪ねたのは瑞泉寺、水仙で有名だとおもったけれど、まだちょっと早かった。



こちらは何という木なのやらわかりません。(いまだに)





梅の古木があって、これは咲いたら見事だとおもうけれど、こちらもつぼみが付き始めた程度。





来月の半ば過ぎあたり見事じゃないだろうか。

お弔いの方はあえてごく親しい、身内だけの会にしていて納得できたお別れだそうで、個人の人柄がしのばれる和やかな会だった。  合掌


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花 2つ目

2020-01-25 14:46:55 | 


しまいわすれの飾り

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんと日本的な Banksia Trio / Takashi Sugawa

2020-01-22 10:21:15 | 聞いてますCDおすすめ


どこかのライヴなどで話したことのあるミュージシャンは勝手にクン呼び、チャン呼びしてしまうのだけどこのアルバムのスガワクンとハヤシチャンはそんな人。そんなひとたちだからどうしてもこれは欲しいと買ってきました。
雑誌にスガワクンのインタヴューが掲載されていて、林正樹について、素晴らしく音が良いと感想を言っていたけれど、まさに私もそう思っていたからうれしくなる。
このアルバム3曲目”NIGELLA”はメロディもハヤシチャンそのものだから大好き。
須川崇志は2018年に1作目「0utgrowin」をリリースしているけど、今度のアルバムとの比較も面白い。



前作は2017年9月、レオ・ジェノベーゼのピアノ、トム・レイニーのドラムスというNYミュージシャンとの、インプロ録音。



ともに即興、曲のリハはほとんどなし状態の録音のようだけれど、出来上がったものの違いが面白い。

前作、即興度はこちらの方が強いようだけど、3人の主張が緊張感のなかで絡み合って出来上がった感じ。精鋭のサウンドのつくりになって、その中でスガワクンのベース(チェロも弾いてくれてうれしい)色が見えている形。

2作目の今作は、2019年2月セタガヤ・スタジオで録音されたもの。
こちら日本の3人、もちろんそれぞれ自分のカラーと音を持った人たちだけれど、主張のバトルへとはいかない。自分の色をそれぞれ置いて、そこに合う形を作っていくような、3人で箱庭を作っているような感じです。
その箱にはそれぞれがおいたものはきちんと見えていて、細かい目線でそれも楽しめるし、気が合付けば全体のサウンドは、「これ、わしのじゃ」っていうのにいかない、奥ゆかしく形良い。
なんとも素敵なセットを作ってくれたものです。どこかでお会いしたいものです。ハヤシチャン覚えてくれてるだろうか。

Banksia Trio / Takashi Sugawa

須川崇志 (bass)
林正樹 (piano)
石若駿 (drums)

01TIME REMEMBERED
02YOKO NO WALTZ
03NIGELLA
04BANKSIA
05UNDER THE SPELL
06LAMENTO
07LARGO LUCIANO
08YOSHI
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モア THE DEREK TRUCKS BAND  

2020-01-20 13:25:26 | 聞いてますCDいいと思う


”アフロ・ブルー”の演奏にしびれて、デレック・トラックスをもう少し聞いてみようとおもったけれど、どれがいいだろう。こちらは素人だから知らなかったけれど、これほどの人だから人気あるだろうし、そんなじゃレンタル屋さんにはたくさんあるだろうと行ってみた。
バラカンさんの本にあるのをいくつか調べていったけれど、エエ~イ決められないと7枚借りてきた。(10枚にすると安くなるので3枚は別のもの、200円/1枚)
デヴュー・アルバムから順に4枚目のアルバムがなくてスタジオ録音を7枚かありてみた。
まずはデヴュー・アルバム「THE DEREK TRUCKS BAND」なんと2曲目は”Mr.PC”、この人コルトレーンが凄く好きなんだろうね。
笑ってしまうのは3曲目”555 Lake”ではトランペットがまるでエレ・マイルス。この後にも”フットプリント””ナイーマ””ソーホワット”なんか演奏していてこちらも楽しい。ベースもドラムス、フルートと十分ジャズができている。
次のアルバムはどちらかというとブルースの感じが主体となる演奏。でもブルース・ギターが聞きたいというのがそもそものはじまりだからこれはこれでいい。
買ったアルバムがこの次でその次がなかった。次が5作目。ヴォーカル比率がだいぶ上がってロック・グループ色が強くなった。いくつか好きというのがある感じになった。
この後、メンバーが移動して、ゲストヴォーカルを多くしたりするアルバムで、オクサンがメイン。ヴォーカルを務めて、そっちが主みたいになっている。
それはそれでバンドの考え方で悪いわけじゃない。ギターはきちんと聞かせて凄いことには変わりがない。
ただ私の好みは最初のころの演奏で、デヴューから4作ぐらいが絶好というところです。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素人だから許してね。 SOUL SERENADE / THE DEREK TRUCKS BAND

2020-01-18 20:44:44 | 聞いてますCDおすすめ


カテゴリーを音楽にするか、本にするか迷ったけれど、あまりに音楽に驚いたので、これはおすすめのカテゴリーにした。
まずは本はといえば、年末に借りたピーター・バラカン著の「音楽日記」という本。バラカンが放送番組を持っていて、それに並行して音楽紹介を本にしたもの。
バラカンの選択する音楽は信頼はしていたけれど、本があったので借りてみた。
ブラフォード・マリサリスやジャコ、なんかも取り上げているけれど、バラカンの選択基準は、人種の音楽の流れをきちんと継承し、そこに個が結びついているような音楽が選択されているように思う。



紹介されている中で、聞きたくなってプチッたのがこのアルバム。デレック・トラックスのバンドのアルバムです。
ここで恥ずかしげもなく書くけれど、この人のことは知りませんでした。オールマン・ブラーザースバンドのブッチ・トラックスの甥子さんだそうです。
ブルース・ギターやロックなどほとんど素人だから、ここにこの人を知らなかったと書くことも許されてください。
なんせ、このアルバムで相当ぶっ飛んでしまいました。

ジャズが好きな人だそうで、1000枚はジャズの名盤を上げられるといっているそうです。モンゴメリーの演奏した曲や”アフロ・ブルー”を演っているので買ってみたのだけれどこれがとてもいい。5曲目などはエルヴィン・ジョーンズに捧げているなんて嬉しくなります。
ベースはブルースなんだけれど、これが素晴らしい。4曲目"Afro Blue"フルートのソロで始まって見事にテーマにはいっていくのだけれど、そこにギターがユニゾッてなんともかっこいい。
いや”アフロ・ブルー”が好きでたくさんのバージョンを聴いてきたけれど、こえコルトレーンに次いで衝撃でした。
エレキ・ギターのそれもブループの入った音とアフロ・ブルーのメロディは、まるで脳天を麻痺させるような感覚で完全に脱帽。この人を知らないジャズ・ファンは一度この演奏をきいてみてほしい。

バラカンさんはこの本であと3回もこの人を良いですと紹介している。相当気に入っているのだろう。ここまでやられてのも久しぶりだからもう少しこの人聞いてみよう。


SOUL SERENADE / THE DEREK TRUCKS BAND

Bass – Todd Smallie
Drums, Percussion – Yonrico Scott
Flute, Clavinet, Piano [Rhodes and Acoustic], Keyboards – Kofi Burbridge
Guitar, Sarod, Producer – Derek Trucks
Organ [Hammond B3], Piano [Wurlitzer], Keyboards – Bill McKay
Vocals [Drown In My Own Tears] – Gregg Allman

1. "Soul Serenade/Rasta Man Chant" (C. Ousley/L. Dixon/B. Marley) 10:37
2. "Bock to Bock" (B. Montgomery) 5:59
3. "Drown in My Own Tears" (H. Glover) 5:08
4. "Afro Blue" (M. Santamaria) 5:42
5. "Elvin" (Trucks/Smallie/Scott/McKay/Burbridge) 6:10
6. "Oriental Folk Song" (Traditional) 6:43
7. "Sierra Leone" (Trucks/Scott/Burbridge) 2:15

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死に山 《ディアトロフ峠事件の真相》 ドーニー・アイカー 著 安原和見 訳

2020-01-16 13:39:29 | 


面白そうなので図書館に予約して、半年たったら順番が廻ってってきた。読みたけれすぐ買えばいいけれどハード・カバーは扱いが大変だから、よっぽどでなければ買わない。
読み始めたらこれが面白い。今途中のベストセラー・ミステリーがページが進まないのがウソのように読みやすい。

ディアトロフ峠事件とは1959年2月2日の夜、当時のソ連領ウラル山脈北部で雪山登山をしていた男女9人が不可解な死を遂げたことで知られる事件である。
この本は、なぜ野外活動の経験豊富な男女9人が、零下30度という状況で、まともに服もつけずテントから飛び出し、確実な死に向かって1キロ半を歩き続けたを、アメリカのドキュメンタリー映画作成者が追求し、驚くべき結果が・・・という本。
極寒の状況で服を脱いでしまう現象は、本で読んで理解しているけれど、驚くべき結果とうのに惹かれて読み始めました。

これが読み始めたらとまらない、事件は1959年2月2日に起こったわけだけれど、このグループが準備の段階の同1月からの彼らと、遭難後の捜査隊の模様の2月中からの部分と、著者がこの事件を取材、検討する2012年のながれが、交互に書かれていて、さすがドキュメント映像作家と思う。
読み進んでもなぞは深まるばかりで、これはUFOの地球来襲としか思えない展開で止まらない。
もうほとんど最後になってやっとキーワードが決まるのだけれど、それはここでは書けない。
最後にこの隊の最後を再現するところ、強い意志の若者たちの無念が明らかにされ、それを突き詰めた著者には作家以上の尊敬が値すると思った。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歳を聴く Lee Konitz Nonet / Old Songs New 

2020-01-14 16:17:42 | 聞いてますCDおすすめ


リー・コニッツのアルバムを何年か前に改めて見直して欲しいものを集めたけれど、古い演奏にどうしてもいってしまう。新しいところでは2017年にケニー・バロンと演った「frescalalto」を買っていた。
ショップに行ったら、新譜が置いてあった。へ~と驚きながら1曲目が”Goodbye”ってあるかこれはなんか買うべきと思ってしまった。



今年92才のコニッツの90才の時の録音、昨年末にお会いした渡辺貞夫が86才で驚いているけれど、こちらはもっと驚く。
コニッツの話題になるといつも書くけれど、コニッツのLPを初めて買ったのは53年前。



スウィング・ジャーナル誌がこの年に始めたゴールデン・ディスクというのに選ばれて、ジャズを聴き始めの私はここからスイッチが入った感じでした。(ちなみにトミー・フラナガンの「オーバーシーズ」が第一弾でコニッツは4番目だった。)



このアルバムがでた当時はまだ学生服だった私も、勉強して、大学に行き、就職して今ではフルは外れて半引退状態。
「ヴェリー・クール」が録音されたのが、1957年でコニッツ30才、それからずっと現役なわけで、凄いとしか言いようがない。
演奏の方はというと、1曲目私はオーネット・コールマンのことを考えたけどメロディをストレートに歌うという感じ。
アレンジメントの効いたノネットの演奏になるけれど、Ohad Talmorがコニッツの演奏がうまく収まるように、そして中心のコニッツがよく見えるようにしてくれている。特出させたアレンジということはなく、最新鋭のノネットでもない。
このアルバム、コニッツの歳を聴くということでもいいのではないかと思う。

Old Songs New 

Lee Konitz (as)
Ohad Talmor (ts on track 5)
Caroline Davis (fl, alto fl)
Christof Knoche (cl)
Denis Lee (bcl)
Judith Insel (viola)
Mariel Roberts(cello)
Dimos Goudaroulis (cello)
Christopher Tordini (b)
George Schuller (ds)
Arranged and Conducted by Ohad Talmor
Recorded October21/22, 2017 at Big Orange Sheep Studio, Brooklyn, NY

1. Goodbye
2. Foolin' Myself
3. In the Wee Small Hours of the Morning
4. Kary's Trance
5. I Cover the Waterfront
6. This is Always
7. You Go to My Head
8. Trio Blues
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花の始まり

2020-01-12 21:10:32 | 


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする