ジャケを見ると良さそうだし、EUのブルノートはなかなか凄いアルバムを作るから、そしてBenitaがベースを弾いているならと買ったアルバムです。
リーダーのErik Truffazは結構アルバムをだしているようで、ファンには有名かも知れませんが、知りませんでした。クラブ系に人気があるのでしょうか、1曲目からスラブ系のvocalとモルヴィルににたサウンドです。
2曲目は完全なレゲェ、でもそれは決して嫌ではなく、Manu Codjiaの突き刺さるようなギターが陰影をつけます。
3曲目はベニータの曲で、フォークを思わせる曲、リーダーのペットは生音がマイルスに似ていて驚きます。ミュートのフレーズもとても似ています。
中近東の歌声で始まる4曲目、サウンドはオリエントですがホーンはマイルスで狙いがわかった感じです。ラップの語りとオリエントの歌とマイルス調メロディー嫌いではあるませんがフェードアウトさせました。
M・アイシャムのTPのアルバムに完全にマイルスのエレクトニックを模倣するアルバムがあります。それは同じ曲を演奏して、意図充分ですが、こちらは段々とワールドミュージックを入れながらもマイルスの再表現になってきています。
6曲目など完全のマイルスのメロディです。それがいけないかと言うと、これして欲しいのです。あのサウンドの模倣から、かならず新しいサウンドができるとおもいます。その意味でこのちょっと不思議なアルバムもいいと思うのです。
8曲目は完全なマイルス、アガルタあたりですが、ギターManu Codjiaのこの曲は凄い。
9曲目はもっとハードに、ここまでくると、とことんやって欲しくなります。ペットとギターの演奏どうだ感が出ています。
10曲目生ギターにペットが絡みますが、このトランペターマイルスと同じ場を作ろうとします。
マイルスに似たサウンドがメインになっていますが、真似みたいな音よりか独自に
出すメロディのほうが面白いと思い始めると最後の曲になってしましました。
この曲がとてもカッコイイ、マイルスが吹こうが、別の人がテーマとってもかなり気持ちよい終わりだと思います。
Saloua / ERIK TRUFFAZ
Erik Truffaz ( Trumpet )
Manu Codjia ( Guitar )
Michel Benita ( Bass )
Mounir Troudi ( Vocals )
Erik Truffaz ( Melodica )
1. Saloua
2. Big Wheel
3. Whispering
4. Yabous
5. Gedech
6. Dubophone
7. Ines
8. Tantrik
9. Ghost Drummer
10. Soleil d'Eline
11. Spirale
12. Et la Vie Continue