福島第一原発幹部が語る驚愕の真実「2号機は崩壊する!」
政府と東京電力が「冷温停止状態になった」と言っていたのは何だったので使用か?
今、2号機で何が起きているのか!
福島第一原発幹部が語った!
数値に異変が起きたのは2012年2月1日だった!
しかし、東京電力が福島第一原発2号機の炉内温度が上昇していると発表したのは、プレス資料を紐解くと、3日後の2012年2月4日午前のことだった!
その際、「温度の上昇傾向は緩やか」、その日午後の資料では「温度は横ばい」と表現していた。たいしたことはないと言いたかったのだろうか?
しかし、2号機は6日に一時73・3度に達するなど、炉内の温度は上昇し続けていたのだった!
福島第一原発の幹部の一人が2号機の「異変」を語った。
「爆発していないことになっている2号機は、外観上、問題なく見えます。しかし、福島第一原発の現場にいた私が言いますが、3月15日に2号機で大きな爆発音らしき音がしたのは間違いありません!」
「爆発」の圧力が外部ではなく内部にかかったと見ています。つまり、外壁が吹き飛んだのだす。1、3号機に比べて、2号機は内部の損傷が激しいということなのです。 2号機は、原子炉建屋内で爆発か、それに匹敵することが起きたことで、1、3、4号機より難題を抱えているはずですが、政府や、東電は隠蔽しています。
もはや民間からの監視団が必要です!
実際、2号機は、他より放射線が高く、建屋内に作業員は入る事が出来ません!
原子炉内の様子がわかりません!
溶けた燃料棒がどんな状態で、どこにあるのかもつかめていませんから、内部の損傷が激しいということは、燃料棒がかなり飛び散っていると容易に想像できます。
4号機どころか、2号機までもが危機的状況なのです!
温度が上がった理由はいくつか考えられますが、飛び散った燃料棒の欠片が温度計近くにきたのじゃないかとか、注水パイプに不具合があるのではないかとしか推測する事が出来ませんから厄介なのです!
外部から状況を見ることができない2号機の事故を一番恐れていましたが、その2号機が何と80度近い温度に成っているということは、本当に異常かつ不気味でもあります。
東電は、温度上昇の理由を「注水方法の変更で水の流れが変わり、燃料の一部に水がかからなくなった可能性がある」と説明していますが、注水方法を以前に戻すなどした結果、「2号機の炉内の温度は低下傾向にある」と発表しました。
だが、福島第一原発の幹部は「別の問題が起きてくる」と警告しています!
今の時期は、炉内に注入する水の温度は、夏場と比べてかなり低くなっているから、注水量も少なくて済んでいました。現場は冷却水の量を少しでも減らして、汚染水を少しでも減らしたいと思っているのです。何故かって、海に放水している汚染水の量は膨大な量であり、太平洋は放射能汚染されてしまっているからです!
オレンジ色の塩化ビニール製の汚染水のホースはもうかなり寿命がきています。チガヤという植物がホースを突き破って漏水していた例もありますし、注水量が少ないほど、ホースの負担もなく、放射能汚染された水の漏れも少なくて済むわけですからね。
ところが、今2号機には大量の水を注入しているのです。温度は下がったとしても、ホースに負担がかかって漏水が増えれば、放射能汚染が拡大するし、福島第一原発内の作業にも悪影響が出てしまいます。
今回、2号機の温度上昇に伴って、多くの人が放射線量が高い場所で作業しなければなりませんでした。作業員の放射線被曝は増大するばかりです!
そのような中、東電本社はコストカットを進めている関係で、福島第一原発の「危険手当」をかなり減額してしまったのですから、現場関係者らは怒っています!
本店では、みんなこれまで通りの給料をもらっていますが、危険な福島第一原発の現場の賃金がカットされるようでは、現場の士気が低下してしまいますが、そんなことは全く無視していますから、東電という会社は尋常ではありません!
昨年末に宣言した「冷温停止状態」を、政府と東電は事実上の「事故収束宣言」としていますが、あの宣言は「危険手当」を出さずに済ませるためだったのではないかと福島第一原発の現場は疑っています!
東電本社の支出は減って、割を食うのは末端の作業員なのです。最後は人手がないと事故は解決しないということを、政府と東電は分かっているのでしょうか?
人々の犠牲がなくして、福島第一原発の事故は収束する事はありません!
今も福島第一原発は、人命を食らって暴走している怪物なのです!
作業が長期化して、ベテラン作業員ほど放射線を浴びて年間許容量の上限をオーバーし、福島第一原発を去っていますが、春になると、年間被曝線量をゼロからカウントするようになるので、ベテラン作業員が福島第一原発に戻ってくるのです。
人命軽視のおかしな都合のいい年間被曝量です!
だから、本格的な建屋内の作業は春からできると見込んでいましたが、そんな矢先に2号機の温度が上昇したのですから状況いかんでは、そんな悠長なことは言っていられない非常時なのですが、関係者はどうにでもなれとばかりに流暢に構えています!
2号機のタービン建屋横のタンクから、新たに水漏れが見つかりましたが、これも、これまで把握できていないところからの水漏れであり、原発の周囲を見ていても、予想以上に錆びているところがあります。つまり原子炉本体に耐用年数があり、2号機は寿命が来ているのです!
1月19日に実施した内視鏡調査でもわかる通り、2号機の劣化状況は予想以上ですから、ゼネコンの社員たちは燃料棒を取り出す10年後まで建屋がもつのかとか、いや、6~7年しかもたないだろう~このままでは原子炉が崩壊する大事故に繋がってしまうのではないかと心配しているのです!
その10年後にしても、取り出すロボットなどの装備を一から開発しなければならないし、その前に飛び散っているとみられる燃料棒を探し出す必要がありますが、そんなロボットはいつできるのかは分かりません。本当の収束までには、まだまだ途方もないほどの難題が残っています!
今、東電は、福島第一原発へ報道人を入れる準備をしていますが、前回は東電が写真を事前にチェックすることを義務付けて、報道人と揉めましたが、今回もまた、トラブルになっています。東電広報は、「外国メディア枠」は「4」しかないといいますが、海外メディアが「最低でも20人は必要だ」と言うと、東電広報は理由も言わずに「それはできない」の一点張りで、やっと一人増員の「5」で決着した。まったく埒があかない報道規制をしています。
福島第一原発による被害は、日本だけではないのです。また東電の社債の投資家は海外にもいます。
これだけの大惨事を起こしておいて、隠したい、見せたくない、報じて欲しくないという東電の態度は、異常でしかありません!広報の人は「上がダメなんですよ」と小さな声で話しているそうです。
東電は、4号機の暴走どころか、2号機の異変を即座には発表しなかったし、2度目のマスコミ福島第一原発公開も積極的とはいえない。東日本大震災から1年4月が過ぎ去ろうとしていますが、東電の悪態は全く変わっていません!
どうしょうもありませんね!