強力な電磁ビームを照射して熱による不快感を人に与える兵器
アクティブ・ディナイアル・システム (Active Denial System : ADS) は米軍が開発中の暴動鎮圧等に用いるための対人兵器システム(指向性エネルギー兵器)。
ミリ波の電磁波を対象物(人間)に向けて照射すると、誘電加熱により、皮膚の表面温度を上昇させることが可能で、この照射を受けた者は火傷を負った様な錯覚に陥るという。実験段階での報告によれば致命的な殺傷能力は無いとされ、対象物から450m離れた場所からの照射でも効力が有り、人道的な兵器としての利用が期待されている。
使用される周波数は95GHzで電子レンジの2.45GHzより非常に高い。
この電磁波が人間に与える影響は長年にわたって軍隊によって調査された。 しかし、すべての研究成果が公開された記事として発表されたわけではない。 これらの研究成果のリストは、ADSページの上で軍のJoint Non-Lethal Weapons Programウェブサイトで見つけることができる。
実験に参加したボランティアがホットスポットを引き起こす可能性がある眼鏡、コンタクトレンズ、金属物を外すように依頼して行われた試験方法に対する問題点は、安全予防措置がとられないフィールドで使われるのであるなら、装置の安全性について懸念を引き起こした。
装置の支持者はこれらの措置は安全に試験を行うためのプログラムであったと主張する。 試験は600人以上のボランティアに対して約10,200時間の照射を行った結果、安全性が確認された。
現在、ADS支持者によると、影響を経験しているボランティアに必要な規制または予防措置はないと言う。
批判する意見としてADSの目的は一時的に無能力にする非致死性兵器であるが、オペレーターによる簡単な操作でADSを戦争に関する国際条約に違反する拷問装置に変えることができるといわれている。
音もにおいも警告もなく群衆を退かせることのできる。
それが米軍の新しい非殺傷兵器「アクティブ・ディナイアル・システム(Active Denial System、ADS)」だ。有効射程距離1キロの電磁波を標的に向かって発射するもので、照射されると耐え難い「熱」を感じる。
AFPは、バージニア(Virginia)州クァンティコ(Quantico)の米海兵隊基地で行われたメディア向け体験会に参加した。
発表された性能は、あくまでも軽微なものであるが海軍のイージス艦には10年以上前から搭載されており、威力は500キロ先の敵艦の乗員を殺傷してしまうほどの威力である!
その威力たるやLRADの比ではない!
「長距離音響発生装置」(LRAD:Long Range Acoustic Device)
LRADは「長距離超指向性スピーカー」の原理を応用しています!
長距離超指向性スピーカー(パラメトリック・スピーカー)とは、超音波を使って、鋭い指向性を持たせたスピーカーのことで、大きく2つのタイプがあります。
ひとつは、2種類の超音波の周波数のズレを利用する方法で、一定の周波数を持つ超音波と少し周波数を変えた超音波を同時に発生させて、それぞれの超音波同士が交差する空間に可聴域の音を再生する方法で、2つの超音波の周波数の差分の音が発生する。
もう一つは、超音波を更に振幅変調や角度変調を掛けて、強力な音圧で発射する方法。超音波が空気中を伝播するとき、その空間の空気分子は超音波によって圧縮されるが、空気分子は、圧縮されるときよりも、圧縮が元に戻るときのほうが時間がかかります。この時、超音波の音圧と周波数が高いと、圧縮された空気分子が元に戻りきらないうちに。後ろから次の空気分子が衝突して衝撃波が発生する。この衝撃波が可聴音となる。
LRADは、この二つの原理を使用していて、周波数ズレを使用するモードは、20kHzと25kHzの二つの超音波を送信して、二つの超音波が交わる地点で、それらの差分の周波数である5kHzの音声を生じさせる。
小型のLRADです。簡単に持ち運びもできます!
超音波兵器LRADといい、電磁波兵器ADSは、サイレント兵器であり、電圧を上げて人体に照射すれば心筋梗塞で死亡してしまいます!
物騒な世の中になってしまいました!