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国立小劇場 12/12(火)
『菅原伝授手習鑑』『仮名手本忠臣蔵』
そ~してこの『義経千本桜』が、浄瑠璃の三大名作なのじゃ。
歌舞伎の通しでも観てるし、
文楽でだってお初じゃないのに…
記憶があっちでもブチッ、こっちでもブチッ…切れておるのじゃ
穴ぼこだらけじゃ~
さ…今回はどこの段なの?
初心に戻って!って、永遠の初心者なんだけど観てみよ~っと
堀川御所の段
義経と朝廷とのことを、お兄ちゃんの源頼朝は
「ムムムっ、けしからん!」と思っているのね。
使者がやって来たよ。
色々と質問をしてますね。
御台所・卿の君が、夫のためにグサッッ
自分の喉をー。
川越太郎が介錯…
「親子の名乗りは未来でせう、さらばゝ」
「さらば」
「さらば」
「さらば」
燕三の三味線の音色~。
ああ気持ちイイ~
私も「さらば~」
♪飛んで飛んで飛んで回って回って回る♪
円広志…。
あっ!ポロッと首が~。
こちらは、熱血漢!弁慶!!
討手を殺っちゃった!
これじゃ~和睦できねえだろ~が!
お次の生贄は…
土佐坊だっっ!
弁慶と土佐坊を乗せた馬が重くてしんどそう
弁慶が結んでる鉢巻は紅白!
大晦日は紅白歌合戦だね。
前川清が「クールファイブ」のメンバーと
内山田洋を偲んで
”長崎は今日も雨だった”を歌うって!
話ズレまくり…。
コラ!
つめちゃんフォーリーブス!(4人組だから命名)
後ろ振り返りながら逃げるんじゃねえ!
弁慶と戦わんかい~!
「自体こいつが逃げ廻り、隙取つた故お供に遅れた。
おのれが首の飛ぶ方がわが君様の御行方、よい投げ算」
と、引つ掴み、ちょつぺい天窓(あたま)を頭巾越し、
すぽりと抜いて空へ投げ
またしても首がー。
伏見稲荷の段
待ってました!松香大夫
急に言葉が活き活きとしてきた
耳に気持ちイイ~
義経、弁慶&静御前全員集合~。
義経ったら、弁慶のやった事は許しちゃうのね~。
でもって、静の希望は却下。
しかも、木に縛りつけちゃう!
『金閣寺』か~!
お!1月歌舞伎座で上演だね。
静!縄抜けの技術はあるのか!
ジャガジャン!
そんな時に、やって来たのは逸見の藤太
グハハハッ!
なんてチャームな顔なんだ~。
一目惚れしちゃった
首の名は”鼻動き”
グハハッ!
ますます好きだ~
静&初音の鼓を略奪出来た!
って喜んだ…けど…
おっとっとっと
どこからともなくキツネ…いや!人間が現れた!
逸見の藤太、足で踏み潰されて
あ、あ、あ~
昇天とは…南無~。
コラ!またしてもつめちゃんフォーリーブス!
逃げるなぁぁぁぁ!!!
木陰から見物してた義経一行。
佐藤忠信に静を任せて先を急ぐヨ。
渡海屋・大物浦の段
”兵庫県尼崎市大物浦”
阪神電鉄に駅があるね。
…あれ?この話どっかでしなかったっけか?
義経一行は、九州に渡ろうと渡海屋で宿泊。
宿主の銀平は、実は…。
わかっちゃいるけど、銀平は実は新中納言知盛だ。
白装束は幽霊の扮装ってわけね。
義経をいざ討たんっっ!行ってきま~す。
壇ノ浦で死んだはずの平家の人々。
妻は実は典侍局。
子供は安徳帝であったのだぁ。
安徳天皇の顔がピカピカしてるヨ。
「コレナウ乳母、覚悟々々と云うて、
何処へ連れて往くのぢやや」
「ヲヽさう思し召すは理、コレようお聞きあそばせや。
この日の本にはナ、源氏の武士はびこりて
恐ろしい国、この波の下こそ、極楽浄土という結構な都がございります。」
「お若いの、お待ちなせー」
それじゃあ『ご存知鈴ヶ森』だっちゅ~の。
義経が止めたヨ。
海上の戦に破れて、再び登場する知盛。
ザンバラ髪、顔中血だらけ。
装束にも真っ赤な血・血・血…。
目の中も赤いんだけど、紅をさすしてるんだ!
ってな風体で
怖~い歌舞伎版にくらべて、
文楽はけっこうあっさりめ。
でも、豪快に動くんだねっっっ
長刀を持った満身創痍の知盛…。
義経に安徳帝を託して、断崖絶壁の上に立った。
碇を繋いだ手綱を全身に巻きつける。
さあ!海に向かって…行くぞぉぉぉぉぉ。
歌舞伎は、
碇の綱がズルズルと伸びていく…ドキドキ…。
文楽は綱は見えず、
知盛自身がちょっとづつ後ろに反って行く~
人間だと重力でドーンと引っ繰り返って落ちるけど、
”スローモーション化”出来るんだもんね~。
この、ちょっとづつってのに、心臓バクバク~
最後は足だけになって、震えながらピーンと伸びる~
知盛、この世に未練を残すのか、
それとも、きっぱりあの世へ旅立つのか…。
あの足は忘れられんわ…。
「ブラボ~!!! 」って叫びたぁ~い。
玉勢さんって
『チュートリアル』の左側の人に、ちょっと似てへん?
M-1グランプリ優勝おめでとう!おもろかった!
って話ズレズレ~
こちらもどうぞ → 12月文楽「吉田玉勢情報」
12/5~17 国立小劇場 「義経千本桜」
鑑賞教室(また、これが面白すぎ~!)から見てきました。
全て歌舞伎でも有る演目(歌舞伎が全てぱくった^^!)
言葉は大阪出身のモンとしてはヒヤリングはばっちり!
・・・でも、堀川御所の段では義経がしゃべっているのかお兄ちゃんがしゃべっているのかわからないところがあった^^。
二月も面白い演目が・・・文楽までがおいでおいでしています!
細やかな動きに感動!シンクロナイズドスイミングさながら智盛さまは足技が凄かった。
かしましさんが意識が飛ぶと聞いていたので、安心して気持ち良く zzzz 観させていただきました。
>文楽 て びゅーてぃふる
ナイス!な御言葉!
>歌舞伎が全てぱくった
ですね~。
>意識が飛ぶと聞いていたので
自慢出来ることじゃないんですが…(苦笑)
2月も行きましょう!もう引き返せません”文楽街道”
♪やめろと言われても今では遅すぎる~♪(by秀樹)
へええ!ステキな情報ありがとうございました!本屋にレッツゴーですね。
今年はあんまり本が読めなかったです…。来年はもっと読んみたいと思っています。
メグさんも、来年は是非「文楽街道」歩いてみてください!
こちらこそ、色々とありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。
でも何故だか「玉勢」という名前があるところに出没するmayaribeです。(笑)
↑三浦しをんさんは「あやつられ文楽鑑賞」というネットコラムを書いていらっしゃったんですよ。
http://www.poplarbeech.com/bunraku/bunraku_040501.html
結構おもしろいっす。
鼻動きちゃん可愛いですよねっ!玉佳さんも好きだー!(浮気モノか…)
お忙しいのに、わざわざ寄って頂きましてありがとうございます。
OH!すんばらしい情報をサンキュ~でございます。早速チェック!してみます。
”逸見の藤太”が主役になる番外編が出来ませんかね(笑)
mayaribeさん、色々と有難うございました。良いお年をお迎えくださいませ。
清盛が女宮を男宮と偽ったから、こんな不幸が平家にふりかかったというところでハッとしました。また、だから女の子のお安ちゃんに身をやつしていたのかぁと合点。尼さんにでもなって人生を終えたのかなぁとか想像しました。
昨日の嵐のような強風に電車が止まって出かけられなくなり、前編・後編を一気にアップしましたので、TBさせていただきましたm(_ _)m
>白装束の知盛
私大好きです。歌舞伎だと血塗りがベットリついてるんですよね~。
>「四の切」の狐忠信ともイメージ
人形だから手軽に変身してくれますもんね。ナイス!
「知盛」は吉右衛門にノックアウトされて以来、誰で観ても「嗚呼、播磨屋~」状態。
文楽でも観た事あるのに記憶に無く(円と遊んでいた!きっと…)、
今回、脳天パンチ!を食らっちゃいました~。グゲェェェ。