ブンブン堂のグレちゃん

梅田の阪急三番街ネタを
アップしてる途中で、すんませぇん。 

本日の話題は「本」！
阪急三番街とは何の関わりもない。
と思うやろぉお。
ちゃうねぇん。これがあるねぇん。 

ある日のことでございました。
本屋に行ってブラブラしている
私の目の前に飛び込んできたのが… 

ブンブン堂のグレちゃん　
　─大阪古本屋バイト日記
　著：グレゴリ青山
　出版：ちくま文庫
　ソフトカバー：2007/5
　文庫：2013/11/06 
　価格：本体660 円+税 

大阪
って言葉にピクリ！
っと反応しぃの。
古本屋
って言葉にもピクリ！
っと反応しぃの。 
パラパラっと捲ってみたら、
マンガやないかいなぁあ。
ウキャ♪
面白そうぉおお♪
だから本屋が好きやねん♪
レジへダ～ッシュ！

18歳の乙女、
古本屋の濃ゆい世界に
迷い込む!! 

絵がちっこいもんやから、
老眼の身体にはキツくって、
こりゃぁ外では読めなぁい。
寝る前に読もうっと。

キャハキャハキャハハ！！
面白過ぎて眠れなぁぁいぃい。
気がついたらもう1度
読み直してるし。
アハハ 

古本屋の仕事って地味ぃぃ。
でも、ご近所の
同業者達のキャラは派手ぇえ。
アハアハ 

ある日
バカップルが入ってきて、
男が偉そうにうんちくを…
「トウジュウロウはさぁ」
ん？ん？もしや
あの人のことかな。
なんて思いながら読み進めると…
店長の心の声が
グレちゃんには聞こえたらしく
「カラジュウロウ（唐十郎）や！」
やっぱりな。アハアハ 

まだ続く、バカップル男のうんちく
「直木賞を取ったんだ」
またしても店長の怒りの声が…
「芥川賞や！！」
そうそう。ガハガハ 

これって、
『佐川君からの手紙』のことやね。
懐かしいなぁあ。
えっと…
1982年（昭和57年）に第88回芥川賞受賞 
グレちゃんがバイトをしていたのは、
こういう時代やったんやなぁ。 

アレ…拙宅に感想を載せた記憶が…
（検索中）あったあった！
『完全版 佐川君からの手紙』（2009年）を
読んだんやった！ 

古本って、
あの手触りが独特な紙に
包まってたりするよね。
本の状態も書いてあったり。
そういう作業をしながらグレちゃん。
ダンテ　神田
こう書いてしまった！！
神曲やろがぁあ。
ヒヒヒ
すかさず店長の突っ込みやっ
「どんな小説やねん。ダンテの神田って」

大阪の古本屋の紹介や、
お客さんの事、
グレちゃんが好きな作家の話、
休日の出来事。
青春の日々。
現実や時々妄想が、
程好くミックスされてまっせぇ。
グフグフ

グレちゃんもキュ～ト♪
ミニ人形とか缶バッチとか
グッズがあったら買うのになぁ。
フフフ

で…この本屋
梅田にあるってことは…
正確には「あった」やけど。
何年か前に閉店してしまったんやって…。

あそこちゃうんかっ。
カッパ横丁の辺りのっ。
今度大阪に帰ったら
足を伸ばしてみようかなぁ。
なぁんて思っておったんやぁあ。

つづく 

筑摩書房 

完全版 佐川君からの手紙　（2009.6.24記）

梅田の阪急三番街で見つけた！　HANKYU BRICK MUSEUM　（2017.9.4記）
ブンブン堂のグレちゃん　（2017.9.5記）
梅田の阪急三番街で見つけた！ 阪急古書のまちが大変身！！　（2017.9.6記）
梅田の阪急三番街で見つけた！ どんぐり共和国　（2017.9.7記）