四月大歌舞伎 昼 7(土)
中村信二郎改め二代目中村錦之助襲名披露
當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
双眼鏡で誰が見たい!
ってのは特になく、
裸眼で全員をボ~ッと…
OH!パワーが揃ってる
調和が取れてて綺麗、綺麗。
歌六 ・獅童・勘太郎・七之助・種太郎
浅草チームを歌六がビシッとしきって、
後輩の種太郎が
周りを見てお勉強って感じかな。
絵になってる、なってる。いいね、いいね。
曽我物なんでね、いつものとおり、
「ホイ、切手2まい」
「サンキュ」
幕
頼朝の死(よりとものし)
待ってたよ~。
昭和の名匠”真山青果”
「台詞が命」の新歌舞伎
さあレッツらゴ~。
6年前の4月興行
歌右衛門が3月31日に亡くなったばかり…。
ラストシーン
父親をこよなく愛する頼家(梅玉)の慟哭
梅玉のお父ちゃんって歌右衛門なんだよな…。
現実とダブったお客の涙を誘ってたっけ…
第一場 法華堂の門前の場
元将軍・頼朝が、不慮の落馬事故で死んで
三回忌の当日
門前に現れた小周防(福助)が、
職務質問されている…。
高貴な人に仕える者らしく、
頑として素性を明かさないよ。
実は、尼御台の侍女なのさ。
「もう好いほどになされ。今日は十三日じゃ」
声を掛けた主に矛先が向いちゃった…。
覆面を剥ぎ取れれた武士こそ。
病気を理由に出仕していない重保(歌昇)
散々同僚に詰られても俯いたまま…。
やがて、2人きりになると
小周防がおずおずと話しかける
「…歌の巻、あれは…お読み下されましたか」
夢見るような表情になる重保。
ホッホ~。
そうなのか。恋しているんだね。
でも、
すぐにまた悲しそうな顔に戻っちゃった。
何も知らない福ちゃんは、
淋しそうに去って行くぅぅうう。
ここから語れる真実が
様々な形で人々に圧し掛かってるんだ…。
幸せにはなれないの…誰も…。
お客はジッと耳を傾ける。
頼朝は、小周防の所へ
被衣(かつぎ)をかぶって女装して
忍び込もうとしてたんだと。
そこを警備中の重保が見つけた。
正体を明かさない女装野郎を
バ~ッサリ…。
なてこったいぃぃぃ。
だからこそ、トップシークレット!
息子の頼家にもヒ・ミ・ツ
お墓参りを済ませた小周防
またまた重保と会っちゃう!
彼女を愛しつつも、罪の意識にさいなまれ
告白出来ない重保。
拒絶の言葉の数々に
打ちひしがれる小周防…。
そうして彼女もまた真実を知る。
グヲォオオオ
地に泣き伏す小周防ー。
幸薄い女を演らせたら日本一
VIVA!中村福助
照明も変わったね。
午後から薄暮まで…。
新歌舞伎だねぇ。
第二羽 将軍頼家御館の場
その日の深夜。
月光の明かりに浮かぶ人の姿
将軍頼家(梅玉)…。
酒を注いであげているお人形のような子は…
梅丸(中村梅玉の部屋子)だ!
侍童・春王とな…
ウウ~ム、目を惹くなぁ。
「出家致しとう御座りまする」
やって来た重保に
「何故の出家だ!!」
頼家は、”ヒ・ミ・ツ”を聞こうと必死っっ。
母の尼御台所政子(芝翫)が諌めても、
聞かないもんね頼家。
広元(歌六)がなだめても
プリプリ!怒るだけ。
だって知らないの自分だけなんだもん。
それって理不尽だろ~。
こうなったら作戦Bだ!
小周防を連れて来て「側妾にしたい」
♪ダメダメダメダメよ~♪(byピンクレディー)
誰もそんな事望んでない!
ほんと~は、言い出しっぺの頼家さえも!
「この大事さえ一言洩らせば、頼家誓って
そちの思いを遂げさせるぞ」
それでも小周防は無言…。
「ええい!怪しいヤツを罰っしてしまうぞ~」
頼家の目線の向こうには重保が!
動揺する小周防…。
「重保、おことの心を…知らぬではない。
いや、重保こそ、そなたを深く思いいる」
嗚呼、愛しい人の御言葉…。
嬉しそうな小周防。
でも幸せだったのは、ほんの束の間。
「小周防どの、お許されい!」
言い終わらぬうちに小周防は…。
グヲォオオオ
尼公「(略)この秘密の扉は何人にも開かせぬぞ」
頼家「わが身は、源家あっての頼家にて、
頼家のための源氏にては…ないのでござりまするか」
尼公「家は末代、名は一世じゃ」
重保を斬ろうとする頼家。
長刀を息子の前に突き出す尼公。
アチャ~、何で笑うかお客さん…
頼家は声を上げて泣き伏す。
幕
ええでぇぇ。ええでぇぇぇ。
チームワークバッチリ
♪泣けた泣けたこらえきれずに泣けたっけ♪(by別れの1本杉)
レポはこちら
4/2~26
~中村信二郎改め二代目中村錦之助襲名披露~
昼 當年祝春駒 頼朝の死 男女道成寺 菊畑
夜 実盛物語 口上 角力場 魚屋宗五郎
ランキング参加中、あなたの清き一票を(笑)
「実盛物語」は、松嶋屋ワールド炸裂でしたね!楽しかった。千之助ちゃんは、楽屋でも小さなアイドル間違いなし!(笑)
まだレポをUPすることが出来なくて。トホホ…。とりあえず、昼の部から載せますよ~。
>「一筆箋」
そうでしたか。気がつかなかった…。残念でしたね。
私は”錦之助カレンダー”にビックリ。
昼の部に行った時は、1枚づつ並んで壁に掲げてなかったのに、いつの間にかドドン!ああして見せてもらえると「買おっかな」と心揺れる人が増えそう。
そっかーかしまし娘さんは「頼朝の死」お好きだったんですね。新歌舞伎系は苦手なのがちょい多いワタクシでした
TB、うまく行ってなくてゴメンナサイ。かしまし娘さんの錦之助襲名演目のエントリを待って、こちらからもトライさせていただきますね~
でも、新歌舞伎はちと苦手…
主役陣をそっちのけで梅丸くんを凝視しちゃった。
とってもカワユイ!
>メグさま
一筆箋は西側食事予約所で見掛けたような気がします。
間違っていたらスイマセン。
そうなんです、大好きぃぃぃなんです。
”新歌舞伎”は苦手というか、台詞ばっかでチョット…ていう声は、周りでも聞くので…。
TB失敗。しかも私は連続…。gooの調子も良かったり悪かったり…。だからトライしてみるのちょっとやめてみようかと思って。
cocoさんも無理なさらずに。TBなくってもまたお邪魔しま~す。
お園様、まいど!
おめでと~ございます。
「寝ないよ!寝ない!」な~んてね、それは私が”新歌舞伎”にLOVEだからさ(笑)
梅丸くんはズームインの価値ありですよね。
そうですか…。ドップリ浸かってる私はただただキョエェエエ!でした。
「綱豊卿」より人数をかけない、小規模なところが気に入ってますが…ハハハ。
”頼朝の死のミステリー”って題材にオオ!っときて、
それに翻弄される人々の悲劇ってのにググっなんですが…。
どうも人気薄なんですね。
新劇とは違う”様式美のある”台詞劇として、とっても貴重だと思うんだけど、
梅玉様が演らなくなったら絶滅かも。トホホ。
歌昇は演舞場の「ひと夜」の主役もよかったです。こういう台詞劇はいいのかもしれませんね。またまた見直しました!
何度もトライしましたがTBできないのでURLを。
http://blog.goo.ne.jp/pika1214/d/20070424
「桂春団治」ともども連投していただけると嬉しいです(^O^)/
さり気なく、歌右衛門追悼かなぁとも思いました。
「台詞劇」は人気薄みたいだけど、引き継いで欲しい!
TBにつきましては、ブログによって承認した後でUPする。とか、ただただ失敗する。など色々と面倒なので、こちらからは止めることにしました。(例外もあるかもしれませんが)ほとんどのブログのコメント欄にURL機能がついているので、それを活用して行きます。悪しからずご了承下さい。
urasimaru様、まいど!
>苦悩する貴公子
梅玉様から継承されるのは、錦之助しかいない。顔的にも。と思ったんだけど、
芝居の「芯」として支えることが出来るのかが、難しい所(おっと辛口でごめんなさい)。でもチャレンジして~~!