アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

大和三銃士 虹の獅子たち

2013年11月12日 | 演劇

遠路遥々九州から友達がやって来た!
歌舞伎が観たくて…。でも終わってるし…。
ほんじゃぁ演舞場に。アラ…櫓が無いっ!

なんか変な感じだ…。
歌舞伎座の代わりにここで3年間ズ~っと上演してたんだもんなぁ…。

なななんと!本日千秋楽っ。
独特のムードの中、幕が上がって…拍手の連続っっ!!
千秋楽はヅカもどこも変わらないのね。
でも、誰もお目当てがいないもんだからちょっと置いてけぼり感が…。

2013年10月27日(日)
新橋演舞場 11:30開演 3階A:2列センター 

大和三銃士 虹の獅子たち
脚本:齋藤雅文
演出:きだつよし
出演:中村獅童、田崇裕、藤井隆、榎木孝明、真琴つばさ、早乙女太一

俺たちの戦いは終わらない
熱き魂を胸に、命を懸けた戦いが今始まる。

花鶏織部(中村獅童)と片桐且元(榎木孝明)
関ヶ原の合戦で西軍に組し、戦況不利の中、勇猛果敢に前へ出る!
…あれから十三年。
城下で酒浸りの日々を送る織部と、秀頼の側近となった片桐。
1度は心を共に命を賭けたこの2人。忠誠心は今も変わらないはずなのに…。
なんと片桐には徳川家康との関わりが…っ。
淀君が出した最後の切り札!それを見つける旅に出る三銃士。
&淀君の家臣・美苗(真琴つばさ)
キョエ!織部の元女房にして、現在は片桐と再婚っ。
なんかね、織部って合戦の後5年も行方不明だったんだって。
なもんで美苗は死んだと思い込んで…。
迫り来る刺客達っ。果たして…。

この時代の歴史は日本人ならお手の物だし、
「皆は一人のために。一人は皆のために」この有名な台詞を知ってるなら、
そうそう名作”三銃士”ね。
すんなり物語に入り込めるし、上手くミックスさせてるぅ。

ノンストップ・アクション活劇っていうのは…
劇団☆新感線がベースになってるよね!
メリハリは元祖の方が一枚上手だ。
それにしても、新感線ってすっごいことをやってのけたんだね。
アクション活劇の様式美を作ってしまったわけでしょ。
だからこそ、こういう舞台が生まれて、客席が盛り上がるんだもんね。
ただラストの斬られまくる殺陣は…。
グサって音がMY脳内に響き渡って、ついて行けなかった。長かったし…。

特に誰を目当てにって足を運んだわけじゃないから、
そんなに前のめりにはならなかったんだけど…。
なんてったって、関ジャニJr田崇裕と早乙女太一の区別がつかず…
ファンの方々ごめんなさい…。
休憩時間に友達に教えてもらったくらいで…ああぁ。

ダントツの存在感は中村獅童
この間『ファミリーヒストリー』(NHK)を観て、
”ガンバレ萬屋!”モードになってるもんで、
余計に熱い拍手を送ってしまうわぁああ。
その昔、映画「ピンポン」でスポットを浴びた時は、
「あいつ、歌舞伎なの!カッコイイ!」
って私の近所の男性も言ってたくらい一世を風靡したんだよね。
でもやっぱり本業の歌舞伎でドド~ン!と弾けることは無く…。
他の劇場じゃぁ色んな一門とタッグを組むけど、
今も歌舞伎座は常連ってわけではないのが惜しいぃ。
『八重の桜』の熱い熱い会津武士なんて観てると、
もっと歌舞伎で活躍して欲しいって思うよ。

そうして藤井隆
『イロアセル』(2011年)で初めて俳優として観て、
これは要チェック人物だと思い…
今年5月に観た『うかうか三十、ちょろちょろ四十』
これが絶妙でねぇ♪笑うわ泣けるわぁ。
お笑いタレントの枠を超えてる!
俳優としてもっと舞台に出ないかなぁ。なんて思ってたところに…。
もうねぇ、演舞場の一服の清涼剤♪
何がどうっていうようなもんは無いんだけど、なんだかイイ♪
ホンワカした存在感って誰にでも出せるもんちゃうからね。
アッパレじゃ!

千秋楽ならではのアドリブ満載の中で笑いをしっかり!
客席と出演者の両方から取ってたっ。キャハハ。

来年の4月「三谷幸喜の新作 酒と涙とジキルとハイド」
これにも出演!しかも、今度は片岡愛之助とっ。
行くで行くで行くでぇええ。

舞台の幕も降りて…アンコール!…これが長かったぁああ。
獅童が役付きの1人々に挨拶をさせてね。
なんかジ~ンと来るもんがあったよ。
舞台を創っているのは有名俳優だけじゃないもんね。
アンサンブルの皆にも大拍手っっ。

そうして、歌を唄いだした人がっ!
舞台を観ながら…。誰なのあの人って思ってたよ。
沢竜二だぁああああ!!!
友達と顔を見合わせてビックラァ!
判らなくってごめんなさい…っつうか、あんなにポッチャリだなんて!

マミ(真琴つばさ)は、「2人の男性に愛されて幸せでした。
明日からたとえ不幸でも」なんて言っちゃうし。ガッハッハ

そうそう、マミを愛する男性の榎木孝明
この名を聞く度に”劇団四季”って名前が脳裏を駆け抜け…。
四季時代の舞台は観てないのに。
ほんじゃぁ退団後何を観たか…っていうと…覚えとらん(拙宅検索中)
おっとぉお!『リチャード三世』(2009年)だぁあ。
いつまでもスリムな体形で、中年女子のハートを掴むよなぁ♪

この異種格闘技戦の中で異彩を放っていたのが!
「おじさんだよね」って早乙女太一にツッコまれてた
美しいおじさん
本物の女性の中でもキラキラと輝いてて、
その裾裁きの見事さはまさに女方♪♪
中村蝶紫!アッパレじゃ!

2013年10月3日~27日
新橋演舞場

中村獅童が新橋演舞場に登場! 日本版『三銃士』に挑む

~追記~
大和三銃士 虹の獅子たち (2013.11.12記)
銀座 若松で クリーム白玉あんみつ (2013.11.15記)
シネマ歌舞伎 ヤマトタケル (2013.11.16記)
ある日の歌舞伎座前と揚巻ソフトクリーム (2013.11.17記)
歌舞伎座の屋上庭園 (2013.11.18記)
大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異 うぉぉお!実物化石! (2013.11.23記)


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