アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

鄭義信三部作Vol.1 焼肉ドラゴン

2016年04月23日 | 演劇

2016年3月11日(金)
新国立小劇場 18:30開演 C5列

2015/2016シーズン
鄭義信 三部作 Vol.1
焼肉ドラゴン
作・演出:鄭 義信
キャスト:馬渕英里何 中村ゆり 高橋 努 櫻井章喜 
朴 勝哲 山田貴之 大窪人衛 大沢 健 あめくみちこ
ナム・ミジョン ハ・ソングァン ユウ・ヨンウク 
キム・ウヌ チョン・ヘソン

万国博覧会が催された1970(昭和45)年、
関西地方都市。
高度経済成長に浮かれる時代の片隅で、
焼肉屋「焼肉ドラゴン」の赤提灯が今夜も灯る。
 店主・金龍吉は、太平洋戦争で左腕を失ったが、
それを苦にするふうでもなく淡々と生きている。
 家族は、先妻との間にもうけた二人の娘と、
後妻・英順とその連れ子、そして、英順との間に
授かった一人息子…
ちょっとちぐはぐな家族と、滑稽な客たちで、
今夜も「焼肉ドラゴン」は賑々しい。
ささいなことで泣いたり、いがみあったり、
笑いあったり……。
そんな中、「焼肉ドラゴン」にも、しだいに
時代の波が押し寄せてくる。 



前にテレビで観てるはずなのに、
全然記憶が残ってなくって…。
気がついたらググっと前のめりだぁああ。 

あの頃、
日本全国がお祭りムード一色だったのかと
思ってたけど…。
陽が当たらない場所もあったんだね…。 

ドッタンバッタン
家族は色んな壁にぶち当たりながら
新たな道を歩み始める。
北朝鮮に渡る夫婦の、
これから辿る道が…
なんとなく判ったりして…
切なくなったりもするけれど…。

桜がドヒャドヒャ舞い散る中、
お父ちゃんとお母ちゃんが
リアカーで坂道を
必死に登る後ろ姿を見ながら、
心の中でエールを送った。
ウルウルきたぁあ…

重いテーマなはずなのに、
芝居筋力モリモリな
韓国人チーム!!
アッパレじゃ!!
軽やかに演じてくれるもんで、
心に残るのは
この芝居に出会えてヨカッタぁああ♪
っていうHAPPY感♪ 

新国立劇場小劇場
2016年3月7日(月)~27日(日)
兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2016年4月8日(金)・9日(土) 

反韓漂う今こそ伝えたい 

鄭義信三部作
鄭義信 三部作 特別割引通し券を確保! 
(2016.1.22記)  
Vol.1 焼肉ドラゴン (2016.4.23記)  
Vol.2 たとえば野に咲く花のように (2016.6.3記)
Vol.3 パーマ屋スミレ (2016.6.30記)


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (cota)
2016-04-23 23:40:46
こんな集落、近所になかったですか。
少々意外です。
私の育った地は前にも書きましたが、
通学電車の窓からいくつか見えました。
もちろん当時の大人は何も教えて
くれなかったので、あれがすべて
朝鮮人集落であったのかどうか
いまでは確認のすべもありませんが、
「焼肉ドラゴン」のセットを見た途端、
「あ、あの時の」とひらめきました。
あれらは大抵、高度成長時代の
住宅地とは似ても似付かぬ、
普通は家が建てられないような
辺鄙な場所にありました。
この作品の集落と同じように、
いつの間にか更地になって行きました。
台風の土砂で流されたのもありました。
そういう体験なんかがあったせいで、
「焼肉ドラゴン」は考えされられた
作品でした。
返信する
集落 (かしまし娘)
2016-04-25 12:57:20
cota様
いえ、なかったです。
団地っ子なもんで、周りは全て団地でした。
以前は様々な土地に根付いていたのですね!
教えて下さりありがとうございました。
返信する

コメントを投稿